Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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タイヤのサイズ検証/加工とハードトップの検証です・・・と詐欺が来た!(笑)

2021-02-05 21:22:40 | Wさんの1/18 AMG560SEC
当店の中庭にツルが飛来しました・・・(笑)
と言う書き出しで・・・あ〜凄いと思った人は騙されています・・・「鶴」じゃなくて「詐欺」・・・いやいや「鷺」です
遠くで見る姿は似ているんですが、目つきがね〜
どう見ても狩人なんですよね〜(笑)
この後ゆっくりと庭の脇の側溝に小魚を獲りに向かいました。


本日の山陰も大変天気が良かったですね。
週末から日曜日にかけて曇りの予報が出ていますが雨や雪が降る事は無さそうな感じですね。
先日施肥したタマネギが少し大きくなった様な気がするのは私だけでしょうか?
20日頃にはもう一度施肥する予定なんです。
そう言えば・・・昨年の今日は鎌倉に出掛けていました。
友人の奥様が亡くなられたので葬儀に行って来たのですよね。
もう一年か〜
時間はすぐに過ぎてしまうけど悲しい記憶は忘れられませんね。

アベさんが一段落したのでメルセデスに戻りました。
本当はアルピナの完成をご報告したかったですが
ウレタンクリアーの硬化が今一歩だったので少し待つことにしました。

と言う事でメルセデスですタイヤ/ホイールが使えないんですよね〜
それでも仕方が無いので有る物から作り直す事にしました。

一番良く無いのはタイヤですね〜
模型的には海苔巻きの様なタイヤは格好が良いかもしれませんがこんなタイヤでは走れませんし今回の様に実車が有るモデルの場合は雰囲気が違い過ぎて使い物にならないのです。
560SELは235/45ZR17のタイヤなので1/18スケールですと外径が35〜36mm前後でホイール径は24mm程になります。
こんな場合は略図を書きますと理解しやすいですよね。
タイヤのハイトは5.8mm程という事になります。
付いているタイヤは外径が3.6mmとまずまず良い寸法なのですが、ハイトが3.4mmしか無いのでABS樹脂でスペーサーを作ってタイヤ全体をシリコンで型取りしてレジンで作る事に致しました。
つまりトレッドパターンはそのままにレジンに素材を替えてタイヤを作るという作戦です。

こちらが500SECに付けられていたタイヤです
タイヤのハイトは3.4mm・・・実際にこんなタイヤが有ったとしたら空気が入っているんだろうか・・・(笑)
何だかフォークリフトのタイヤを想像してしまうのは私だけでしょうか??

ABS樹脂の丸棒を削ってスペーサーを作りましょう。
このタイヤには内側の中央に溝が切られていまして・・・その部分を空洞にしますとシリコンゴムで方取りする場合に真空にするのですがタイヤのトレッド面が凹んでしまう恐れが有りますからこの部分にもABS樹脂が当たる様な形状にしておく必要が有ります。
その分ちょっと面倒なんですね〜。

内側ですが・・・
ホイールの外径が24mmなので23.5mm程にしておきます
最終的にレジンのタイヤが出来てから寸法を合わせる様に旋盤で削る予定ですね。
この穴が大きくなりますともう修正が効かないので削り代を考えています。

タイヤにスペーサーを填めてみました。
タイヤのサイドの面(サイドウォールというのかな)も形状を修正したいので少し幅を持たせています。

スペーサーを入れたタイヤ(左)とそのままのタイヤ(右)・・・
これだけ雰囲気が違います
まあタイヤが薄い方が格好が良いのは理解出来ますが・・・

次はハードトップの加工です。
6.0SLはパノラマルーフ付きの仕様なので少し考えなければなりません
お客様も当然パノラマルーフでの再現を希望していらっしゃいますからね。
このミニカーにはさすがにメルセデスの依頼で作ったのかハードトップとソフトトップが付属しています。
その中のハードトップを出してみました・・・
ボディと同色出ぬって有りましてパノラマルーフでは無く普通のハードトップです。
でも裏を見ますとクリアーのプラスチック部品に塗装がして有るだけの様にも見えます。

もしかして・・・このシルバーとクリアーが綺麗に剥がせればこのまま加工してパノラマフーフにする事が出来るかも・・・と
クレオスのシンナーで拭いてみました
と言うのもプラスチックの部品ですと実車用のラッカーで塗ればプラスチックが溶けてしまいますので恐らくはプラスチック用の塗料で塗ってあるのでは無いだろうか・・・と言う疑問が出て来たんですね。
塗ってから随分時間が経過しているのかかなり硬くて10分程擦っていましたが剥げません。
諦めた頃に・・・シンナーを付けた布が少し黒っぽくなったかと思いますと・・・
屋根のシルバーが剥げて透明になってきました。
剥げた部分は綺麗な透明のプラスチックでした。
実車用の強いラッカーで塗ってあったら多分白く変色していると思われますが・・・それもなく良好な状態でした。

そしてほとんどの部分のシルバーを綺麗に剥がす事に成功しまして・・・
これならこのハードトップをそのまま加工してパノラマルーフに出来そうですね〜。

もう少し際の部分まで剥がします・・・
実車の写真で見る限り際の部分まで綺麗に剥がさないと使えそうに無いみたいなんですよね・・・

もうちょっとですね・・・
本来のウインドウの部分を汚さない様に気をつけなければなりません
最後の仕上げで目の細かなコンパウンドをかけておきました。
あまり強くコンパウンドをかけますと透明な樹脂は疲労してクラックが入る可能性が有りますからそこは程々にしましょう。

塗装がう無く剥げなかったら屋根の部分を切り取って塩ビ板をバキュームして嵌め込まないといけなかったのですが・・・何とか目処がつきました。
あ〜良かった・・・と胸をなで下ろしたのでした(笑)

次はホイールの方の準備ですね
24mmも有るアルミの丸棒の在庫を持っていなかったので早速注文です。
素材が到着したら再開致します。