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美浜町議会正副議長選、髙野ー谷ラインですんなり 〈2017年2月15日〉

2017年02月15日 08時30分00秒 | 記事

議長選の堂々めぐり


 美浜町臨時議会は14日に開会。任期2年の申し合わせによる議長・副議長選挙を行い、新しく議長に髙野正氏(66)=4期、和田=、副議長に谷重幸氏(34)=1期、浜ノ瀬=を選んだ。ともに満票一致。髙野氏は2年ぶりの議長返り咲きとなった。

 髙野氏は平成25年2月から27年2月までの2年間、議長経験があり、今回で二度目。副議長も平成23年2月からの2年間、経験している。地震・津波対策特別委員会、文教厚生常任委員会委員長。過去には、議会広報特別委員会委員長も務めている。就任にあたり「ありがとうございます。満票をいただけるとは本当に想定外でした。最も重視したいのは委員会。特に通常の委員会を大切にやっていきたい。みなさんのご協力よろしくお願いします」とあいさつした。
 谷氏は総務産業建設常任委員会副委員長。「副議長の職を私にお預けいただき感謝します。しっかりと議長をお支えしたい。みなさまの協力をお願いします」と述べた。提案された平成28年度一般会計補正予算は、原案通り可決した。
 一般会計補正予算は、既定総額に歳入歳出それぞれ3554万5000円を追加し、総額を40億7294万8000円とするもの。歳出内訳は、漁師レストランとアメリカ村ゲストハウスの両整備事業を含む地方創生事業費3100万円、西川農業用樋門修繕工事費254万5000円、浜ノ瀬地区防火水槽改修工事費200万円。
 審議のなかで議員らは、漁師レストラン整備計画につき採算性や運営の主体・方法などを問い「もっと経費や利益の具体的な見通しを立てるべき」「西山巨章地方創生統括官に頼りすぎ町の主体性がみえない」「とにかくチャレンジしていただきたい。このままではどんどん衰退すると思われる」など意見。
 西山統括官は「子どものころのアメリカ村は、洋館がたくさんあってモダンなイメージだったが、今、このまま消えてしまうのではとの危機感を抱いている。難しいのを承知でこういうアイデアを考えた。なんとか成功させて、自分たちもやってみようと民間の人が立ち上がって、子どもが増えて三尾小学校が再び開校する。そのくらいの気持ちでやりたい」とアメリカ村再生への思いを述べ、今回地方創生拠点整備交付金を獲得できなかった洋館・野田邸を活かす事業案も、3月の同交付金追加募集で申請していく考えを示した。


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