Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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ボディカラーの調色Ver.1

2015-10-20 19:55:32 | Osca Dromos Zagato
今日は厨房のK子さんがお休みなのでお昼は厨房係をしなければなりません。
ず~っと前から聞いていたのでこれは助っ人の力を見せなければ・・・(笑)
午前中は近くのJA(農協ね!)で高温処理をした堆肥が半額と聞いたので買いに行っていました。
高温処理(80度)をしたものが何故良いのかと言うと例えば雑草の種が入っていてもこの処理をしてあれば芽が出てこないのです。
なのでこれからタマネギのシーズに入りますがタマネギを植えた後根元に堆肥を置きますが苗の根元に草が生え難いのです。
ただし袋に雨が入ると固まってしまいますので屋外に保管出来ないのが難点でしょうか・・・。
幸いにも当店にはガレージ兼倉庫が有りますから何とか置く事が出来ます。

お昼はかなり忙しく汗だくになって調理をしていましたら携帯に電話がかかってきまして今日は安来市文化協会の展示品の搬入との事・・・
厨房が一段落したら出かけてきました。


帰ってきますと既に夕方・・・今日も時間が無い・・・あ~あ!!

明日は休日なので普通なら少し遅くまで頑張って制作をすればなんとでもリカバーが出来るのですが・・・明日は早朝出発で奈良県までOsca Dromosに会いに行ってきますからそう遅くまで制作作業をする訳にはゆかないのです。
そして会いにゆくならやっておかなければならない事が有ります。
確かに明日車を拝見してボディカラーを見て自分なりのイメージを作る事は可能ですがボディカラーを作るのは最短も車を見た翌日になってしまいますよね~
そして調色をしてゆきますと少しずつ目が慣れてしまいまして本来の色が見えなくなってしまう物なのです。
それは写真を撮っておいても同じ事でして写真では本来の色は残せません。
そこでこんな場合効率よく仕事をする為には現在持っているイメージでカラーサンプルを作っておく事をしておかないといけません。
このカラーサンプルを目安に調色すれば近い物が出来るはずと考えています。
今回はメタリックカラーなので色相と共にメタリックの調子も考えておかなければなりません。

現在の私の中に有るイメージを作るにはこの3色の塗料を使います。

アストラルメタリックは俗に言うメタリックベースと言うべき物でしてこのまま硬化剤を入れればシルバーメタリックとして使えます。
目の粗さは1/43に使うことを考えて明るめの目の細かな物にしています。
やはり塗る対象物が小さいですからメタリック粒が粗く見えてしまいますからね~。

こちらはフレッシュブルーですがホワイトを含まないどちらかと言えばシアンに近い色相ですね。
混色する時にブルーにホワイトが入った物を使いますと少しずつ濁りが発生しますので思った様なカラーにならないのです。
メタリックも奇麗に見えませんしね~
このブルーはクレオスのカラーで言いますと昔のブルーですね、今だとシアンが近いのかな・・・。
昔のクレオスのブルーは良かったですけどね・・・今のブルーは使う範囲が狭くなってしまうので余り好きじゃないですね。

こちらがロックペイントさんのブライトレッドです。
普通のレッドよりも暗いけど透明感はかなり有りましてこれならメタリックが奇麗に出るのではないかと思います・・・。
ワインレッドを作るのならやっぱりこれでしょう・・・

いろいろ混ぜながらカラーを作ってゆきます。
基本的な感じは元々の完成品に塗ってあったカラーです。
なにやら特殊なレシピで作られたカラーらしいです。
塗られてから時間が経過していますからヤケは有ると思いますが・・・
イメージとしては不人気だった!?2代目シルビアのこのカラートヨタスターレットKP61の角目の物に設定されていたワインメタリックが近い雰囲気ではないかと思います。

ブライトレッドとシルバーの組み合わせですがこれがブライトレッドを使い限り一番明るい色の組み合わせになります。
もしこれ以上に明るければ調整用クリアーを混ぜて赤の成分を薄くします・・・メタリック粒はよく見える様になりどうかするとメタリックが荒く見える事も有ります。こちらがサンプルNo.1としておきます。

こちらが硬化剤を入れた塗料の表面ですね・・・。

そして完成品のボディカラーを見た時に少し青みがかった感じがしましたのでフレッシュブルーを入れました。
重量比は記録してありますが蓋には取り敢えず塗料の種類だけ書いておきましょう。

こちらが同様に硬化剤を入れた塗料になります、色目が少しブルーがかっているのがわかりますね。

最後にメタリックの荒さを検討する為に少しクリアーを混ぜた塗料を準備致しました。
これはあくまでも実車と比べてどうかと言う事になります、模型的には少しメタリック粒を細かくした方が良いと思いますが・・・これも見てきたいですね。

同じ様に硬化剤を入れてみましたが・・・メタリック粒が沈んでいてあまり目立たないですね・・・。
まあエアブラシを使って塗ってみないとわからないですよね・・・

だから明日はこの塗料を持って行くのでは無くプラ板に塗った物を持ってゆきます、液体の状態と塗って固まった物は色が違いますからね~、比べるなら塗った状態の物でないといけません・・・。
本日の塗料の画像は蛍光灯の下で見ていますから太陽光の下ではちょっと変化して見えるかもしれませんね、そちらの方も考えておかなければなりません。