出馬表明する日裏町長
14日に再開した印南町9月定例議会で日裏勝己町長(64)=1期目=が来年2月23日の任期満了に伴い執行される町長選に出馬を表明した。日裏町長は出馬の意志を問う玉置克彦議員の一般質問への答弁で「印南町をもっと元気にしたい」と次期町長選出馬への決意を述べた。
玉置議員は、防災対策を中心に精力的に町行政を推進していると日裏町政を評価し、各種団体や多くの自治区から出馬要請が来ている現状を上げ「残り任期も6カ月を切った中、次期町長選に出馬される気持ちはないか」と出馬の意志を聞いた。
日裏町長は、出馬要請については大変ありがたく、心強い限りです。強靱で安全・安心なまちづくりを中心にがむしゃらに、無我夢中で取り組んできた3年半だった。今後も町民の「声」をしっかり聞き、町政運営を図っていきたい-とし「目の前の仕事に全力投球する気持ちは変わらないが、印南町をもっと元気にしていきたい。地方の創生を町民みんなで実現していきたい。このような思いを強くし、次期町長選に立候補し、私の考えについて町民に信を問う覚悟を固めた」と出馬を表明した。
日裏町長は平成24年1月29日に行われた町長選で、「住民目線に立った『強靱で安全・安心なまちづくり』」のため町民と協働のまちづくりを推進したいとし(1)産業の振興(2)福祉の充実(3)防災のまちづくり(4)教育の充実(5)行財政改革-を公約の大きな柱に掲げ、現職を大差で破って初当選。
次期町長選まで半年を切った中で対抗馬の動きは現時点でないものの、選挙のしこりはまだ完全には消えておらず、日裏町長が正式に出馬表明したことで今後、前回現職で涙をのんだ前職の動向が注目だが、前職が不出馬の場合は前回前職を推したグループが擁立に向けた動きも出てくると見られ、選挙戦突入は十分考えられる。
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