Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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エンジンの固定など

2012-08-18 22:56:33 | Wolf-Ford WR5 1978
この所少し放置気味のWR-5ですが・・・。
本当はお盆の休みにご依頼者のO様が当アトリエにいらっしゃったのでもっと頑張らないといけません(笑)
O様遠い所をようこそいらっしゃいました、時間が過ぎるのが大変早く感じましたね。
ありがとうございました。

まあただやみくもに放置してあった訳では無く全体のバランスを考えたりドナーにしたFW-06のパーツで他に何が使えるのか考えたりしなければせっかくのパーツが無駄になってしまいますからね。
当時のウイングカーの場合はエンジンはシャーシの後ろ側に直接取り付けられていてサスペンションはミッションに取り付けられております、よってエンジンとシャーシは強度が十分に取り付けられていないと車高をきちんと出す事は出来ません。
まずはこの部分を作り直してみます。
エンジンをシャーシに取り付ける為のステーを作ってみました。
この方法はF-1モデリングの作例を作っておられるカミムラさんがロータス49を制作された時に同じ方法を取っていらっしゃったのを覚えていた物です。
この部分の強度や精度はきちんと決めておくに限ります。


1.0mmの真鍮板で作ったステーはこんな感じでシャーシに取り付けます。


ハンダ付けをするとこんな感じになります。
このディスウェイアップのメタルは低温ハンダに近い感じですね・・・すぐに溶けて付け難いですね~。


ここでちょっと困った事が・・・シャーシの裏側が2箇所程ヒケておりまして少々削ったくらいではどうにもならない様子。
裏なので見て見ぬフリをしても良いのか・・・・いやいやこの際直しておきましょう、今ならかんたんに直せます(笑)


盛って削ればこの通り・・・



パネルの分割を考えます

2012-08-18 22:38:07 | Bluebird 1933
本日は更新がかなり遅くなってしまいましてご迷惑をおかけしております。
製作は午後から普通通り進めておりますが夕方からの祭りの後片付けが時間がかかってしまいまして・・・。

本日はブルーバードのスジ彫りを掘りたいのですが、何しろ決定的な資料が無いのです。
画像は当時の物が有りますが、なにしろ当時の感度の良く無いフィルムの写真ですからパネルの分割までは映っていない部分も多いのです。
理屈で考えればネイピアエンジンの時とそう違いは無いのですがエンジン部分だけは全く違う様です。
ネイピアエンジンの排気管は出る部分が違いますので当然ながらパネル分割は変わって来る筈なのです。
特に排気管の部分は排気管の脱着にかかわらずにパネルが脱着出来る様になっている筈・・・。

資料写真をよく見ると排気管の上側に同じ長さでヒンジの様なディティールが見えておりますのでこの部分の上か下の部分が簡単に点検出来る様になっていると思われます。
まあそれは置いておいてもどこでパネルを切るかは難しいですね。
まずはエンジンルームの後ろ側は上下方向に分割線を作りましょう。


今度はボディに軽くニードルで書いてみましょう。


想像出来るパネル分割を軽く描いてみました(笑)


ヒンジ部分は実際に折り曲げをするとパネルのラインが合わなくなりますから、ヒンジを付けはしますが折り曲げをせずに一体で脱着出来る様にしておくつもりです。
ヒンジラインのケガキ線を入れる為に定盤を出すところでは有りますがボディの大きさがちょっと大きい為に定盤に納まらないですね~仕方が無いからアトリエのショーケースのガラスの上でトースカンを使ってラインを入れます。