Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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ステアリングシャフトの制作

2017-06-17 21:44:42 | OM Superba 1927
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今日も山陰は大変良い天気でした。
こんなときは仕事にいそしむのが私の日常なんですが・・・(笑)
今日は大変忙しかったのです。
と言うのも明日は町内会の公園の掃除当番ですが私は仕事の為に参加出来ません、代わって母が参加なのですが・・・町内会と言っても年寄りが多くまた掃除の大部分は子供が遊ばなくなった為に雑草が生えまくっていますので草取りになってしまいます。
暑い中町内会の年寄りに(いや大先輩方に・・・)草取りをさせるのもなんだかな〜と言う事で午前中は私が草刈りに出掛けてきました。
1時間半程で全ての草を刈っておきました。
まあ当町内で草刈り機を持っているのは私くらいな物なので・・・私の出番ですね。

お昼頃に自宅に戻ってシャワーをして再び出勤・・・お昼過ぎには次男が戻ってきますので迎えに行こうと思ったら長女が近くに居るから・・・と代わってくれました!(ラッキー!!)

夕方は昨日のブログにも書きましたが隣りのおじさんから声がかかった黒豆の苗を頂いて植えておきました。
今回の殺し文句は・・・
「黒豆の枝豆でビールを飲むと・・・最高だよ」っておじさんが言っていたのです。
この一言でやられてしまいました〜!
夕方汗をかきながらせっせと黒豆の苗を植えていた私がいました・・・!

間の時間でキッチリと仕事を進めておきましょう
まずは旋盤でこんな物を挽いております。
中央には0.8mmの穴が開いていまして中央付近にはわずかに太い部分が有ります・・・これはなんでしょう?


実はこれってステアリングシャフトを支えているステアリングコラムなんですね
この部分に0.8mmの洋白線を差し込んでハンダ付けします。

穴の部分に0.5mmの洋白線を差し込んでハンダ付けしてから曲げます・・・
実はOMはこの0.5mmの線でステアリングをダッシュパネルに固定しているのです。
それがまた非常に美しい形になっています。

位置関係を確認致します・・・
ダッシュパネルには元々0.5mmの穴が開けてあったのでそこに差し込んでステアリングシャフトを固定してみます如何でしょうか?
コラムの部品の中央に穴が開けてなかったのを見逃した方も有ったかもしれませんね、本日最初の写真をご覧下さい僅かにずれていますよね。
実は少しでもステアリングコラムをドライバー側に出っ張らせたく無かったので穴をずらしてあったのです。

次は洋白の板を三角形に切った物の中央に0.5mmの穴を空けます。
ステアリング関係の部品を全てバフ掛けしてピカピカにします、そして組立て・・・なかなかお洒落ですね。

車体に取り付けますとこんな感じになります
皆さん本日のタイトルは「ステアリングシャフトの制作」と書いていますが
少し不思議に思われたかもしれませんね
普通はステアリングシャフトと言いますと真鍮線か洋白線一本で良いのに何を制作と書かなければならないのか・・・
実はこんなに複雑な物なのです。
実際には実車の写真かよくわからないのですが・・・これしか資料がないので出来るだけ近づけたいですね。

次はサイドブレーキです
昨日の上から5番目の写真でダッシュボードの画像がありますがその写真に写っています
洋白線で部品を作って見ました

残念ながらこのサイドブレーキの下側の写真はないのでどこについているのかわかりませんからフロアーに穴が空いているのかそれともこの様にセンタートンネルの横についているのかどちらかと思うのです。

ボディをシャーシに被せますとサイドブレーキの位置はシフトレバーとステアリングの間になります
多分手前に引けばサイドブレーキが効くはずですよ。

そしてステアリングを取り付けました
OMの場合・・・というかクラシックカーはパワーステアリングなどという便利なものはないのでステアリングの滑り止めとして綿の紐を巻いているものが多いのですが
唯一の写真を見ますとこの車は付いていない様なのでグレーでの塗り分けはやめておきました。
最初はグレーで塗っておいて綿の紐が巻いてあり手が当たる部分を少し汚し塗装しようかと思っていたのですが・・・


明日からは畑仕事が一段落するとお思いますので潅水程度で済みそうなので制作に時間がとれそうです(笑)