瀬戸際の暇人

今年も偶に更新します(汗)

うる星感想その2 ―TVアニメ45話~66話迄―

2007年09月10日 19時33分06秒 | 漫画&アニメ
前回、字数制限の問題により、前後のバランス悪く書いてしまったので、今回より★が付いてる話以外は、なるたけ1~3行に感想を纏めようかと。(汗)

それでは以下よりどうぞ~。



・第45話 スペースお見合い大作戦  脚本△ 演出○ 作画○ マニア度○ 総合○

…1話30分に変更したとは言え、原作は4話にも渡る長編…それ故お話は見事にダイジェスト版だった。でも新ED『心細いな』をイメージソングとして巧く使ってたり…細かい事ですが、校門前でのあたるとメガネの別れの挨拶の仕方が、如何にも男同士のそれって感じだったのが印象的でした。作画・演出共に良かっただけに、前・後編に分けて欲しかったと尚惜しく感じる。


・第46話 春らんまんピクニック大騒動! 脚本△ 演出△ 作画× マニア度△ 総合△

…原作では2本の話を1本に纏めた事で、前後の繋がりが何となく悪い。同じピクニック話だったって事で、そうしたんだろうけど…あんだけ騒動起きたのに、CM挟んで後半入った途端平和に始まるってのは、やっぱ不自然に感じちゃうのよ。作画は×付けたけど、前半の原画を担当した遊佐和重氏の絵は巧いと思う。(氏の紹介は後で…)冒頭、あたるがくるりんと回転するシーン、動きが非常にスムーズなのです。


・第47話 イヤーマッフルに御用心! 脚本△ 演出△ 作画○ マニア度△ 総合△

…話を破綻させる事無く、原作を上手く引伸ばした点が偉い。その引伸ばし方は如何にもTVアニメっぽいものなのですが。(笑)チェリー役の永井氏の演技が巧いな~。(猫に涙ながら語り掛けるトコとか)


★第48話 翔べよイモちゃん! 脚本○ 演出○ 作画△ マニア度△ 総合○

…アニメでは珍しく、あたるが格好良い。(笑)
話だけなら個人的ベスト10に…作画が宜しかったなら、ベスト3にも入れたい傑作。
作画に△付けたとは言え、前半の原画を担当した遊佐和重氏の絵は必見。
あたるが学ラン脱いで逃亡~ラムと共に追っ手を振り切る辺りや、振り切られて階段下へ脱落して行くクラスメート達等々、動かし方が実に巧い。
…にしてもアニメのあたるは何故学ランの下に赤いトレーナーを着用してるのだろう。
戦隊番組的お約束から来る主役カラーとか?
普通にワイシャツでも構わなかったと思うんだけど…。
原作には出て来ないメガネ達4人組やサクラにまで活躍の場面を作り、話を巧く膨らましておりました。
千葉氏のアドリブと思しき「カボチャァ!!!イモ~イモ~!!ニャ~オ!」に爆笑。
…アフレコ時の脚本では此処、「ホアチャァ!!!アチョ~アチョ~!!ニャ~オ!」だったと思われるんですよねぇ。(笑)


・第49話 テンちゃんの恋 脚本△ 演出△ 作画○ マニア度△ 総合△

…子供の日スペシャルって事で、ゲストは熊&金太郎。クセは有るけど、絵が綺麗。(実は後にママ4のメイン作画監督を担う遠藤裕一氏が担当していた)サクラさんの「お星様がいっぱい光ってる目」にはウケたです。(笑)テンちゃんの上だけタキシード姿が頗る可愛いv足が着かないのを見た店員さんが、踏んで自動ドアを開けてくれるシーンにほのぼのした。


★第51話 ラムちゃんの男のコ教育講座 脚本○ 演出○ 作画○ マニア度○ 総合○

…1話目で紹介した高橋資祐氏の作画が冴え渡る回。
ラムが飛ぶ時のあの「ピロロロロ……ポォ~~ン!」という独特な効果音にマッチした動きが素晴しい。
人呼んで『どうたく飛び』――『どうたく』と言うのは、氏の在籍していたスタジオ名から付けられたものだと思われ。
見せ場はラムが10年前の世界にタイムワープするシーン。
正に流れる様な美しい動きで御座います。
それとスッポン少年あたるの、ボールが弾む様な動き。
この方の描くキャラは、皆タレ目なのが可愛いんだv
お話の方もオチを上手く着けてて面白かったです。


★第52話 クチナシより愛をこめて 脚本△ 演出△ 作画○ マニア度○ 総合△

…アニメうる星の「作画の暴走」を語られる際、必ず例として挙げられる回かと。
お話はほぼ原作通りなんですがね…。
鬼星の肥料で巨大化したクチナシを持って花屋に激走するあたるのシーンが凄いの何の!!(爆笑)
4人組にチェリーを振り切りスーパーマンに警官リーゼント兄ちゃん乗ったオープンカーに空軍ジェットまで振り切り歩道橋上って下りてトンネル潜り…

――何処に在るんだよ花屋!?近所じゃないのか!?(爆笑)

さながらアニメ『キャプテン翼』のゴールの如く、地平線の向うに霞む約束の場所。
ミュ~~~~ン♪ミュミュミュミュミュミュミュミュ~~~~ン♪というBGMに乗り、地球の裏側迄突っ走る勢いのあたるを観て笑わない人はまず居ないんじゃ。
このド迫力の作画を担当したのは、噂のパースアニメーター山下将二氏。(流石)
お話全体の出来は正直普通…でも此処のシーンは必見。
ちなみに前半でチェリーが口から写真出すのはカリオストロのパロです。
これもアニメーターさんの暴走ですな。(笑)(曽我部孝と言う方が描いたものだそう)


★第53話 美少女は雨とともに 脚本○ 演出○ 作画○ マニア度△ 総合○

…ほぼ原作通り、しかし無駄な部分を巧く省いて纏めた佳作。
原作自体が傑作と評判高く、長さにしても丁度良い具合だった為、オリジナルを入れる必要性をあまし感じなかったのでしょう。
確かファンクラブの選ぶベスト10で、8位か9位辺りにノミネートされとった記憶が…。
絵が凄く綺麗…ゲストキャラ露子の父ちゃんの過去シーンとか、アメフラシと遊ぶシーンとか。
露子とあたるが別れるシーンで、露子の髪があたるの鼻の先を擽る様に離れる演出も細かいな~。
毎度の事ながら、アニメのあたるとラムは仲好し夫婦。
ちなみにアメフラシは、この後同じぴえろ作品の『クリィミーマミ』にもゲスト出演…但しザシキワラシとして。(似てない?)(笑)


・第54話 わいのツノを返してくれ! 脚本○ 演出△ 作画△ マニア度○ 総合△

…ディーン編からのチーフディレクター山崎和男氏が、この回の演出より参加。恐らく「キャラの心象風景をイメージ」して、霊柩車や戦車が街中通りドンパチする表現は、ちょっとマニアックな演出過ぎると思う。(普通の人が観たら訳解らんよ)(汗)作画に△付けてますが、西島克彦氏が描いてる始めの数分(テンVSあたる~ラン、初恋の終焉迄)は細部まで描き込んでて巧い。しかしその後(失礼ながら)急激に絵が下手になるのでビックリするかと。(笑)


★第55話 ドッキリ図書館お静かに! 脚本○ 演出○ 作画○ マニア度○ 総合○

…原作を巧く膨らましてる脚本&演出に、「作画の暴走」が相乗して完成した大傑作。
原作ではビニ本だったのが、水着ギャルグラビアに変ったのは、放送コードに引っ掛るのを恐れてだろ~な~。
けど、むしろ4人組の仕草が妙にリアルに思春期男子してて、原作以上にエロっぽく感じられたり。(笑)

そろそろ字数制限が恐いので短く…。(汗)

クライマックスが何と言っても凄まじい。
本から飛び出した戦艦モアイ像UFO孫悟空国定忠治ウルトラ警備隊同時期に放送していた他アニメキャラまで入り乱れ、「ええじゃないかええじゃないかええじゃないか!!」と踊る民衆、浮上する魔法の絨毯、飛び交うミサイル、出撃する戦国武将、最早図書室は支離滅裂な騒ぎに包まれ収拾不能。
此処でBGMとして流れる「宇宙は大ヘンだ!」がイメージぴったりで圧巻!

…ちっとも短く纏めてないですね。(汗)

え~つまり最も『うる星』らしい話かと。
これを観て笑えた人は、きっと『うる星』に嵌るでしょう。
だからこれから初めて『うる星』を観ようって人は、先ずこれを試しに観て下さい。(或いは『コピー作戦』、『自習騒動』の回)(笑)


・第57話 悲しき妖怪人恋しくて 脚本△ 演出△ 作画○ マニア度○ 総合△

…お話は大体原作通りなんだけど…ラムやあたるの演技が妙にクサイ辺り、演出家の志向を感じるな~。(笑)妖怪との別れのシーン等、もちっとドライでも良かったんじゃってのは、こちらの趣向の問題?ラストのラムのシーンも、特に必要無く思えた。ラムがプールを潜るシーン等、作画がとても綺麗。作画を中心に楽しむ回って事で。


★第58話 ダーリン絶体絶命! 脚本○ 演出○ 作画○ マニア度○ 総合○

…山崎和男氏2度目の参加作品。
前回第54話は演出のみ担当してたのですが、作画の出来が気に食わなかったって理由から(笑)、自ら作画も行う事にしたそうな。
演出・作画監督・原画の一部まで自分の手でこなす辺りに、氏の強い拘りを感じる。
『うる星』に関わった沢山のアニメーターさん達の中でも、自分はこの方の絵が1番好きだったり。
物っ凄く綺麗なんですよ!
映画2作目の作画監督さんだと紹介すれば、どんな絵か何となく判る人も居るでしょう。
演出的にも…2本の原作を繋いで1本に纏めてるのですが、全然そんな感じがしないのが凄い。
前半、ウェイターさんの目で追わせる構成が特に巧いです。
繰り返しのギャグが実に冴えてるかと。(笑)


★第59話 レイ復活! 自習大騒動!! 脚本○ 演出○ 作画△ マニア度○ 総合○

…押井氏が演出した作品の中でも屈指の出来だと思う。
原作では自習に雪崩込んだ所から始まるのを、そうなるまでの経過を巧みに膨らましてるのです。
見張り役を決める件が、ちゃんとオチに繋がってるのが巧い。
個人的にウケたのが、見張り役のパーマが、温泉先生が戻って来る事を伝令しに、教室に駆け戻るシーン…途中、授業してる教室の横を過ぎる際、ちゃんと速度落として忍び足になるんですよ。
このリアリティ溢れる演出には感心した。(笑)
作画に△付けたけど、西島克彦氏が担当している後半は、素晴しいとしか言い様が無いです。
教室が黒子で埋まるラストシーン…そのあまりに緻密な描き込みには、涙流して大笑いしました。(爆笑)


・第60話 怪人赤マントあらわる!! 脚本△ 演出△ 作画○ マニア度△ 総合△

…オリジナルシーンに意見は分かれるでしょうが、赤マントと温泉先生のキャラを良く膨らましてると感じられました。実は、原作では温泉先生は妻子持ちなのですが、アニメでは独身って事になって居るのですよ。(笑)そいった設定は、このエピソードが作られた頃より考えられたものでは?…だとしてアニメ温泉先生のキャラ確立切っ掛け話とも言える。メガネの入魂化粧シーンに爆笑、千葉氏の怪演に悪酔いした。(笑)…所でこの回、珍しく皆仲が好かったね。(笑)


★第61話 ダーリンを奪え!コピー作戦!! 脚本○ 演出○ 作画○ マニア度○ 総合○

…もし今、「アニメ『うる星』でベスト1を選べ」と言われたら、私はこの回を選ぶな~。
お話も演出も最高。
特に、ランが電話を切るのと同時に、あたるの電話が切れるという、絶妙のタイミング。
しかし何より作画が最高に可愛く素晴しく凄まじい。
冒頭からひたすら飛び捲るラム。
ひたすら走るあたるとランちゃん。
終いにはコピー銃で水に浸した乾燥ワカメの如く増えたあたるが画面狭しと大騒ぎ。
こんだけ動くアニメ、今じゃ映画でくらいしかお目に掛かれませんよ。(笑)
単純明快に笑えて楽しめる作品。
…落込んでる時に観ると元気が出ますよ。(笑)


★第62話 どきどきサマーデート 脚本○ 演出○ 作画△ マニア度○ 総合○

…地球の女の子に化けたラムが可愛い。
この回のあたるとラムは、実に青春カップルしてました。(笑)
てゆーか、可愛い女の子見て、「中々可愛いコだな」と流すあたるは有得ないと思うんだが。(笑)
例えラムとデートしてる最中でも、イイ女を見掛けたら即声を掛けるのが奴だ。
…実はアニメ前半のあたるは、「あたる」と言うよりパトレイバーの「遊馬」。(笑)
ハーレムの夢を抱きつつも、あんまナンパし捲らず、普通の高校生男子しとるのです。
…それはそれで「良いかも」と感じちゃう辺り、自分も女だなぁと。(照笑)
作画に△付けてますが、例の如く遊佐和重氏描く原画が良い。
ラムがローラースケートで滑るシーンとか、動きが実に爽快で見蕩れます。
あたるが扇風機の風でシャツを孕ませるシーンには、「ああ、それ、やるやる!」と頷いてしまったり。(笑)


・第63話 さよならバイバイ夏の日々 脚本× 演出× 作画× マニア度△ 総合×

…原作通りに作った事で、原作の出来がまんまアニメの出来に直結したような。前半はそれなり、後半はとてつもなくダラダラ。作画がまた酷いものだったので…。(汗)ただ前半、スイカ様に追われる場面~ラムが電撃ビームを発射する場面だけ西島氏が描いてる為、物凄く絵が巧くなるんだ。突然キャラの顔が変るんで笑えます。(笑)


★第64話 パニックイン台風!脚本○ 演出○ 作画○ マニア度○ 総合○

…原作ではドタバタギャグ話なのですが、アニメではラブコメに。
悪いと言う訳でなく…実は当時発行されたアニメ雑誌『アニメディア』の人気投票では、最も得票数が多かった回だったり。
あたるがラムを命懸けで救うというオリジナルシーンが挿入されてまして、それがファンから物凄い反響を呼んだのです。
…実はこれ、『未来少年コナン』のパロだと思うのですが。(笑)
でも水中で、倒れた荷物の下敷きになったラムを助けようとするシーンには、自分もジンとした記憶が有る…。(照笑)
洗面器の利用の仕方に感心した。
蝋燭の灯りの中、フワフワ浮んだ水玉を2人で見詰るシーンも、照れ臭いんだけどファンタジックで綺麗。
原作以上の諸星家破壊オチもお見事。(爆笑)


★第65話 酔っぱらいブギ 脚本○ 演出○ 作画○ マニア度○ 総合○

…挿入歌『マルガリータ』を使ってのイメージシーンが、話を効果的に盛上げてるかと。(ちなみに『心細いな』と同じ方が歌ってる)
何度も言うけど、メガネ達4人組は、ほぼアニメのオリジナルキャラ…実際には原作に出て来ないのに、浮上がらず、ちゃんと活躍してるのは凄い事だと思うのだ。
酔っ払って論理無用の感情を爆発させるラムは迷惑だが可愛い。
ラストで見せる男の友情の儚さには笑った。
結局あの後、面堂は裸踊りをさせられたのだろうか?
ズボンまで脱がされていたのは確認したが…。(笑)
神谷氏のアドリブと思しき「クセになったらどーするの!」なる台詞には、大ウケしましたです。(笑)


★第66話 ニャオンの恐怖 脚本○ 演出○ 作画△ マニア度○ 総合○

…前半は怪奇ミステリータッチ。
猫の視線で見上げる様な場面構図が巧い。
白黒映像にした事で恐怖感が更に増してる…子供の頃観ていて、マジ恐かった。
後半はガラリと変って『あしたのジョー』パロ。
あたるの髪型まで変えてるし。(笑)

「つ、つえェ…!やっぱりつえェよ…!」(←首コキコキ鳴らしつつ)

…涙流す程笑いましたって。(笑)

オチできっちり真っ白に燃え尽きさせる辺り、極めてるな~。(笑)
作画△にしてるけど、毎度の事ながら原画の出来は良いんですよ。
何の為の作画監督か悩んでしまう…。(汗)



…45話から本格的に、30分1話方式に変更。
少し遅れてタイトル絵、アイキャッチ(←CMが挟まる前に流れる映像。名探偵コナンを例に挙げるなら、前半と後半との合間に、扉が開閉するあの映像)も変更。
電撃と共に登場するラムが格好良かったので、タイトル絵は正直変えないで欲しかった…。
アイキャッチも三角関係を表したパタパタアニメが可愛く面白かったけど…三角関係から話が離れる以上、この変更はしょうがなかっただろう。(毎回トップレスのラムで〆るというのが恥かしかったので、この変更には多少ホッとした←照)

そしてスタッフにも変更が入った。(主に脚本)
シリーズ構成が山本優氏→伊藤和典氏に。

「シリーズ構成」と言うのは、脚本家の総元締め的役割です。
アニメの脚本は大抵4~5人がメインとなり、ローテーション決めて書かれています。
それも放送スケジュールの関係上、同時進行でバラバラに。
何人もの脚本家が書いてると、シリーズを通して観た場合、キャラの性格が毎回違ったり、話の展開が違って来てしまう。
そうならないよう、この先話をどう展開させて行くか筋道を決め、キャラの統一を図る。
TVシリーズという、連続した話に1本芯を通す為の、重要なお仕事なのですよ。

前半を担当した山本優氏は、小さい子供向けに『うる星』を作ろうとしたらしく、テンを最初から登場させたりした。
テンの友人として、原作ではただのゲストキャラだった金太郎を、レギュラー化しようとまでした。(そんな無茶な)
…残念ながら、その目論見は『うる星』のファン層に合わず、氏は降板する事になったのです。

新しく就任した伊藤氏は、そのマニアックな嗜好が総監督役押井氏とベストマッチしたらしい。(笑)
この後2人のコンビは、『パトレイバー(1988年~1993年)』・『GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊(1995年)』・『アヴァロン(2001年)』と、長きに渡って続く事になりました。



【続】
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歌え!!アニソン!!~うる星やつら・2~

2007年09月05日 21時33分09秒 | アニソン
――「少年誌に載った初めての少女漫画」と、或る人曰く。



ポポポポッポンポポッポンポポンポン♪ポポポポッポンポポッポンポポン♪

ポポポポッポンポポッポォンポポォン♪

ポロポロポロポロポロポロポロポロロン…♪

綺麗~なァひぃとぉ~とォ♪

擦ぅれちぃがうたぁびにィ♪

途端に元気になぁるのォ♪

困った人ねマイ・ダーリン♪

宇宙~ぅでぇ~1番のォ…♪

浮ぁ気な・男の子ォ…♪

好きぃ~にすればい~わァ~♪

バァ~イバイ!!――しちゃうからァ~~~♪

――ズッズンッズズン♪――ツツツツツ…♪

探し回ってぇみてぇもォ♪ こころぼそいな・こぉころぼそいなァ♪

――チャラッ♪

愛は見・つっからぁずゥ♪ こころぼそいな・こぉころぼそいなァ♪

――チャラッ♪

身が縮ぃ・まぁりそ・お♪ こころぼそいな・こぉころぼそいなァ♪

――チャラッ♪

何時もフラフラキョロキョロォ♪

愛は愛は♪ 何処へやらァ♪

ポポポポッポンポポポッポンポポォンポン♪

ポポポポッポンポポッポンポポン♪


宇宙~ぅでぇ~1番のォ…♪

浮ぁ気な・男の子ォ…♪

好きぃ~にすればい~わァ~♪

バァ~イバイ!!――しちゃうからァ~~~♪

――ズッズンッズズン♪――ツツツツツ…♪

探し回ってぇみてぇもォ♪ こころぼそいな・こぉころぼそいなァ♪

――チャラッ♪

愛は見・つっからぁずゥ♪ こころぼそいな・こぉころぼそいなァ♪

――チャラッ♪

身が縮ぃ・まぁりそ・お♪ こころぼそいな・こぉころぼそいなァ♪

――チャラッ♪

何時もフラフラキョロキョロォ♪

愛は愛は♪ 何処へやら♪――チャラッ♪



第43話~66話迄のEDタイトルは『心細いな』、作詞は地恵子シュレイダー氏&寛川翔氏、作曲は小林泉美氏、編曲は星勝氏、歌ってるのはヘレン笹野氏。

15分1話から30分1話の構成へ。
心機一転再スタートを祝って(?)変更されたEDは、ラムの溜息が聞こえて来そうなアンニュイさでした。(悪いと思ってる訳じゃないよ)
「君去りし後」等でBGMとして利用され、非常に効果を上げていた印象が残ってる。
告白すると…ラムが踊ってるダンス、子供の頃真似して踊ってました。(恥笑)
な~んて事を友人に言ったら、「実は私も、ED『夢はラブミーモア』に合せ、歩道橋スキップして渡った過去が有るんだ…」なんて告白を受けた……皆馬鹿ばっかりで嬉しいな~。(笑)


今回は原作漫画についての話――


説明不要でしょうが、『うる星やつら』は高橋留美子氏が、1978年39号~1987年8号迄、週刊少年サンデー誌上で連載した作品。
連載当初、高橋氏はデビューし立ての大学生だった為、卒業する迄は不定期連載を続けてました。
と言いますか、当初は5回で終了予定だったのが、人気が高かったので長期連載化した感じ。
結果、最終回的エピソードが、少なくとも3つ存在するという。(笑)


後の少年漫画を、以下に挙げた様に、大きく変えた作品かと。


1)劇画を衰退させた…少年誌ではそれまで劇画が主流だったのですが、『うる星』がヒットした頃より、加速度的に劇画が減って行った。
実は高橋氏、『ゴルゴ13』等の漫画原作で有名な小池一夫氏が「劇画の衰退を食い止める為」に開いた劇画塾の生徒だったのですが…皮肉な事に彼女が劇画の衰退を一気に早めてしまったのです。(笑)
キャラのスタイル(特に女性)なんかは劇画らしい肉感的なものでしたが、顔は今迄の少年漫画ではあまり観られなかった、目が大きく可愛い趣きだった。
顔は可愛く体はセクシー…この画風が爆発的にヒットした。(氏曰く、ウケるだろうと思って、デビュー後、そういう画風に変更したそうな)
そうして彼女の描く女性キャラが大いにヒットしたお蔭で…


2)少年漫画に女キャラが増えた…今迄はヒロイン位しか主立って出なかったのが、ライバル姉妹母親教師友人先輩後輩アイドル幼馴染幼妻メイドロボ異星人異次元人地底人妖怪悪魔天使に女神様と、果てしなくバラエティ豊かになって行った。
1作品の中で可愛い女の子が乱舞するパターンは、『うる星』が確立したものでしょう。(笑)


3)少年漫画でラブコメブームを興した…それ迄は少年誌で恋愛を主体とした漫画は殆ど無かったのです。
ラブシーン自体は描かれてても、「ヒーローが女と恋に生きる等、有ってはならない事」という、暗黙のルールが敷かれていた。
例えば1968~1973年迄連載されていた『あしたのジョー』は、原作者梶原一騎(高森朝雄名義)氏の発案では、「ヒロイン白木葉子と結ばれ、静かに余生を送るジョー」という最終回が予定されていたのだそうな。
しかし漫画執筆を担当していたちばてつや氏がそれに猛反発、「そんなの男の生き様じゃねぇ!!」なぞと言って、あの「真っ白に燃え尽きた」オチに無理矢理持ってったそうな。(ウィキより)
『うる星』が出る迄は、少年漫画におけるヒロインの立場は、あくまでヒーローの添え物。
ラストは夢に生きる道を選び、自分の元から去って行くヒーローに泣きながら縋り、そして諦め、見送り…着ては貰えぬセーターを涙堪えて編んでます~るるる~というのが王道だった訳です。
そんな時代に、永井豪氏が戦うヒロイン漫画『キューティーハニー(1973年)』を少年誌で発表、少年漫画の中でのヒロインの地位を向上させた。
高橋氏はその流れを推進させ、更に「男が恋に生きたって良いじゃない」と、作品を通して発表した訳ですよ。

「恋愛要素は必ず入れる。でないと面白くならないと考えてるから。」

…と語るくらい、高橋氏はラブストーリー好き。(でもデビューし立ての頃は、あんま恋愛要素を入れて描いてはいなかったんだけどね…)
少年漫画タッチの少女漫画と言えなくもない氏の作風は、同じく少年漫画的な少女漫画を好む女性層と、本音戦いより恋に生きたい軟弱男性層(失礼)を多く取り込んだのです。
同じ頃活躍し始めたあだち充氏と共に、以後長い期間に渡って、ラブコメ少年漫画のカリスマ扱いでした。(今もか)
今、多くの女性読者が少年漫画を読む様になりましたが、それは高橋氏の漫画が少年誌に載った頃から広がった動きかと。
「初期の高橋氏のファンは男性が多かった」と言われてますが、実際には男女両方から人気が有った。(男性ファンの急激な増加は、アニメ化からのものでして)
高橋氏、鳥山氏、あだち氏は、少年漫画に女性読者の目を惹き付ける切っ掛けを担った最大的功労者だろうと、自分は考えとります。


4)ヒーローとヒロインがくっ付かない…車田正美氏作『リングにかけろ(1977~1983年)』なんかもそうだけど…あの作品はヒーローとヒロインが姉弟の関係だから、初めからくっ付け様が無かった訳で。(笑)
忘れられがちな事実ですが、うる星の本来のヒロインは『しのぶ』でした。
ラムにあたるとの間を掻き回されているけれど、「最終的にはラムは星に帰り、しのぶはあたると結ばれる」という未来話が、漫画の中で描かれておった訳ですよ。

――所が何故か途中からラムにヒロイン交代、彼女があたるとくっ付く事になったのでした。

恐らくラムのが圧倒的に人気を呼んだからでしょうが…これ…初期の頃のファンから見たら、とんでもねェ変更だったんじゃねーかと。
だって今の時代の漫画に例えるなら…「『名探偵コナン』のヒロインは蘭ちゃんだけど、哀ちゃんのが人気高い。じゃあヒロインは哀ちゃんに変更して、彼女と主人公の新一をくっ付ける方向に変えましょう!」ってなもんでしょう。
蘭ちゃんファンからしてみたら、堪ったもんじゃないですよ。(笑)
自分が聞いた限りでは、やっぱりそれが理由で作品から離れたファンが、少なからず居たらしい。
ただ初期の変更だったのが幸いしたっつか…むしろ変更入った後から、うる星人気って高まったんで、減ったファンより増えたファンのがずっと多く、有耶無耶の内に許されたんでしょうな~。(笑)

兎も角まぁ…『うる星』以前は「ヒーローはヒロインとくっ付くのが当り前」だったのが、『うる星』以降「必ずしもヒーローとヒロインはくっ付かない」という方向が示され、恋愛模様を多様化させるのに役立ったんじゃと。(そして「ヒロインが途中交代する」という事例を、多分初めて作った漫画じゃねーかと…)
『DRAGON BALL(1984~1995年、鳥山明氏作)』や『アイシールド21(2002年~連載中、原作:稲垣理一郎氏、作画:村田雄介氏)』等々、今では多くの作品に見られる様になりましたね。


5)ギャグとシリアスの共存…『うる星』以前は、少年漫画でギャグとシリアスが共存する事は、極めて稀だったのです。
ギャグ漫画は一貫してギャグだけ、シリアス漫画はシリアスだけ…それが普通だった。
しかし『うる星』はギャグ漫画で在りながら、シリアスな展開も入ったりした。
この画期的な試みは、うる星発表以降、富に流行したのです。

実は少女漫画では、こういった表現は当り前の様に出て来てたのですよ。
ギャグだかシリアスだか判然としない漫画ってのは、少女漫画では普通に多く見られたんですな~。(シリアス漫画の筈なのに、急にギャグが出て来たり…)
少年漫画で中々出て来なかった理由は、男性の方が女性より切り替えが上手く出来ないからではと。
言わば高橋氏の女性らしい感性が、そいった表現を可能にしたのでしょう。


以上…挙げた1)、2)、5)については、永井氏が開祖だろうと思うのですが…

作品発表以前、ポツポツと生れてた新しい試みを、より洗練した形で発表し、以後のブームを形作ったのは、『うる星』の功績じゃねーかと、自分は考えて居るのです。




参考)…『ウィキペディア(Wikipedia)』等々。




【私信】

かるらさん…オカルト企画へのお言葉、有難う御座いました!(礼)
      元の作品在って書けた文だし…受けるにゃ勿体無さ過ぎな気もしますが。(照笑)
      でも褒めて頂き、大変嬉しかったですv

四条さん…ブログをお気に入りに登録しといて良かったなと…や、事はちっとも良くないけど。(汗)
     でも本当、ブログ開設して下さってて良かったなと思いました…現在の進行状況を知れて安心出来るから。
     早く全て元に戻るよう祈ってます。

     …って書いたら…復活されたそうです!(笑)
     危惧してたよりずっとお早い復活、良かったですねぇ。(本当に…)




脈絡も無く【先週~今週位にかけてのワンピ感想】


ま だ 引 張 り ま す か …! (汗)

これはアレですか?ナミバトルへの流れ?(しかしそれでは対決した意味が薄れ…)

シンドリーちゃん…初登場時、命令に絶対服従してないんすけど。(笑)
何かキャラの関係が急激に変った気がして混乱…「おのれホグバック~!!」とストレートに向かい難いなぁ。(汗)
正直、反抗的な部分は要らなかった気がする(面白かったけど)…その上で「絶対服従故に融通が利かない」だったら、混乱無く観られたかなと…。(汗)

「魂が無ければ…私の思い通りになるじゃありませんか。」(高橋留美子氏作、人魚シリーズ『約束の明日』より)

…今、頭がルーミックなもんで、思い出しちゃったよ。(汗)

人間とは、哀しい生物だなぁ…。(←いや、ホグバックを見て…ですよ)
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うる星感想その1 ―TVアニメ1話~42話迄―

2007年09月04日 20時01分20秒 | 漫画&アニメ
誠にマニアック済みませんが(汗)、これから数回に分けて、独断と偏見によるお奨め面白話をリストア~ップさせて戴こうと…。
何せ218話も有りますから…DVDやビデオをちょいと借りて観てみましょうったって、何借りたもんだか迷うでしょう。(笑)
そういう時に役立てられれば良いな~なんて…。(笑)

あくまで独断と偏見からの推選作品、人によっては「え~!?」と言うのが有るでしょう…その場合は許して。(笑)
中には「絵は良いんだがお話が…」ってのも有るし(主に後半…)、その逆も有る(主に前半)…そいった点については紹介文を読んで判断して下されい。
何様で偉そう(御免)な評価マークの意味は、○=良い、△=普通、×=悪い、って事で。
作画監督とか演出とか絵コンテとか原画動画等々、意味解んねーよ~!!と思われる方も多いでしょうが、これについては後の回で纏めて説明させて戴きまする。(汗)…主要演出家やアニメーターさんについても同様。
また、話数の前に★が付いてる話は、特にお奨め…つまりは「特薦」って意味で、何時かまた存分に紹介させて戴きたいっつか、まだやる積りですか自分。(汗)
それと抜けてる話が幾つか有りますが、理由は忘れたか敢えて語りたくないかのどちらかです。(苦笑)

何はともあれ、以下よりどぞ~!!



★第1話 うわさのラムちゃんだっちゃ! 脚本△ 演出○ 作画○ マニア度○ 総合○

「或る日地球は、唐突にも異星人の来襲を受ける。
 鬼型異星人は地球侵略を前に、1つの条件を出して来た。

 『わてら鬼族代表と地球人代表とで鬼ごっこをして、地球側が勝ったなら侵略を諦めまひょ!』

 そんな訳で選ばれてしまったのが、無類の女好きにして、宇宙1凶運の持ち主、『諸星あたる』。
 相手はセクシーな虎縞ビキニ姿の鬼娘、『ラム』。
 今、地球の命運を賭けて、2人の壮絶な闘いが始まった――」

…最早有名なイントロ…アニメの方も筋は一緒、しかしてそれ以外は大幅に変更されてました。
のっけから『巨人の星』パロで始まるわ、自衛隊がゴチャゴチャ登場するわと、演出家の趣味がぷんぷん匂う。(笑)
原作通りにやらなかった事で、原作ファンからは非難GO!GO!、加えて「ゴールデンタイムに裸同然の女を乱舞させるとは何たる破廉恥!!」と、自称「良い子を守る会」の大人達からは、こっぴどく怒られたらしいが。
前半のチーフディレクター押井守氏曰く、「出社して1番の仕事は、机上に積まれた苦情のお手紙を片付ける事だった」そうな。(笑)
しかし第1話は原作通りに作れまい…だって原作の1話ではラム、ずっとノーブラトップレス状態だもん。
未だ奥床しい時代だったのですっつか、現代だって難しいかと。(汗)

今改めて観直してみると…正直1話はアニメの方が出来良いです。
鬼族の母艦のデザインも、アニメの方がメカメカしくて格好良い。
しかも真上から映す事で、より巨大感が伝わって来る。
ラム登場シーンも格好良い…部屋に雷が落ち、瞬時にあたるの前に出現した事で、より印象が増している。
この回の作画を担当された高橋資祐氏は、ラムの飛行シーンを描かせたら随一と評判を呼んだ方。
ポーンとボールが弾む様に、滑らか~に描かれる。

そして原作では、あたるがラムのブラを取ったのは「事故」だけど、アニメでは「故意」という事に。(笑)
この変更も悪くないんじゃ…後のラムの衣装持ち振りを見るに、替えの服を持ってなかったのはむしろ謎だよ。(笑)
ただ、ブラキャッチマシーン(?)や小型ジェット機を制作したのは誰だろう?
あたる??――だとすりゃ凄い発明家だな。(笑)
演出家の指示かアニメーターさんの遊びかは判らないけど、ブラ取った瞬間、あたるの表情が少し照れてる様に見えて、何か可愛い。

…のっけから字数多く使ってしまった…此処からは控え目に。(汗)


・第2話 町に石油の雨がふる 脚本△ 演出○ 作画○ マニア度○ 総合○

…原作では、一旦ラムは星に帰り、3話目で再び登場するのですが、アニメでは間を置かずに再登場。
これも筋は原作通り…けどアニメオリジナルキャラがいきなり登場。
SM同好会のサド山君、この後映画1作目にも出演されてました。(笑)
これも演出のテンポが良く、作画も綺麗だった。
青嶋克己と言う方が原画を描いてるんですが、非常に丁寧で美麗な絵を描く事から、ファン人気が高かった。
あたるが世間の圧力に負けて「同居して下さい」と頭を垂れた瞬間、「してやったりv」と振向き笑うラムの顔がひたすら可愛い。


・第6話 くたばれイロ男! 脚本○ 演出○ 作画○ マニア度△ 総合○

…3~5話目が抜けてるのは、ぶっちゃけお奨めでないから。(笑)
この頃のうる星は作画は×だわ、ギャグは笑えないわで、色々悲惨だった…。
総監督役だった押井氏自身、「蓋を開けたら誰も居らんかった。救いは高橋資祐氏が作画に居た事」なんて、後年打ち明けた位に。
当時のレベルで見ても「作画がお粗末!」なんて叩かれていたんですよ。(汗)
主立った作画監督さんは3人いらっしゃったのですが、遠藤麻未氏が担当する回以外、観てて辛くなる程だった…。

それがどの様にして変って行ったかは、少しづつ説明するとして…第6話について。(汗)

その遠藤氏が担当する回でして、作画が綺麗でした。
演出のテンポも良かった、公園でのアクション…レイが木を登って拡声器で怒鳴るトコとか、今観ても巧いなと感心する。
原作では登場してないテンの出番を、巧く作ってるのも見事。

所でよくラムは一途と言われてますが…「レイ」という婚約者をあっさりフッたという事実を、ラムファンは(意図的に)忘れている気がする。(笑)
当初「レイ」と言うキャラを生み出したのは、原作者の思惑として、「ラムは何時かレイと復縁して星に帰る」っつうのが有ったんだろうなと。
それが何時しか変って行った辺りが、長期連載の面白さっつか。

もう1点…アニメのあたるは原作と違い、ラムを最初から好いてたりする。
この回でも「ラムに束縛されるのは嫌だが、ラムを他の男に渡すのはもっと嫌」なんて言ったりな。
この辺り、女性と男性の解釈の違いって感じで、深読みすると面白い。(笑)


・第9話 謎のお色気美女サクラ 脚本△ 演出○ 作画× マニア度△ 総合△

…のっけからルパンパロやってて大ウケした。(笑)
演出は良いんだよな…キャラの動くタイミングとか、テンポが良い。
原画自体もそんなに悪くなく思えるんですが…作画監督さんの修正が…むしろ入れない方が良いだろうと思えてしまうのって…。(汗)
所で「ブラ外しましょうか!?」って、どう見てもサクラさん、ノーブラなんですが。(笑)
「はらったま!きよったま!」は、この後お約束になる。


・第10話 悩めるウィルス 脚本△ 演出○ 作画○ マニア度△ 総合○

…こっちは高橋資祐氏が描いてる事で、絵が凄く綺麗。
しかし巫女が保険医になるって、無茶苦茶な設定だよなぁ。(笑)
しかもヘソ近くまで前開き且つスリット入り悩殺ドレスで学校に通うって…教師に有るまじき怪しからんファッションじゃねーかと。(笑)
胸と腰をブルンブルン揺らしながら歩くシーンは今観ても照れる。

実は、原作のあたるは最初から女好きだった訳じゃない。
「世にも稀な凶運の持ち主って以外は極普通の高校生」って設定だったのが、「不幸に襲われるだけの受身キャラじゃ動かし難い」って事で、連載中に少しづつ変更されてったのですね。
原作の初期を読むと、あたるの性格は統一されて居らず…今じゃ信じられないでしょーが、サクラさんが保険医として再登場時、あたるは彼女を何故か毛嫌いし、避けていたのですよ。
サクラさん相手に皮肉言ったり暴言吐いたり…このままの設定で行ってたら、妙な萌え本がファンの間で出て居たかもしれず。(←何じゃそりゃ)(笑)
その後誰かから指摘受けたのか…途中からサクラさんも他女子と変り無く、追い駆けられる様になったという…一体この短期間に何が有ったのか、今もって謎。(笑)

アニメではその辺り、「取り憑いたウィルスが、お祓いされるのを恐れて避けていた」と、上手く纏めておりました。
そんな訳で脚本=△としてますが、悪い出来ではないと思う。


・第13話 電撃ショックがこわい! 脚本△ 演出△ 作画○ マニア度○ 総合△

…あたるに「妻」と呼ばれて、幸せな家庭を夢見、喜ぶラムが可愛いと思う。
夫(土方勤め?)との間には子供が1人…慎ましい暮らしながらも、彼女は幸せだった――な~んて感じですか。(笑)
原作の凄まじく凶暴なラムが好きだったんで(笑)、ラスト部変更は残念に感じもしたけどね~。
演出は悪くないが、やたらクサく…夕陽に向ってってのには、オイオイと思った。(汗)
ちなみにこの回の原画は、マクロスで有名な平野俊弘氏が描いておりました。


・第17話 眠れる美女クラマ姫 脚本△ 演出△ 作画○ マニア度○ 総合△

…お話は大体原作通り。
原画を担当した青嶋克己氏が、いよいよ本領発揮し出した回。
うなじとか、女キャラ達の体の線が、実に色っぽいのだ。


★第19話 ときめきの聖夜 脚本○ 演出○ 作画○ マニア度○ 総合○

「二枚目で金持ちの面堂君は女の子に何時もモテモテ、すっかり調子に乗っていました。業を煮やしたクラスメート達は、彼がライバル視するあたるを焚付け、ヘコませてやろうと企んだのです」←これが原作版。

「ラムちゃんに(何故か)惚れられているあたる君は他の女の子に何時もフラフラ、すっかり彼女を蔑ろにしていました。業を煮やしたクラスメート達は、ラムが愛想をつかす程に、とことん恥を掻かせてやろうと企んだのです」←これがアニメ版。

この変更は何故かと言うと、アニメでは未だ面堂が登場してなかったから。
その代りと言っちゃ何だが、ラム親衛隊々長「メガネ」以下、カクガリ・パーマ・チビが大活躍している。
特にメガネ…「ラムさんこそ我が女神。彼女を傷付ける者は直ちに法廷にて糾弾後処罰されるべき!」という、あたかもラムファンの分身の様なパラノイア的キャラは、声優千葉繁氏の怪演も有り、この後完全にレギュラー化したのでした。
一応原作にも登場してるんですが、直ぐに居なくなっちゃいましてなぁ…だからほぼアニメオリジナルキャラと考えて良いかと。
大抵の場合、原作に出て来ないオリキャラって、ファンに嫌われるんですよ(特にレギュラーの親友や元恋人だったなんて設定付くと)…なのに受け入れられたのは凄い事じゃないでしょか。

話を戻して――失礼ながら駄作続きの初期に在って、一際輝いて見える傑作かと。
作画も綺麗だし、演出も最高…畳み掛けてキャラが増えてく件や、グラスをカタカタカタ~!と鳴らして緊張感を表現する辺り、爆笑させて貰った。
ラストシーンでの2人の仕草や表情が、如何にも高校生カップルな初々しさで照れる。
この話が切っ掛けで、アニメうる星はファンに認知されるようになったんじゃねーかと…押井氏曰く、「この話がウケたお蔭で、以後こーいうラブい話ばっか求められ、しんどかった」そうだが。(笑)


・第24話 父よあなたは強かった 脚本△ 演出△ 作画○ マニア度△ 総合△

…「クラマ姫の父ちゃんは源義経だった」という、チンギス・ハーンもびっくりの歴史捏造。(笑)
大体原作通りに進むのですが、オチだけちょっと変えてる。
アニメではブロマイド配って女千人斬りにゴーゴーアタック。
中々巧いオチ着けだと思う。


★第27話 面堂はトラブルとともに! 脚本○ 演出○ 作画○ マニア度○ 総合○

…パースアニメーター山下将仁氏が参入、ダイナミックな作画が光る回。
特に面堂がパラシュートで落下するシーン、正に急降下してますよって感じで大迫力。
作画参加当時、氏は未だ十代だったそうな…。(驚)
「パース」ってのは、ワンピの作者尾田氏の絵の様に、遠近感を強調して描く技法っつか…そうする事で画面から飛び出してるかの如く迫力が増すと80年代アニメで流行った作画表現で、金田 伊功氏が開祖かと。


・第31話 あゝ個人教授 脚本△ 演出△ 作画○ マニア度○ 総合△

…アニメ初の完全オリジナルストーリーと呼べるかも。
特に破綻もせず、上手く纏まってると思うんだけど…この回に出た栗林先生&校長は、この後数話登場しただけで消えて行った。
…という事は、ファンに受け入れられなかったのかもね~。
13話と同じ演出家が担当された回で、やっぱりクサイのでした。(笑)
作画は青嶋克己氏が担当している為、とても綺麗。
ポンチョ着て跳ね回るラムが可愛いんだな~。
好評だった為か、この時のポンチョは映画1、2作目でも続けて出て来る。

・第32話 戦りつの参観日 脚本× 演出× 作画○ マニア度△ 総合×

…作画は良いんだけど……観ているこちらが戦慄するくらい、話が「終ってる」。
むしろ作画も悪けりゃ、清々しく観なかった事に出来るのに…。(汗)


・第34話 魔のランニング 脚本○ 演出○ 作画× マニア度○ 総合△

…反対にこっちは、作画は悪いんだけど、演出が良かった。(なんてままならないの)
「エースをねらえ!」のパロには爆笑した。(ちゃんと止め絵になるし)(笑)
他に、「面堂をコケにしたあたると、あたるにコケにされた面堂」云々の台詞にも爆笑させて貰ったよ。


★第35話 ひな祭り!ランちゃん登場 脚本○ 演出○ 作画△ マニア度○ 総合○

…ランがラムに復讐宣言する件以外、殆どアニメのオリジナル。
けど良く出来てる…原作では体育祭でランちゃんの正体にラムが気付くって展開なのですが、アニメではメッセンジャードールを使ってあたるを誘導、桜(桃?)吹雪の中より出現するランちゃん――って展開に変えている。
この時のシーンが今観ても物凄く幻想的で美しいのです。
てゆーか、このシーンからいきなり絵が巧くなるから、びっくりするんだ。(笑)
ランちゃんの少女漫画張りキラキラ瞳には度肝を抜かれますよ。(笑)
実はこの回よりファンの間で最も人気の高いアニメーター西島克彦氏が参加、大活躍を始めるのです。
詳しい説明は後に回すけど…氏は兎に角絵が巧く、物凄く細かく描き込む方で、うる星を描く為にスタジオを移籍した等、数多くの伝説を残してるスーパーアニメーターなのです。(笑)

前半のランちゃんを演じた(故)井上瑤氏…この方の熱演にも度肝を抜かれた。
ブリッコの時と本性曝け出した時のギャップが凄まじく別人28号、声優って凄ぇな~と感心した回でした。
「…止められるもんなら…止ぉ~~めぇ~~てぇ~~みい~~~……ハァ~~~ハッハッハ!!!ハァ~~~ハッハッハ!!!――御免なさいダーリンvさっきの続きィv」…とても同一人物が演じてるとは思えない変貌振りだったよ。(笑)


★第36話 ランちゃんの御招待 脚本○ 演出○ 作画○ マニア度○ 総合○

…こっちは大体原作通り、とは言えオリジナルシーンも挿入されてい、それがちゃんと効果を上げているのが偉いかと。
異空間で星に乗っかり会話するランとあたる、それを追い駆けるラム、というシーンがファンタジック。
作画が綺麗な事も幸いでした。


・第38話 この子はだあれ? 脚本△ 演出△ 作画○ マニア度△ 総合△

…これもオチを膨らましてる以外は原作通り。
36話と同じ方が演出されてるのですが…この方の場合、押井氏とは反対に、「原作通り」というのが作風だったようで。
ただ「女子を孕ませた」云々の件は抜いてる…そりゃアニメでは表現出来んわな。(笑)
無意味にあたるとラムがイチャついて終るというオチが、何かほのぼのしてる。(笑)


・第39話 春うらら居眠り教室 脚本△ 演出○ 作画○ マニア度○ 総合○

…「千年女王」の作画をしていた方が描いてたそうで…言われて観ればゲストキャラが松本零士ヒロインに似て思えなくもない。(笑)
絵が綺麗でした、チョコマカ~と芝居してるミニキャラがとても可愛い。


・第40話 桃の花歌合戦 脚本× 演出× 作画○ マニア度△ 総合△

…作画は可愛く綺麗なんだけどねぇ。(汗)
いや、原作自体が時事ネタ使ったりの、お遊び話だったしな…田原トシちゃん、今何をしてるんでしょうね~と、懐かしく思い起したり。(笑)
原作話の出来が、そのままアニメにも影響してるって感じですか、失礼ながら。


・第42話 目ざめれば悪夢 脚本○ 演出△ 作画○ マニア度○ 総合△

…青嶋克己氏の作画が美しい回。
毎度同じ事ばっか書いて申し訳無いが(汗)…氏の描くキャラは等身が良く、元設定のキャラより大人びて見えるのが特徴。
お話や演出も悪くないんじゃと…夢の卵の紹介には笑いました。
とは言え、やっぱり1番良いと思えるのは作画だな~。
詰寄られ、照れるラムの表情とか、頗る可愛い。(しかし照れる程の理由かね)



…この頃迄は15分1話でした。(挙げた中では19話のみ30分)
恐らく同じ時間帯で放映してたDr.スランプ同様の子供向けギャグアニメとして認識されてたからじゃないかと。
したらファン層が全然違ってた訳で。(笑)
スタッフも当初はタイムボカンシリーズを担当してた人達で構成されてい、同じノリでギャグを表現してたんですが、あましウケが良くなかった事から、此処迄終えた時点で脚本家等が大幅に降板させられてしまいました。
押井氏もこの時降板させられる予定だったそうなのですが、音響監督の斯波重治氏たっての説得により免れたんだと。(笑)

所で何でタイムボカンシリーズを担当してた人達で構成されていたかっつうと、制作を請負った『ぴえろ』の母体は、そのタイムボカンシリーズを製作した事で有名な『竜の子プロ』だったから。
ぴえろは竜の子プロダクションから抜けた演出家陣が設立したスタジオなのですよ。
或る意味、竜の子プロ凋落の1原因とも言えるかも…。(汗)


ああ…何かちっとも書き足りない。(汗)
てゆーか、初っ端から字数使ってしまったのが敗因っつか…次回より、ちょいと書き方見直してみますです。(汗)
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歌え!!アニソン!!~うる星やつら・1~

2007年09月02日 20時18分23秒 | アニソン
――諸悪の根源と言えなくもない。



――キュルルルルルルルルゥ~~~~~~…!!――キラーン!!!…リロリロロ……!

テテテテテテテテテテテテテテテテ♪
テテテテテテテテテテテテテテテテ♪

あんまりソワソワしないでェ♪

貴方は何時でもキョロキョロォ♪

余所見をするのは止めてよォ♪

私が誰よりい・ち・ば・ん♪
         (い・ち・ば・ん♪)

――ツッチャラララ…♪

好きよ♪(好きよォ♪)好きよ♪(うっふんv)

好きよ♪(好きよォ♪)好きよ♪(うふふふv)

好きよ♪(好きよォ♪)好きよ♪(うっふんv)

好きよ♪(好きよォ♪)好きよ♪

――ツッチャン♪

――キュルルル~~ン!キュルルル~~ンル~~ン……!

ほっしったっちが♪ かっがやっく夜っ更け♪――テテテテテテテテ♪

ゆっめっ見るっの♪ あっなたァのすっべてっ♪――テテテテテテテテ♪

あっいっしてェも♪ あ~なたァは知ら~んぷゥりで♪――テテテテテテテテ♪

いっまっごろォは♪ だァ~れかァに夢中~ゥ♪

――チャン♪

――キュウゥゥゥン!!…キュルルルルル……!

あ~~~あ~~~~~♪ 男のぉひぃとぉってぇ~~~~~♪

い・くぅつもぉ~~~♪ 愛を持ってぇいるのねぇ♪――チャンチャチャン♪

あ~~~あ~~~~~♪ あちこちぃにばぁらまぁ~いてぇ~♪

わ・たぁしを~~~♪ 悩ませぇる・わぁ~~~~~♪

…リロリロ…ロリン♪


あんまりソワソワしないでェ♪

貴方は何時でもキョロキョロォ♪

余所見をするのは止めてよォ♪

私が誰よりい・ち・ば・ん♪
         (い・ち・ば・ん♪)

――ツッチャラララ…♪

い・ち・ば・ん♪ 好っきよォ~~♪

――ジャン♪




1981年10/14~1986年3/19迄フジ系で放映、製作はキティ・フィルム(現在はユニバーサルミュージックに吸収され、アニメ製作からは撤退)&フジテレビ。
但し実制作は前半『ぴえろ』、後半『スタジオディーン』が行っていた。
…この様に途中から制作スタジオが変更するのは、極めて異例な事態とか。(その辺り、詳細はまた後で…)

第1~100話迄のOPタイトルは『ラムのラブソング』、作詞は伊藤アキラ氏&小林泉美氏、作曲&編曲は小林泉美氏、歌ってるのは松谷祐子氏。
ウィキペディアによると、あの「うっふんv」は、作曲者の小林泉美氏が担当してるそう…これは松谷祐子氏が恥かしがった為だとか。(確かに気恥ずかしいわな)

「歌の中にキャラの名前やタイトルを入れない」という、今迄に無い斬新なテーマソングだと、放映開始時大評判を呼びました。
この作品以前のTVアニメOP&EDは、キャラ名やタイトルを連呼してるものが殆どだったんですよ。
してなくとも、作品のイメージを大いに匂わせ、どう聴いてもアニメソングにしか思えないものばかりだったという。

この歌の場合…タイトルに申し訳程度に「ラム」と入っていつつも、それ以外に作品を表すキーワードは篭められていない。
作品のイメージを匂わせつつも、普通のポップいラブソングとして受取れなくも無い。
アニメソングらしくない、アニメソング…それこそが企画者の狙いだったらしく。


――その狙いの意図とは?


実は『うる星やつら』の企画&製作を請負ったキティ・フィルムの母体は、『キティレコード』と言う名のレコード会社。
更に言うなら、このキティレコードを立ち上げた多賀英典氏は、元々あの『ポリドール(現、ユニヴァーサル・ミュージック傘下)』なるレコード会社に在籍して居った方でして。
「アニメソングを使って音楽を売れないものか?」と、極自然に考え付くのは仕方の無い事。(笑)

作品のファンをも抱き込んで、レコードが売れないものか…?
その逆に、レコードで惹いてファンを開拓出来ないものか…?

現在、各CD会社は積極的にアニメ製作に関わり、歌手&CDを売り込む手段に出てますが、これはうる星から始まった流れでしょう。

…だから「諸悪の根源」だっつった訳で。(笑)

もっともこの頃は未だ好意的に見られてましたね。
「アニソン界に新風を吹き込んだ」っつって。
従来のアニソンらしくないと言っても、しっかり作品世界を表現してたし…『うる星』と言う作品を考えた場合、むしろ「ラム」とか「あたる」とか、キャラ名出すのは作品イメージに合ってなくダサい…なんてね。
自分もこの歌は大好きです。
初めて聴いた時には、子供ながら新鮮に感じた覚えが有る。

ただ、うる星以降、「らしくないアニソン」が流行る様になった。
問題は安易に真似する周りの方に有ると思うけど…罪深い作品だよな~と今になって思ったり…。(苦笑)




――キュルルルルルルルルゥ~~~~~~…!!
ズン♪ズン♪ズン♪ズン♪ズン♪ズン♪ズン♪ズン………♪

シュルルルルルルルルルルルルルルルルゥ~~~~~~~~~~…――ルゥルゥ♪
…ワァァァァ…!!ヒャアア!!ワァァァ………!!――ワハハァ!!
ズンズズンズ♪ルゥ~~~~~~~…♪ズンズズンズ♪ルゥ~~~~~~~~…♪

ヘンッとぉ~ヘンをあっつぅめてぇ~~~♪「ヒョッホォ~~!」

もぉっとぉ~ヘンにしぃ・まぁ・しょぉ♪「ホッホォ~~!」

ヘンっなぁ~ヘンな・宇宙~ぅはぁ♪「ヒョッホォ~~!」

タ・イ・ヘ・ン・だっ♪だっ♪だぁっっ♪

――ドッ♪ドドドン♪

ちょっとちょっと…♪――ドゥドゥッドゥドゥドゥッドゥ…♪

何よ何よ…♪ 何かヘェ~ンだわぁ~~~~…♪――ドゥドゥッドゥドゥドゥッドゥ…♪――パァラァ♪

ちょっとちょっと…♪――パァラァ♪…ドゥドゥッドゥドゥドゥッドゥ…♪

何よ何よ…♪ どぉも少ぅし♪ ヘェ~ンねぇ~~~~~♪

ヘン~にぃ・なぁればぁ~~~♪

楽ぉしぃ~くぅなるぅ~~~♪

心ぉ~がぁ♪ 弾けぇ~てぇ♪

夜空ぁ~へ♪ 飛・びぃ・出すぅ~~~~~♪


ヘンッとぉ~ヘンをあっつぅめてぇ~~~♪「ヒョッホォ~~!」

もぉっとぉ~ヘンにしぃ・まぁ・しょぉ♪「ホッホォ~~!」

ヘンっなぁ~ヘンな・宇宙~ぅはぁ♪「ヒョッホォ~~!」

タァ・イ・ヘ・ン♪

タァ・イ・ヘ・ン♪

タァ・イ・ヘ・ン♪――だぁ~~~~ああ~~~~~~~♪「ちょっ×聞×てェ~~!!」「注目××くれよ!!」「ぎゃっ×ぃ~~!!!」「…×んだから!!」「ほ×ほ×…れるわな!」…



第1~42話迄のEDタイトルは『宇宙は大ヘンだ!』、作詞は伊藤アキラ氏、作曲&編曲は小林泉美氏、歌ってるのは松谷祐子氏(&多分出演してる声優さん達やスタッフの皆様)。

OPよりこっちの方が、より作品のイメージを強く醸し出してますな。(笑)
アニメうる星のお家芸(?)「作画暴走シーン」時のBGMとしても、よく活用されていた。
これぞ『うる星やつら』!!――な歌詞&音楽。
これが流れると意味も無くワクワクしてしまうっつか…「何だかよく解んないけど走っちまうぜー!!」みたいな?
アニソン史に残したい名曲だと思う。

あ、断っときますが、書いた歌詞(つか台詞)はあくまで自分の耳で聴いた通りの空耳アワーです。(ちなみに青文字部分は全員コーラスで)
合ってるかどうかなんて知りません。(笑)
歌の〆で、あたかも銀河系爆発・拡散してく様なガヤ(喧騒)が楽しい。


第1~第3、第6番目OP&第1~第6、第9番目EDの映像を担当したのは、南家こうじ氏。
『めぞん』や『らんま』等、ルーミック作品のOP&EDを多く手掛けてる他に、NHK『みんなのうた』でも多くのアニメーションを発表してて有名な方。

この方が制作するアニメは、キャラの動きがスムーズで人気が高い。
最も凄いなぁと感心してしまうのが、テロップをあんま邪魔に感じさせない事。
アニメ観てて…スタッフ名やスポンサー名等のテロップが頗る邪魔に思える事、有りません?
ラストの決めで、主人公の顔を無粋にも隠したり…そういうのが、この方の手掛けた映像には、あまし感じられないの。
3番目のEDの『星空サイクリング』なんか、むしろ映像の一部となり、巧く引き立ててすら居る。
そんな訳で、最近はノンテロップバージョンのOP&ED映像をDVD特典に入れるアニメが主流ですが…この方が手掛けたものだけは、テロップ付のが良いような気がする。

残念ながらノンテロップ映像だが、どんなOP&EDかはこちらを→(http://www.youtube.com/watch?v=S9Xg7CHq5m0)(違法だが…)
音が出るので気を付けて下さい。

うる星以前のOP&EDは、その殆どが「キャラの顔(主人公)さえ紹介してりゃあ良いや」ってな風で、一部の作品を除き、あまし凝った映像は観られなかったんですな。
そんな中、この作品のOP&EDが大きな反響を呼び、アニメ雑誌は挙って特集を組んだ。
以来他アニメでもOP&ED映像に凝り出し、作品から離れて、1つの映像として優れたものまで作られる様になった。

…この点でも(結果の善し悪しは兎も角)、その後の歴史を変えたと言っても過言でないんじゃと。


細かい話ですが…1番目のOP&EDは、ランちゃんや弁天の髪の色が違うのです。
どうやら未だ色設定本決まりじゃなかったようで…。(笑)



参考)…フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』&他色々。(多過ぎて書き切れんのよ…)(汗)
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祭の後。

2007年09月01日 15時55分54秒 | ただいまおかえり(雑記)
夏の終りに食べたマンゴー、実に美味い物で御座いました。↑
最近やたらマンゴーが売りに出されてるけど…流行?


8月下旬に阿波踊り観に行って来ました。
自分の中では、この祭と高校野球終了が、夏の終りを告げるイベントです。

そんな訳で以下の写真はその時の物。




好きなんですよね~。
景気良く大通りを練り歩くっつうのが観ていて結構楽しい。
2度程参加して踊った事も有る。
女踊りで参加したんですが…踊ってる間、手をず~っと上にしてるから、疲れるの何の…。(汗)
「ヤットサーヤットサー!!」の掛け声に乗って踊るのが一般的ですが、連によって好きに変えてたり。
最近は会社が宣伝目的で参入してるんで、会社名をさり気に掛け声の中に入れてたりする。



連の先頭を行くのは、↑の様な提灯を掲げる人。
提灯には連名が書かれています。

続いて大抵の場合、子供や女踊りが続き、男踊りが続く。
「男踊り」と呼びながら、女性も踊ってたりする。
但しその逆で、「男が女踊りを踊る」のは暗黙のタブーらしい。(美しくないから~ってトコかね?)



そして連の最後には鳴物組…鉦、笛、三味線、大太鼓等を演奏する人達が続くのが一般的。
昔はもっと使用楽器が多かったのですが、やっぱり演奏出来る人が減ったという事で…三味線もかなり少なくなって来ましたね~。
自分が観た限り、会社や公共の連で使用してるトコは殆ど無かった。

↑そんな時代に在っても、徳島阿波踊りの伝統を守る目的で結成された『天恵連』は、しっかり三味線を使ってます。
踊りも流石は本場、手と足の捌きが堂に居ってて美しかった。
(天恵連のHP→http://www.pat.hi-ho.ne.jp/s-fujiwara/tenkeiren.html)



↑後もう1つ…阿波踊りをパフォーマンス手段に結成された踊りチーム『新粋連』の踊りが巧い!
天恵連同様、ほぼ1年中全国廻って踊りを披露してるらしく…毎年趣向を凝らした踊りを魅せてくれるのが楽しい。
(HP→http://www.shinsuiren.com/index.html)



↑衣装も連名通りに粋で、鮮やかな紺色が目に清々しいのです。



↑リズムは最初はゆっくり、終わり頃には極めて速くなる。
ダダダン!!!ダダダン!!!ダダダダダダダン!!!!…こんな感じ?
太鼓を連打して、物凄い迫力に圧倒されます。
ラストを迎えると、観客から一斉に歓声が上り、拍手の渦に包まれる。

あんま決められたリズムは無いみたいで、連毎に違ってたりする。



↑自分の後ろで観ていたおっちゃんが自称評論家ってな風で、「この連の踊りは駄目だ!ダラダラ踊ってるだけ!」、「此処は巧い!俺ぁ好きだな~!」なんて一々批評してるのが、聞いてて面白かった。(笑)
それによると天恵連・新粋連は、流石の高得点が付けられてましたよ。(笑)

新粋連は若くて格好良い兄ちゃん、綺麗な姉ちゃんが多かったりして、最近老若男女に人気が出て来てるみたい。
ちなみに「しんすいれん」と読むそうな。

日頃は我が物顔で車が駆け抜ける道路を、祭り中のみ大手振って歩いたり踊ったり出来るというトコに、歩行者天国的な開放感を持てるのだろうなぁと。
そう考えると徳島伝統の踊りなのに、東京でも人気を呼んでる理由が、とてもよく解るっつか…むしろ東京だからこそ受けるんだろう。
東京では現在5つの地域で、阿波踊りが行われてるんだそうな。



百物語…カウント見る限り、今年は去年よりずっと盛況でした。
去年は始まった途端ガクンと200台に下がり、盆なんて100以下まで下がりましたが、今年は平均して300台…盆の時期でも200以下に下がらんかったという。(←結局は下がってる訳ですが)
やっぱ2年目となると皆慣れるのね。(笑)
それでも恐々~と観ておられた方が多かったらしく…アクセス数で判断すると、前半のストレートに怪奇な話より、後半の恐くない話のが圧倒的に人気でした。
あれだな~、ドキドキしながら流し読んで、恐くないと覚った話を抓み読むっつう感じだったのかなと…失礼にも推理するなら。(笑)

来年はもちょっと恐くする予定。

4年目は更に恐く、現代の実体験話と言われるものを中心に語る積り。

んでも基本は自分が面白い、不思議だと感じた話を紹介する企画なんで、真に恐い話を求める向きには、あまし向かんかもです。(苦笑)


9月はマニアックにうる星語り中心の予定。
自分の記憶に残ってる話を、ざっとではありますが挙げて、偉そうにも批評する様な。(←何様だ)
多少キツイ事も言ったりするだろうから、その話を好きな方には御免なさいと、先に謝っとく。(苦笑)
まぁ終った今だからこそ語れる部分って結構多いのでな~。(笑)
んであんまマニアックに進めるのもアレだから、途中でアニメ制作について、説明しようかな~と思う…そうしないと付いて来れんと言う方、多いと思うんで…。(汗)

ちなみに11月頃にクリィミーマミ、来年はバイファムとマジカルエミ、再来年はママ4と…ワンピースかセラムンについて、同様に語る積り。
挙げたこれらの番組は、自分、ビデオに録ってあるから…やり易いんすよ。(恥笑)
コメント (4)
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