ジジババのたわごと

孫たちさらにその孫たち世代の将来が、明るく希望が持てる時代になってほしい。

イラク侵攻は毒入り納豆

2007年01月26日 | Weblog
久間防衛相が、アメリカのイラク侵攻について、「ブッシュ大統領は核兵器がさもあるかのような状況で開戦に踏み切ったのだろうが、判断が間違っていたと思う」と批判した。
では・・・当時の小泉政権の判断についてはどう考えるのか、誤りでなかったのか聞いてみたい。

片や、先日関西テレビの「発掘!あるある大事典Ⅱ」で「納豆を食べるとダイエットができる」との内容で放送したが、検査データをねつ造していたことがわかって、苦情や問い合わせが多数寄せられたそうだ。結局放送は打ち切られることになった。

イラク戦争について、アメリカの調査委員会は、イラク国内に大量破壊兵器は存在しなかった。アメリカの判断について「完全に誤っていた」と結論づけた。米英当局は戦争を正当化し国民を欺くために情報操作をしていた。
開戦のもう一つの理由…旧フセイン政権と国際テロ組織アルカイダとの関係もなかった。

9.11テロに端を発した、アフガニスタンへの侵攻。続くイラクへの侵攻。
イラク侵攻前、国連では査察継続が多数意見だった。
国連の査察団がイラクで大量破壊兵器の査察を行っている最中であったにもかかわらず、アメリカは大量破壊兵器が存在していると決めつけ、イラクに対して一方的に独断で攻撃を開始した。
そのとき小泉首相は「イラクは大量破壊兵器を保有している」と断言して、イラク戦争を支持した。

その後大量破壊兵器が見つからなかったとき、「フセインがみつからないからといって、フセインが存在しないと言うことになるのか」、 「大量破壊兵器が見つからないからといって、大量破壊兵器が存在しないと言うことになるのか」 などと詭弁を弄して開き直った。
ブッシュ大統領は、戦争の大儀が否定されたことに対して、自分に責任があると認めたものの、「フセイン政権は、大量破壊兵器を持っていなくても脅威だった」、「フセインを捕らえたことで世界が平和になっただけでもいい」また「民主化のためだった」などと正当性を主張した。

“発掘あるある・・・の納豆”になぞらえてみれば、「ダイエットに効果があると宣伝したが、効果がなかったのは認める。しかしダイエットには効果がなかったけれど、栄養があるものを勧めたのだから意義があった。」と開き直っているようなものだ。
イラク戦争で何万人もが犠牲になり、社会は大混乱した。 まるで“毒入り納豆”を勧められたようなものだ。
アメリカの言うことだから信用できると、ゴマスリして国民を欺いた責任はどうなるのか。それを根拠に自衛隊まで派遣したのだ。
小泉首相と当時の閣僚、自民党、公明党は責任をどのように説明するのだろうか。
テレビの納豆にも政府の思惑にも、国民はいとも簡単に騙される。


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1 コメント

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ブログに引用させていただきました。 (kouhei)
2007-01-28 00:51:56
ブログに引用させていただきました。感謝しています。

平和・自由・民主主義とインターネット
あるある大辞典 信頼していたのに だまされた 信じた者が浅はかなのでしょうか?
http://blog.goo.ne.jp/kouhei2_2005/e/c5ae6ac042207a5ec7e3c768c30b0209
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