Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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リアウイングステーも完成

2019-10-22 19:58:02 | Ferrari 312T Monaco GP No.1
本日の山陰はとても良い天気になりました。
この天気なので屋根に上がって薪ストーブの煙突掃除をしました。
少し前から家内に言われていましたが台風が来たり天気が良く無かったりしましたので遅くなっちゃいましたね。
まあ実際にストーブを焚き始めるのは11月後半くらいからかな・・・
屋根の上に上がりますと・・・気持ちが良いですね〜!!
遠くまで見渡す事が出来まして・・・
毎年何度か屋根の上には上がるのですが今まで余り気にしてなかったな〜能義平野が見えますね〜!
普通は見えないのですけどね屋根の上に上がりますと遠くまで良く見えるのです。
風も気温も丁度良い具合です。
如何にも秋ですね〜!!

今日はこんな物が届きました。
先日カウルスタンドを作った時に洋白の角線を探しましたがなかなか思う様なサイズの物が無くて
やっと見つけた物を使って作りました、必要な分だけ長さが有って良かったです・・・
と言う事で数日前に鉄道模型関係のお店に注文しておきました。
Amazonとかで探しますと某模型屋さんの物がヒットしますけどそれは結構高いし中に入っている量は同じなので私の場合は「KS」と言うメーカーの物を買います。
某模型屋さんのですと1.0X1.0の角線で長さが24〜25cmの物が3本入って420円(税別)なのですがKSですと同じサイズ/量で税別250円なんですね。
どちらが良いかは皆さんの判断なんですけどね。
品質はどちらも変わらない様な気がします・・・。
なので在庫の有るサイズの物を有る程度まとめて買っておくのもいつもの事です。
無いと作れないのですからね、買う時には買っておきます。
これもまた制作の時間を短縮する為の方法ですよね・・・材料が無くて来るまで作れませんじゃあお話しになりません。

さて本日はリアウイングのステーからですね
部品はホワイトメタル製で取り付けのダボが有るのですがキャストが良く無かったらしくて少々歪です。
ここは削り取ってピンを植え替えておきます
但しこのピンを植える部分が細くて薄いのです、神経質な作業を強いられますのでなるべく部品の保持が楽になる様にしておきましょう。
真鍮のピンは下の木片に穴を開けておいて差し込んで固定します。
ウイングのステーの方はピント同サイズの穴を開けておきまして差し込んで固定します。
この体制ですと両手が自由になりますからハンダ付けに集中出来ると思います。
ハンダ付けの場合その部品の保持が楽かどうかでミスが少なくなるんじゃないかと思います。

ハンダ付けをしました
最小限は部品を溶かす事になりますが・・・これくらいなら削って修正するのも難しくはないでしょう。

ピンを付け直しましたのでこれでリアウイングステーが取付けられます。
なかなか格好が良いじゃないかと・・・
312Tのこのリアウイングステーは独特の形状ですね、ボディが赤でここが白いからいっそう引き立つのではないかと思っています。

次はバッテリーですね
バッテリーは大体の車に備えられていますがそれはF-1マシンも例外では有りません。
この時代の物には見える部分に付けられていますので作り甲斐も有りますよね
キットではこんな風に作れと指示が有ります・・・
一応指示に従って作ってみましたが・・・どうもヘソ曲がりな私は納得がゆきませんでした。
このキットが作られた1989年はどうかわかりませんが・・・今や情報は山ほど有りますからね。
せっかく作るので2019年の情報で作らせて頂きましょう・・・

キットの部品はこんな感じです・・・
ホワイトメタルのバッテリーをエッチングで四角く囲う感じです。
でもこの四角は一体なに?
落ちない様に囲ってあるのかな??

1975年の実車はこんな風になっています
四角い皿が取付けてあってその上にバッテリーが乗りますが両サイドをスプリングマウントされたバッテリーの押さえが付いているみたいですね。
まあこれなら車から落下する事も無いでしょう。
スプリングマウントとかは後ろから見た場合には見せ場になる部分なので・・・このままではちょっと残念な気がします。
キットの素組ではお客様も納得されないと思いますので・・・ここはサービス精神で作り替えを致します

四角な囲いを使って床を作ります
洋白板の0.2mmをハンダ付けするだけですね。

上側を切り取って四角な皿にしてみました
その皿にバッテリーを入れます・・・
こうしますとまた別の問題が見えてきますね〜
何が問題なのかと言いますとバッテリーの高さが低いのです。
この時代にはまだバッテリーの小型化が十分では無かったと思います、大きくて重い物を使用していたのでしょうね。

バッテリーはもう少し考えましょう
もう私の頭の中には別のプランが出来ていますので・・・最終組立て時にはそちらの方法をとる事にします
リアウイングのステーの内側にオイルクーラーが付けられています
キットでもわざわざこの部分にオイルクーラーの部品を取付ける様になっています・・・
良く見て頂きますとウイングステーの側面に凹が2つ有りますね
これはオイルクーラーのホースを取付ける為の穴の位置を示す物です。
オイルクーラーのオイルの出入り口はクーラー本体の両端に有ります、上側は丁度良い位置に凹みが有りますが下側は大きく場所が違っておりますね。
こんな事は実車を知っていたら間違う筈は無い部分なんですが・・・?何か都合が有ったのかもしれませんが僕は余り賢くないので・・・実車通りじゃないと気が済まないのです、イチャモン付けて申し訳有りません。
下の凹みは埋めて位置を変更して付けたいと思います。
この部分も上の実車画像を見て頂くと上下とも少しずれは有りますが大体オイルクーラーの上下の部分に付いています。

取り敢えずバッテリーは所定の位置に収めておきます
後日最終組立て時に考えますのでしばらくお待ち下さい。

一応ウイングを取付けて角度を調整するパーツを付けてみました・・・
この後気が付きましたが・・・
このパーツは前後が逆に付けられています
と言うのもリアウイングが立ち過ぎるので実車の画像を確認したら角度調整用のパーツは前側の方が上下寸法が大きく作られていますね。
インストを見たらしっかりそう書かれていました・・・これは一本取られちゃいました(笑)

リアウイングの取付けは先程間違えていたステーをリアウイングの下側の有る溝に差し込んで接着する事になっていますが・・・ウイングを作り直していますのでそんな溝は無いのです。
なのでピンを埋め込んで接着する事に致します。
ピンは0.8mmの真鍮線ですね

しかも・・・実車の写真を見ますと角度調整用のエッチングパーツは本来ウイングの方に付けられていますしそのパーツが付いている部分はアルミ板が一枚余分に貼付けられていまして補強になっております。
なので表現としてエッチング板を本来の向きに直してウイングステーに仮留めしておきまして補強のパネルをハンダ付けします

余分なハンダを削り落としましてウイングを止める為のピンを通す様にしておきました。
さすがにこの部分のリベットは数も多くて汚らしくなるでしょうから省略ですね。

ピンを使ってリアウイングをステーの上に固定してみました・・・
と言っても接着はしていません仮組を解く場合にアセトンに浸けますがアセトンは空気中の水分を吸っていますのでアルミを腐食させるのです。
せっかく綺麗にしていますのでなるべく酸化させない様にします。
何でもかんでも瞬間接着剤で仮組する訳では有りません・・・アルミやレジンの部分はクリアーボンドにしているんです・・・その部分はアセトンを使わなくても良いでしょ!?

翼端板も仮組をします
リベットが付けられていますのでここはこれを使いたいのですが・・・ほんの少し作った物と形状が合わないのです
ズレていますと裏側から見た場合にリベットの凹みが見えてしまいます・・・
デカールも有るので平らな方が良いのですがせっかくメイクアップさんがアルミ板をプレスして作って頂いていますので・・・これを使わない訳にはゆきません
裏側のリベットの凹みをパテ埋めしてやれば凹みが見えなくなります・・・この方法でゆきましょう!!

リアウイングの方も翼端板を付けて仮組しました・・・もちろんこれもクリアーボンドです。


リアウイングにはフラップも付いている様なのですがタメオもこのキットも再現してないので明日はその部分を何とかしてみたいですね〜