Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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デカールを作って貼る

2017-06-05 22:16:12 | OM Superba 1927
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今日の山陰も天気が良くて涼しい風が吹いていました。
こんな日は畑の作業を進めておかなければなりません
本日はタマネギを抜いた後を耕さなければなりませんでした。
まず最初にしたのは軽トラックで堆肥を買いに行く事でした・・・近くの肥育場まで火力乾燥をした堆肥を買いにゆきます。
それを畑の上に広げまして耕運機で耕しました・・・と文章で書けば2〜4行で終わってしまいますが、実際には午前中くらいは平気でかかってしまいます。
その後に30個ほど残っていたオクラの苗を植えておきました。
明日はガーデンの芝をからなければなりませんね・・・

さて仕事を始めましょう
本日はデカールからです
デカールは昨日終わったのでは?と思われるかもしれませんが肝心のカーナンバーがまだだったのです。
キットのデカールは片側だけですがバラバラになってしまったので、カーナンバーの部分は自分で作らなければなりません
スキャンしたデータを出してきました。
良く見ますとカーナンバーが曲がっていますね・・・
これはボンネットの曲がった部分にデカールを貼るためにわざわざ曲げてあるのです。
こうやって曲がった面に対して加工がしてあれば左右同じように貼ることができますね・・・

実車はこんな感じです
実車はこんな加工がしてないのです
14の1の方は下側が広く開いています。4の方は下側がそんなに開いていない所を見ますと大きさの調整をせずに描いたのではないかと思われます。
ここで描いたと言いますのは当時はカッティングシートは無いですから看板屋さんが文字を書いたのでしょうけれど・・・調整なしに同じように描いたのでしょう・・・これもまた時代でしょう。
日本の職人なら間配りや大きさを微妙に調整して描いたのだと思いますが・・・イタリア人はそうでも無いのかもしれませんね。

反対側は?
と思いまして観察して見ますとこちらは右側ほど不自然には見えないのですが4の文字の下側が少し詰まっている感じですね・・・。

文字はキットのデカールを参考にしてデータを作って見ました
キットのデカールも実車の写真を参考にして作ったのか字体は良く似たものを使っていますね、曲がった部分は無視して作っています。


完成したデータはこれです上側の文字はぴったりだろうという大きさです、下側は3%小さくしたものですね。
万が一の時の為に少し小さなものも作っておきます。

印刷して見ました・・・
ちょっとしたミスで髪が斜めに入ってしまいまして一部分が印刷されていませんが・・・

ついでにラジエターグリルに付くOMのエンブレムも作ってみました

乾燥機で乾燥させた後
周りを削って整えております
デカールの周りにわずかにアルミ板が見えるように削っています

切り取って削ってクリアーをかけてみました
少し厚めに塗っております

他にもボディカラーの上にセミグロスクリアーを塗ってセミグロスの仕上げにいたしました
これは時代を考えますとピカピカの塗装は無理な時代だったのでセミグロスで仕上げた次第です、もちろんこれをする前にはお客様に確認済みですね。

ワイヤーホイールはボディカラーの上にそのままセミグロスクリアーを塗っております
これはスポークがクリアーで太ってしまうのを防ぐ為のお客様のご希望ですね。

セミグロスクリアーを塗ったシャーシですがここにきてまたマスキングをしています
ここはコクピットの床になりますね
この後少し研いで平滑にしておいてから塗装に入ります

シャーシのコクピット部分には少しグレーを入れたフラットブラックを塗っておきました
ここの塗装は何色なのか良くわからないのですが・・・ここがボディカラーですとメリハリがつかない感じがしましたのでフラットブラック系で塗っております

ボディの方はデカールの水分が完全に飛びましたのでウレタンクリアーを塗っています
何度かに分けて塗りますがこれは塗料の偏りがないようにしておく為ですね。


明日からは少しずつ組み立てに入ります。