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kotoba日記                     小久保圭介

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オジは音読した

2011年11月25日 | 生活
聡怩オているオジが、
どこかで聞き覚え、
というか、
読み覚えがある、
言葉を言うので、
「それって、もしかしたら<錦繍>っていうのじゃない?」
と訊くと、
「そうかもしれん」
と言います。
宮本輝の書簡形式で書かれた小説です。
「もういっぺん言ってみてくれ」
と言うと、
「でけん」
とオジは言います。
「閃いては消える」
とオジは言います。
オジは時々、
もの凄いことを言ったり、
過去の記憶を、
脳のどこかから、
ひょろひょろと口に出しては、
長文の文語を発するのですけれど、
たいていは、
「一期一会」
なのだそうです。
「直感は、過去の経験に裏付けされたものだと、アメリカの学者が言っていたそうだ」
と、最近は、
「直感だよ!」
とオジは言います。

宮本輝といえば、
「泥の河」を高校生の時に、
特別活動学習で、映画で見ました。
「それだ!」
とオジ。
「なんじゃあ、オジ」
「その映画のロケを見た」
訊くと、中川運河、縁故橋あたりだった、
とオジが言いました。
まあ、僕はロケ地がどこだろうが、
それほど、興味はないのだけれど、
あのモノクロの映画は、
良かった記憶があります。
機会があれば、
また観てみようと思いました。

帰りは伊藤比呂美の小説、
「とげ抜き 新巣鴨地蔵縁起」を読み始めましたけれど、
読みにくいので、
途中でやめました。
後日談ですけれど、
再度、読んでみよう、
と思ってチャレンジしてみると、
読後は今年、一番の面白さを持った、
小説になりました。
チャレンジして本当に、
良かったです。
コメント
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