kotoba日記                     小久保圭介

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声を出して言った、「海」。

2009年02月17日 | 熊野

   


父と波打ち際まで下ってゆく、
見るのは、海。
浜には、網が干してあり、
写真、左の黒いのがそれ。
父は今年79歳。

熊野の海は、どの海よりも良い。
ここから見る海は、格別で、
僕がこの世に一人しかいないように、
父がこの世に一人しかいないように、
熊野は熊野にしかない。
この海も、ここにしかない。
そういうことを、
熊野が僕に教える。

前後切断、と老僧、禅僧が言った。
潔く、しかも美しい言葉である。

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完全に熊野が呼んでいる

2009年02月17日 | 熊野
今日から熊野入り。
南紀ワイドビューで。
四日市辺りで、
今回はすでに、
「完全に熊野が呼んでいる」
と実感した。
いつもは早くとも九鬼辺り。
今回は早い。四日市ですでに僕は熊野に入った。

車窓。
「中瀬古(?)」駅辺りは、雪の残り、
空は青いけれど、小雪、降る。陽光。

白い梅、咲き、
田植え前、
耕された土の上に、
ムクドリ、群れる。
(アナグマの好物はミミズ)。

冬と春のまん中、
汽車、走る。

津、のプラットホームにも、残雪。

昼下がり、熊野市駅着。
父がわざわざ駅まで迎えにきてくれた。
うなぎを食し、たいそうの酒。
そして、父宅に荷物を置いて、
坂道をあがり、
坂道をくだり、
また坂道をあがると、
声をあげて見るのは、
太平洋、熊野灘、七里御浜。

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