
孫が帰ってしまい、凪の状態である。実際の風もない。風鈴の短冊もピタッと動かず、チリンチリンと音が出ないと役にたたない。すこし騒がしくらいでないと爽やかでない。音があるといろいろなところに心が行って心も軽やかになれる。一般的に無風って和ぐ(→穏やか)で好いようにとることが多いが、夏は、風がないとすべてが一か所に留まってジメッとして暑い。暑いと言っても30℃であり、いつもより気温は低い。だのに暑い。孫が騒がしくしていてくれた方が気が紛れて涼しく感じられた。静かにしなさいと怒っておきながら、人間ってこうも身勝手なのである。
神戸のおじさんの満中陰志が届きました。あれから49日以上立つのだ。人の命は儚いものです。人々は日常の些事に追われて大事を忘れて行く。