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Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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タイヤのキャスティングと他の3台の製作

2013-12-08 21:36:37 | Ferrari250TR NART 1958
English Version

天気はマアマアですが・・・寒いですね、アトリエの中は当然暖房が入っていますから暖かいのですが作業の途中でシリコンを取りにガレージ行ったりすると寒いこと・・・。
これだけ寒いとシリコンが硬化するまで時間がかかりそうだな~。

今回は数台分のタイヤを制作しますので一度レジンのタイヤを10個程度複製して2次原型として使用します。
2次原型をつかって製品を作る時にシリコンで型を作る時やレジンで2次原型を作る時に少しずつ縮んでしまうのですが今回は少し小さい方がホイールに納まりが良いので縮みについては敢えて無視をしています。
気泡が無い物をたくさん作るにはそれなりに時間も手間もかかります(笑)
原型のトレッドパターンの継ぎ目に原型を固定する為の足をつけます。
これはタイヤの樹脂を流し込む注型口になるのです。

足をプラ板に瞬間接着剤で固定しております、瞬間接着剤ならこんな事も容易く出来ます。

次は周りに壁を作って・・・と思うでしょ?
違うんだな~
次は固定した原型にフラットクリアーを塗ります、理由は完成した2次原型も製品のタイヤも全て艶消しにしたいからこの時点で艶消しにして置く訳です。

艶消しクリアーを塗ったら周りに壁を作ります。
これでシリコンを流す準備が出来ました。
シリコンを真空注型装置を使って流しておきました、明日には硬化するでしょう。
明日は2次原型をキャスト出来るかな~!

そして残った3台の量産に入ります・・・(笑)
まずは簡単ですが治具を・・・
1号車のプロトタイプは組み立て台に固定したままでもう一つの組み立て台にスペーサーを削り出して治具を作ります。
どの様な位置関係を決めれば後で楽になるか考えながらです・・・。

残り3台分のシャーシをカット致しました。
位置さえ決まれば切るのは簡単です・・・鋸で切るだけですから。

治具に切ったシャーシを固定して、3つ目のスペーサーを組み立て台に固定します。
このスペーサーはボディをシャーシの上に被せた時にノーズの高さを決める物で後ろ側はシャーシによって決まりますのでこのスペーサーで前側を決める訳です。

下の画像はボディを被せてみた所です。
前側の位置関係はシャーシの前側のサブフレームでボディを支える事になりますからそれまではこのスペーサーでボディの位置を決めている訳ですね。

いよいよ残り3台のフレームを組み始めました。
この太いフレームをボディ内側に合わせて曲げて取付けるのがなかなか難しいのです。
余りカツカツでは塗装後にシャーシとボディが当たってしまいます少しずつのクリアランスを保ったままで・・・と言うのがちょっと難しい(笑)

1台ずつボディを被せて当たらないか確認しながら組み立ててゆきます。
当たりそうならボディの内側を少しずつ削って合わせます。