Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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今日の更新は力入ってます!!

2012-08-30 18:33:09 | Wolf-Ford WR5 1978
一昨日の更新を覚えていらっしゃるでしょうか?
私のブログにしては余りにも不甲斐無い内容で自分自身であきれかえっております。
昨日は気分直しの休日だったのですがアトリエで仕事をしていました。
本来ならアバルトに乗って少しドライブして気晴らしをしたら制作を開始しようと思っていましたが、こんなたまの休日に限って外は雨・・・。
Sタイヤを履いてネガティブキャンバーが付いているアバルトではドライブも出来ません。

そんな悶々とした気分で制作をしても進む訳も無い・・・我ながら呆れてしまいました。

本日の山陰は心機一転晴れ渡っておりまして昨日雨が降りましたので水やりの必要も有りませんし集中して制作が出来ました。
ブログをご覧の方はいつも凄い物を作っているのだろうと思っておられるかもしれませんが・・・
たまにはこんな物も持ち込まれて来ます。

何かの本のおまけとして付いて来たミニカーでノレブというメーカーのダイキャストミニカーです。
サイドウインドの枠のメッキ部分がガサガサしているのが気に入らない様でして修理を承りました。

元はおまけかもしれませんが、持ち主の方にしたら立派なお宝ですから丁寧に分解してサッシを磨きます。
メッキは無理ですからメッキ調の塗装で修復しておきます。


さてさて本日の本題はここからですよ、一昨日の更新が余りにも情けない物でしたから本日はカッチリと行ないます。
昨日もこの部分でかなり考えていましたからね~。

まずカウルを後ろに少し下げる事になりましたから隙間が空きますので真鍮線の0.5mmを使って隙間を埋めますが左右の直線を崩したくないので1本の線を使い最後に中央を切り飛ばします。


表側もハンダを流しておき真鍮線とボディのメタルの間を埋めておきます。
また、ファンネルが覗く長穴を前側に延ばす為にその前の半月状の大きな穴の縁に0.5mmの真鍮線をハンダ付けして僅かでは有りますが前側に移動させます。


削って面を仕上げます。
・・・・しかしこの工作は後に無駄になってしまいました(笑)


コクピットのカウルを後ろに0.7mm程ずらすのですがそのままでは前部がその分短くなってしまいます。
よって延ばす部分を考えなければなりません、どうせなら何か加工をしなければならない部分で一緒に延ばすのが良いですよね、実はここで延ばそうと思います。
Wolf WR-5では
コクピットの前面にオイルクーラーが付いていますがその熱気を排出する穴がキットには存在してないのです。
実車ではコクピット前側の両サイドにスリット状に穴が開いていてそこから熱を排出する様になっていますのでこの部分を一度切り取って加工をいたします。
カットするのはいつもの様にアレックさんの鋸で・・・。


切った部分はこんな感じです。


一度切り離した理由は排出口の後ろ側が斜めになっていて熱気を出しやすい形状になっているのですが穴を開けただけではその形状を加工し難いので先にカットしてオイルクーラーの取り付け部に合わせて削って整えておきます。
ボディをカットしたのは内側のオイルクーラーの位置を見ながら合わせられるから楽なんですね。


今度は先程カットした前側の部分を加工します。
排出口の前側になるのですがその部分は板厚が薄くなっていますのでこの部分をそのまま薄くするのは強度用問題が有りますねスペース的に無いので真鍮板をハンダ付けするのはなかなか難しいですが・・・強度上はやはりこの加工をせざるを得ないでしょう。


吹き出し口の加工はまだしていないのですが角度とか確認をしたいのでか切った部品をコクピット部分に合わせて見ました・・・こんな感じかな!?


吹き出し口をカットしてみましたラインが平行になっていないのは上側の擦り合わせをまだしていないからですね。


カウルをメタルでつないでみました、溶けが良く無いのは容量的に小さい為にコテの温度を上げていなかったからですがこの後本付けでは温度を上げてきちんと溶かしました。


削って仕上げれば・・・マアマアでしょ!?