goo blog サービス終了のお知らせ 

kotoba日記                     小久保圭介

言葉 音 歌 空 青 道 草 木 花 陽 地 息 天 歩 石 海 風 波 魚 緑 明 声 鳥 光 心 思

願い

2015年09月17日 | 生活
たとえば
引きちぎられたボタン
破れた背広
踏まれた足の治療代
そんな雑費を
わたしたちが払うのか

この人たちは
何をしているのだろう
いったい
何をしているのだろう
何のために
誰のために

話は盛られ
嘘つきだ
と誰かが言う
その誰かも
また嘘をつき
話を盛っては
混沌を楽しむ輩もあらわれ

人間は何をしているのだろう
農作業以外
何をしているのだろう
実りの祈祷をこめて
祝祭の喧噪もなく

日は昇り
沈む
月は光り
海はゆれる

時の永遠を思わせる
砂浜の寄せては返す
あの波を見たときから
あの砂浜にたどり着き
砂上に座ったときから
俯瞰する目の存在を
意識しない時はなく
いつもある空
その上に
もっと上をいつも
思っていれば
人間のすることなど
どうでもよい
と本気で思う

ただ
思いやることが
わずかでも
できれば

願うだけ

叶うだろうか