寒いので、
自家発電です。
体を動かせば、
自然、体は温まります。
なので、
ずっと手足を動かし、
瞬間ダッシュをやると、
すぐに血流が速くなり、
温かくなります。
11時20分、
水色のC130が、
北西に2機、
向かうのを見ました。
ほどなく、
何機も、
北西に向かいました。
高い所を飛んでいるのだろうけれど、
地から見ても、大きな飛行機です。
職人さんから、
缶コーヒーをもらいました。
昨日も。
ャPットの中にある、
拾った一円玉を手で触ってみました。
一円を拾ってから、
いろいろもらっているのは、
どうしたことか。
夜、ゴミ集積所の脇を通ると、
tenshiが立っていました。
tenshiの体は大きく、
会うと、必ず、僕らは何かを話します。
「寒いでしょう、何をしてるの?」
と訊くと、
「アルミ缶」
とtenshiは言いました。
tenshiは同じ住宅に住んでいて、
顔が腫れていることがあり、
どうしたのか、
と訊くと、
お父さんに殴られた、
と言います。
「あそう」
と僕は言います。
朝に顔を合わす時は、
「今から仕事?」
と訊くので、
「そう」
と僕は答えます。
「行ってらっしゃい気をつけて」
とtenshiはニコニコして言います。
tenshiに会ったあとは、
たいてい、良いことが起きます。
だから、
僕はtenshiを見かけると、
ラッキーと思います。
夜、ゴミを出しにいくと、
まだtenshiがいます。
「風邪ひくよ、ずっといたの?」
と訊くと、
「いや、一度、家に戻って、また来た」
「もうアルミ缶なんて誰も出さないよ、こんなに寒い夜は誰も、
出てこないよ」
「でも、今さっき、アルミ缶、袋にいっぱいあった」
と言います。
「もうお帰り。風邪をひくから」
そう言うと、
判った、もう少ししたら帰る、
と言います。
「おやすみ」と言って、
僕はtenshiの小さな目を、
胸に宿して、
螺旋の、
非常階段をのぼりました。
自家発電です。
体を動かせば、
自然、体は温まります。
なので、
ずっと手足を動かし、
瞬間ダッシュをやると、
すぐに血流が速くなり、
温かくなります。
11時20分、
水色のC130が、
北西に2機、
向かうのを見ました。
ほどなく、
何機も、
北西に向かいました。
高い所を飛んでいるのだろうけれど、
地から見ても、大きな飛行機です。
職人さんから、
缶コーヒーをもらいました。
昨日も。
ャPットの中にある、
拾った一円玉を手で触ってみました。
一円を拾ってから、
いろいろもらっているのは、
どうしたことか。
夜、ゴミ集積所の脇を通ると、
tenshiが立っていました。
tenshiの体は大きく、
会うと、必ず、僕らは何かを話します。
「寒いでしょう、何をしてるの?」
と訊くと、
「アルミ缶」
とtenshiは言いました。
tenshiは同じ住宅に住んでいて、
顔が腫れていることがあり、
どうしたのか、
と訊くと、
お父さんに殴られた、
と言います。
「あそう」
と僕は言います。
朝に顔を合わす時は、
「今から仕事?」
と訊くので、
「そう」
と僕は答えます。
「行ってらっしゃい気をつけて」
とtenshiはニコニコして言います。
tenshiに会ったあとは、
たいてい、良いことが起きます。
だから、
僕はtenshiを見かけると、
ラッキーと思います。
夜、ゴミを出しにいくと、
まだtenshiがいます。
「風邪ひくよ、ずっといたの?」
と訊くと、
「いや、一度、家に戻って、また来た」
「もうアルミ缶なんて誰も出さないよ、こんなに寒い夜は誰も、
出てこないよ」
「でも、今さっき、アルミ缶、袋にいっぱいあった」
と言います。
「もうお帰り。風邪をひくから」
そう言うと、
判った、もう少ししたら帰る、
と言います。
「おやすみ」と言って、
僕はtenshiの小さな目を、
胸に宿して、
螺旋の、
非常階段をのぼりました。