Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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ボディの削り作業

2012-08-16 14:32:01 | Bluebird 1933
昨日の更新でボディが継ぎ接ぎだらけになったブルーバードをご覧になって如何思われたでしょうか?
多分ご依頼者の方にとっては心中穏やかならぬ物だったかもしれないとお察し致します。
本来なら奇麗に削ったボディを最後にお見せして昨日の更新を終わればめでたしめでたしと言う事なのですが実際の制作では丁度時間切れになってしまい不細工なハンダ付けの途中や継ぎ接ぎだらけのボディの姿で翌日を迎えなければならない事も有りまして、心中穏やかなら無いのは製作者本人も同じですね。
こんなには気になって寝苦しく寝る事が出来なかったり致します。

本日は昨日途中になったボディの削り作業を行っております。
削る途中には何も秘密事項は有りません(笑)
只々ガシガシと削るだけなんです・・・こんな単純作業ではついつい画像を撮り忘れてしまいます。大まかに削ってみました・・・


このエンジンのシリンダーヘッドを避ける為のパワーバルジは左右とも同じくらいの大きさが必要なのですがボディ側がコクピットが右側に寄っていて左側が低い左右非対称で有りますからそれに続くパワーバルジは左右が非対称になりますね。
そう、左側が低い分だけバルジが長くなってしまいます。
同じくらいの大きさのパワーバルジにすると左側が長くなってしまいますがこの膨らみ自体がエンジンのヘッドを避ける為の物と考えると左右非対称は当然なのです。
実車の画像では左右対称かあるいは非対称か判断出来るだけの物が有りませんので上記の理由から非対称でいく事に致します。
左側のバルジの後部に少しメタルを盛り付けます。


ざくっと削ってみるとこんな感じです。


ご依頼者の方を少しは安心させる事が出来たでしょうか??
私は自分のイメージを形にする事が出来たので少しは気持ちが楽になりました(笑)




少しずつ塗装を始めております

2012-08-16 13:40:25 | Heinkelキャビンクルーザー
昨日は一日仕事をして夕方から地元の町内のお祭りの役が当たっておりまして午前様でヘロヘロになって自宅に帰りました。
気が付いて朝起きたらもう7時半で夫婦共に朝寝坊をしてしまいました。
本当にクタクタだったので朝が来たのが全くわからず少々焦ってしまいました。
大急ぎで着替えて出勤の準備をしてアトリエに到着致しました。

ハインケルキャビンクルーザーは塗色が決まりましたので少しずつ塗装を始めております。
ボディカラー以外の部分から始めておりまして、まずはホイールです。
イタリアなどのいわゆるバブルカーなどはホイールをボディと共色にしていて結構お洒落なのですが、ハインケルはドイツの生まれですから質実剛健で生真面目な感じを表現するならやっぱりシルバーでしょう。


ボディも塗装をしたいのですがフロントドアのウェザーストリウップの盛り上がりが少々気になりましてここでもうちょっと削っておきます、後では出来ない作業なので慎重にバランスを考えております。


ボディの方も塗ってみました。
ツートンカラーを予定しているのですがまずは薄いカラーの方から塗っています。
このカラーは室内のカラーも兼ねる事になりますので内側の内装の無い部分も塗り忘れが無い様に気をつけなければなりません、そう言う意味では小さいけど難しいモデルと言えますね。


ボディ・・・難しいですね~!

2012-08-15 13:16:53 | Bluebird 1933
ブルーバードは排気管が出て来る部分を少し削っておきました。こんな事をしなくても場所はわかるのですが整形が仮に巧くいった場合に奇麗なボディに穴を空けるのは結構気を使いますから、今のうちに・・・・。


ボディの上側の板を取り付けました・・・。
ここからひたすら削ります。
かなり不格好に見えますが・・・巧くいきますやら・・・。

そしてMFHの1/43イーグルF-1です

2012-08-15 12:22:51 | 最近手に入れたキットのご紹介
こちらのキットも見ただけの印象で結論から書けば1作目にしてすでにタメオを超えたかもしれません。

キットの構成は1/20のキットをそのまま1/43にした様な感じですねモールドはかなり細かく入っています。まだ実際に組んでみた訳では有りませんのでこの沢山の部品がうまく収まるのかどうかはわかりませんが見た限りではかなり精度のいい作りの様に感じます。


私がインストを見た時に引かれた部分はこの部分です

排気管の集合部の固定金具でしてタコアシの部分と集合部を連結する部品までエッチングで準備されております。
このディティールは1/12でも再現しない物ですので1/43で標準パーツにこれが入っているのは脅威としか言い様が無いですね。
他にもマフラーの止めバンドとかノーズコーンのファスナー下に平頭のピンを使った止め金具とかなかなか意欲的な構成になっています。




うまく組み立てられたら凄く良いモデルになりそうですが・・・。
次のキットをおおいに期待させる物ですね


ミネルバ43フェラーリ250TR57入荷致しました

2012-08-15 11:53:22 | 最近手に入れたキットのご紹介
この所の1/43メタルキットのフィーバー(ちょっと古い表現ですね)ぶりは少し前の時代を思い起こさせますが当店にも少し遅ればせながらミネルバ43フェラーリ250TR57(LHD)が入荷致しました。

ならばなぜ新入荷商品の方にアップしなかったのかと言うと発売までに予約分でほぼ完売状態だったからなんです。
もう売るキットは無いのです・・・・。
ではなぜこのキットがこんなに人気があるのか・・・・ですが。

細かなキットの説明は他のブロガーの皆さんが既に書かれていますのでここではキットの中身に付いては細かな説明は書きません。

ここでは今まで唯一のメタルキット(良いキットという意味で)であるフェニックスのキットと比較してみたいと思います。
フェニックスのキットは一時期海外オークションでも国内のオークションでもかなりの高値がついておりましてなかなかおいそれと入札出来る様な物では無かったと思います。
そしてこのキットの前にRHDの250TRが発売された時にも比較したのですがあのキットはフェニックスの250TRをRHDに直したものでシャーシに至っては文字こそ入らないのですがフェニックスそのものという印象でした。

そして結論を先に言えば『フェニックスのキットそのもの』と言う事ですね。
まずボディを比較しますがエキゾーストの出口やドライバー足元のエアアウトレットの形状は変えてある印象ですがボディの細かなディティールはほとんど同じです。
ちなみに上側がフェニックス、下側がミネルバ43


シャーシの上側の部分も全く同じ・・・右側一式がフェニックス、左側がミネルバ43


勿論シャーシ裏に文字は無しです。


このキットの一番の売りは6バージョンのデカールが付いている事でしょうね。
このキット1個でどのバージョンでも作る事が可能になりますね。


ボディをこのようにして比較した時にちょっと気が付いた事があります。
長さがちょっと違います。


さらに方眼紙の上で撮影すると・・・


これは想像ですが、このキットはフェニックスの原型から直接作られた物じゃなくてキットのボディを少し手直しして作られた物なのかもしれませんね。
だから少し収縮して小さくなったと考えられるのです。
もしもそうなら長さだけじゃなくて幅も少し狭くなっているかもしれませんね、寸法が長い全長の方が収縮が目立ち易いのでは無いかとおもいます。
これが良いのか良く無いのかは個人の判断にお任せ致しますが・・・取り敢えずこの人気の車種のキットが簡単に手に入る事は有り難いですね。