はぁい♪ミス・メリーよ♪
日本ではクリスマスを終えたら、大晦日と正月の準備で、てんてこ舞いでしょうね。
クリスマスの御馳走に続いて、今度は年越し蕎麦に、お節に雑煮にお汁粉…皆、食べ過ぎは禁物よ!
一方キリスト教国では大晦日も正月もクリスマスの内、だから食べる御馳走も基本クリスマスとあまり変わらないの。
そして御馳走のメインと言えば、伝統的には鳥や豚の丸焼きね…意外と魚料理を出す国も見られるわ、それも山に囲まれた土地なのに。
近年アメリカではクリスマスの主料理にローストビーフを出す家庭も見られるけど、これはクリスマス前の11月末にサンクスギビングデー(感謝祭)が有って、そこで伝統的に七面鳥の丸焼きを出すから、クリスマスには違う御馳走を食べたいって思う事から来てるらしいわ。
でもヨーロッパの伝統的なクリスマスの御馳走で首座に着く物ったら「猪(豚)」!
嘗てイギリスでは貴族が催す晩餐会の始まりに、ファンファーレと共に猪の頭が運ばれ、「猪の頭のキャロル」が斉唱される風習が有ったんですって。
この不思議な風習は、イギリスの名門オックスフォード大の学寮にて、始まったと云われてるの。
15世紀頃、オックスフォード大の学生が、アリストテレスを読みながら歩いていた所へ、猪が襲って来たので、持っていたそのアリストテレス本を口に突っ込み窒息させ、大事な本を回収する為に頭を切って持ち帰り、武勇伝を語る目的から猪の頭を肴に宴会を開いた――学校発の伝説だけあって、かなりぶっ飛んだ内容ね。
正直、眉唾な話に思えるでしょ?
実は猪の頭を宴会に饗する風習は、クリスマスが冬至祭だった遥か昔まで遡れるのよ。
ヨーロッパ人のルーツの一つとされるゲルマン民族は、冬至祭に豊穣の神フレイへ猪を生贄に捧げて来る年の豊作を祈った――クリスマスの宴に猪の頭が登場する背景には、このゲルマン古来の風習が在ると考えられてるわ。
それにしてもゲルマン古来の風習が、15世紀頃のオックスフォード大学寮のクリスマス晩餐会で蘇った理由が謎ね…
前置きが長くなったけど、8夜目に採り上げるクリスマス・ポエムは、この「猪頭のキャロル」よ!
我、腕(かいな)に猪頭を捧げ持つ
それを飾るは月桂樹にローズマリー
御主人方は上機嫌
どうぞ、陽気であられんことを
我、猪頭を捧げ持ち
神を賛う
猪頭こそ、我思うに
この地で最も稀有な御馳走
しかして、それは華やかに花冠持て飾られて
さあ、歌いつつ、これを供さん
我、猪頭を捧げ持ち
神を賛う
我らの幹事がこれを用意し
神を祝して
この日、供される
クィーンズ・カレッジの食堂にて
我、猪頭を捧げ持ち
神を賛う
そして、この詩に歌が付けられたのが、今回紹介するクリスマス・ソング――「猪の頭のキャロル」よ♪
残念ながら作詩・作曲者とも不明、歌はこちらを参考にね!
メリーの今夜の話はこれでお終い、また明日、一緒に楽しくクリスマスソングを歌いましょう♪
The boar's head in hand bear I♪
Bedecked with bays and rosemary♪
And I pray you, my masters, be merry♪
Quot estis in convivio♪
Caput apri defero♪
Reddens laudes Domino♪
The boar's head, as I understand♪
Is the rarest dish in all the land♪
Which thus bedecked with a gay garland♪
Let us servire cantico♪
Caput apri defero♪
Reddens laudes Domino♪
Our steward hath provided this♪
In honour of the King of Bliss♪
Which on this day to be served is♪
In Reginensi atrio♪
Caput apri defero♪
Reddens laudes Domino♪
Caput apri defero♪
Reddens laudes Domino♪
…こんばんは、びょりです。
クリスマスに伝統的に食べられる物は国によってまちまちで、イギリスではガチョウ(近年はアメリカの影響で七面鳥に変わったとか)、北欧ではハム、イタリアでは鰻、チェコ・ポーランド・ドイツの一部では鯉をメイン料理に出すとか。
そして日本ではケンタッキー・フライド・チキン…でも私はそれが苦手なので食べません💦
今年我が家ではハンバーガーでした(おざなり💦)、あと写真のヴィタメールで買ったクリスマスケーキ。
日本ではクリスマスを終えたら、大晦日と正月の準備で、てんてこ舞いでしょうね。
クリスマスの御馳走に続いて、今度は年越し蕎麦に、お節に雑煮にお汁粉…皆、食べ過ぎは禁物よ!
一方キリスト教国では大晦日も正月もクリスマスの内、だから食べる御馳走も基本クリスマスとあまり変わらないの。
そして御馳走のメインと言えば、伝統的には鳥や豚の丸焼きね…意外と魚料理を出す国も見られるわ、それも山に囲まれた土地なのに。
近年アメリカではクリスマスの主料理にローストビーフを出す家庭も見られるけど、これはクリスマス前の11月末にサンクスギビングデー(感謝祭)が有って、そこで伝統的に七面鳥の丸焼きを出すから、クリスマスには違う御馳走を食べたいって思う事から来てるらしいわ。
でもヨーロッパの伝統的なクリスマスの御馳走で首座に着く物ったら「猪(豚)」!
嘗てイギリスでは貴族が催す晩餐会の始まりに、ファンファーレと共に猪の頭が運ばれ、「猪の頭のキャロル」が斉唱される風習が有ったんですって。
この不思議な風習は、イギリスの名門オックスフォード大の学寮にて、始まったと云われてるの。
15世紀頃、オックスフォード大の学生が、アリストテレスを読みながら歩いていた所へ、猪が襲って来たので、持っていたそのアリストテレス本を口に突っ込み窒息させ、大事な本を回収する為に頭を切って持ち帰り、武勇伝を語る目的から猪の頭を肴に宴会を開いた――学校発の伝説だけあって、かなりぶっ飛んだ内容ね。
正直、眉唾な話に思えるでしょ?
実は猪の頭を宴会に饗する風習は、クリスマスが冬至祭だった遥か昔まで遡れるのよ。
ヨーロッパ人のルーツの一つとされるゲルマン民族は、冬至祭に豊穣の神フレイへ猪を生贄に捧げて来る年の豊作を祈った――クリスマスの宴に猪の頭が登場する背景には、このゲルマン古来の風習が在ると考えられてるわ。
それにしてもゲルマン古来の風習が、15世紀頃のオックスフォード大学寮のクリスマス晩餐会で蘇った理由が謎ね…
前置きが長くなったけど、8夜目に採り上げるクリスマス・ポエムは、この「猪頭のキャロル」よ!
我、腕(かいな)に猪頭を捧げ持つ
それを飾るは月桂樹にローズマリー
御主人方は上機嫌
どうぞ、陽気であられんことを
我、猪頭を捧げ持ち
神を賛う
猪頭こそ、我思うに
この地で最も稀有な御馳走
しかして、それは華やかに花冠持て飾られて
さあ、歌いつつ、これを供さん
我、猪頭を捧げ持ち
神を賛う
我らの幹事がこれを用意し
神を祝して
この日、供される
クィーンズ・カレッジの食堂にて
我、猪頭を捧げ持ち
神を賛う
そして、この詩に歌が付けられたのが、今回紹介するクリスマス・ソング――「猪の頭のキャロル」よ♪
残念ながら作詩・作曲者とも不明、歌はこちらを参考にね!
メリーの今夜の話はこれでお終い、また明日、一緒に楽しくクリスマスソングを歌いましょう♪
【猪の頭のキャロル(The Boar's Head Carol)】
The boar's head in hand bear I♪
Bedecked with bays and rosemary♪
And I pray you, my masters, be merry♪
Quot estis in convivio♪
Caput apri defero♪
Reddens laudes Domino♪
The boar's head, as I understand♪
Is the rarest dish in all the land♪
Which thus bedecked with a gay garland♪
Let us servire cantico♪
Caput apri defero♪
Reddens laudes Domino♪
Our steward hath provided this♪
In honour of the King of Bliss♪
Which on this day to be served is♪
In Reginensi atrio♪
Caput apri defero♪
Reddens laudes Domino♪
Caput apri defero♪
Reddens laudes Domino♪
…こんばんは、びょりです。
クリスマスに伝統的に食べられる物は国によってまちまちで、イギリスではガチョウ(近年はアメリカの影響で七面鳥に変わったとか)、北欧ではハム、イタリアでは鰻、チェコ・ポーランド・ドイツの一部では鯉をメイン料理に出すとか。
そして日本ではケンタッキー・フライド・チキン…でも私はそれが苦手なので食べません💦
今年我が家ではハンバーガーでした(おざなり💦)、あと写真のヴィタメールで買ったクリスマスケーキ。