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印南町役場新庁舎竣工式 4月開庁 〈2017年2月21日〉

2017年02月21日 08時30分00秒 | 記事

高台に移転し、4月1日開庁の新庁舎

日裏町長が事業協力者代表に感謝状贈呈


 印南町役場新庁舎竣工式は19日に行い、町関係者や町議、区長、事業協力者(用地提供)工事関係者ら80人が出席し、盛大に竣工を祝った。現庁舎の老朽化と近い将来起こるとされる南海トラフ巨大地震によって発生が予想される津波対策で、現庁舎東方約600メートルの海抜約30メートルにある高台に総事業費約15億6000万円を投じ、免震構造を採用した鉄筋コンクリート造り3階建ての新庁舎を建設し、新年度にあわせて4月1日に開庁する。

 竣工式で神事を執り行ったあと、式典を行い、日裏勝己町長が「念願だった新庁舎が完成し、ご協力いただいた地権者の皆さんをはじめ、多くの関係者の皆さまに心からお礼申し上げます。新庁舎が町民にとって親しみやすい町のシンボルとなることを期待しています。引き続き住民目線のまちづくりを進め、きめ細やかな住民サービスに努めるよう職員一丸となって取り組みたい」とあいさつ。
 古谷正信副町長が事業経過を報告し、日裏町長が事業協力者や設計、施工業者に感謝状を贈り、堀口晴生町議会議長が「名実ともに町民の安全、安心を守る拠点として機能を十分に発揮できるよう期待したい」と祝辞を述べた。引き続き内覧会を行い、職員の説明を聞きながら庁舎内を見学した。午後からは町民対象の見学会も行い、竣工した新庁舎をお披露目した。
 新庁舎は、町有地の通称「かえるの里」周辺の神子ノ尾団地の高台に建設。「災害に強い庁舎」をコンセプトに震度6強に耐えられる免震構造を採用した鉄筋コンクリート造り3階建て(延べ床面積は2595平方メートル)で、1階が住民福祉課、税務課、生活環境課、2階は総務課、産業課、建設課、企画政策課、町長室、副町長室、3階は議会事務局、議場、議員控え室、正副議長室。これまで備えられていなかったエレベーターや授乳室(1階)もある。
 新庁舎の隣には鉄骨造り2階建ての車庫・書庫棟(延べ床面積451平方メートル)を建設したほか、駐車場や緑地帯など4000平方メートルの敷地は大規模災害時に印南地区住民の一時避難場所として活用する。総事業費は約15億6000万円。経費節減で当初予定より約3億円節約している。新庁舎の設計は(株)岡本設計=和歌山市、坂本暁史代表=。施工は(株)淺川組=和歌山市、栗生泰廣代表=。


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