Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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フロントウイング完成しました

2019-10-20 21:04:25 | Ferrari 312T Monaco GP No.1
本日は天気が良くなって秋晴れ、そして降水確率が0%という予報でしたが・・・
朝起床した時には昨夜の雨が残っていたのかまだ雨が降っていました。
それも結構な勢いでして・・・あれ?雨の音がするな〜これは夢を見ているのか??と思って目が覚めてしまいました。
出勤してからも畑に居ますと雨がパラパラ落ちてきます・・・全然降水確率が違いますね。

秋晴れどころか曇り時々雨の天気でしたね〜
なんかスッキリしないな〜。

でも夕日は綺麗でしたね〜
空が真っ赤でしたよ!!


さて先日ピンバイスが寿命を迎えた件を書きましたが本日は注文していたピンバイスが来ました。
もう寿命を迎えそうな物が何本か有りましたので3本注文しておきました。
今日は厨房のK子さんがお休みなので隣町まで買いに行く時間が無かったのです・・・こう言う場合に通販は便利が良いですね。

早速サイズを刻印しておきます
刻印しておきますと間違えてキリを付けない限りサイズの間違えが無くて良いですね・・・
本当はピンバイスを立てておくスタンドも欲しいのだけど・・・どこかに良い物が無いかな〜!?

今日はフロントウイングの加工からでしたね
矢坊主の太い物にマスキングテープで固定しておきまして、矢坊主の反対側には少し硬めのラバーブロックをセットします。
バイスのつかむ部分を使って簡易プレスして曲げ様という試みなんです
矢坊主の丸い部分でアルミ板を押してラバーブロックは適当に矢坊主とアルミ板からの力を受け流してくれますので簡易プレスになるのかなと・・・
アルミ板を矢坊主にテーピングしているのはズレますとプレスが斜めになってしまうのを防止する為です。

こんな風にグイグイと締め上げてゆきますと・・・理論上はウイングが完成する予定です

バイスから外しますとこんな感じですね・・・
一見した所では曲がっていない様な気もしますが・・・あれ!?失敗か??
と思って外してみますとこれが大成功ですね。
確かにペンチで挟んで曲げても曲がる事は曲がりますが均等に傷を付けない様に曲げるというのはなかなか至難の業です。
しかも板厚が1.0mmも有りますしその割には部品自体が小さいのです。
大きな物なら1.0mmの板厚でも素材がアルミですから曲げる事は難しい事では無いでしょう、小さな物を曲げるというのはなかなか難しいです。

仮組してみました
大きさはキットの物と全く同じです
まずまず良さそうなのでこのまま進めましょう。

フロントウイングには小さな翼端板が付いています
この部品はキットにアルミの部品として付属しているのですが・・・

ちょっと形状が変かな・・・
上下の寸法が少し大きい・・・ですね。

仕方が無いのでリベットの表現の無い方を2枚を貼り合わせておきます、そして削ってみましょう
少しスリムにする感じですかね。

そして翼端板を仮組です
手を入れた所はやはり仮組してみないとよろしく有りませんからね。

フロントウイングとステーそしてフロントホイールの位置関係はこんな感じです
ウイングは立て気味(ダウンフォースが欲しいので)でもフロントホイールのナット辺りの高さになります。
バランスは良さそうですね

すっかり忘れていたロールバーの前側のステーです
位置関係が微妙ですね
アッパーカウルとの関係もありますしね・・・干渉しまくりました・・・。

ここでちょっと補修しておきましょう
アッパーカウルの後側ですが薄くなり過ぎていまして強度が無いので真鍮線を植え込んで強度アップを図りましょう。
仕上がりには余り関係しないけどやっておく方が良いかな〜。

次はリアウイングです
こちらも難問ですね〜
こちらがキットのリアウイングです
原型師の方大変申し訳ありませんまたイチャモンをつけてしまいます、お許しを・・・。
国内に原型を作った方がいらっしゃるとどうもやりにくいですね・・・もしかしたらご覧位なっているかも知れないから・・・悪気はないのですけどね。
仕事なんでお許しを・・・・
どこが問題なのかと言いますと
ウイングの下面ですね
中央部分が上がっているじゃないですか・・・実車はこうなっていないのです。

実車はこんな感じ・・・
どちらかといえば両サイドが上がっていますね、ということは中央の下側は下がっているということでしょうね。
まあこの写真で見る限りそうなんていますよね

そしてこれがリアウイングを正面から見たところです
上の縁も水平ですし下は多少中央が下がってはいますがまあほんの少しかも知れませんのでほぼ直線と言っても良いでしょう。
同じ車ではないので100%ではないですけどね。

水平にする為に上側中央に糸鋸で切り込みをいてれて曲げてみましょう
カッチリと曲げる為には切り込みが必要なんですね

しかしながら・・・
この方法ではリアウイングの跳ね上がった部分の中央が下がってしまいます・・・

ざっくり削って整えましたが・・・

下側になる部分にアルミ板を貼ってみましたが・・・

上の面にもアルミ板を貼ってみましたが・・・


どうもこの方法ではうまくゆかないのです・・・
メイクアップ の担当者のメンツをつぶしてもならないので・・・(笑)
明日は別の方法でトライしてみましょう、もっと良いものを作りますよ!!