野田内閣が発足し、「ドジョウ内閣」という呼び方がぴんとくる。
むかしからドジョウは滋養強壮の薬効があるといわれたようだ。
そこで小さい頃にみたことがある「ドジョウ鍋」を思い出す。
そのころ一時期だが、祖母が一緒に暮らしていた。
その祖母がドジョウ鍋を作ったときのこと。
ドジョウを鍋に入れ、酒をふりかけてすぐ蓋をする。
ドジョウたちはものすごい勢いで鍋のなかを暴れ回る。
だからドジョウたちが静まるまで蓋は押さえたままなのだ。
たくさんのドジョウたちが狭い鍋の中で騒ぎ立てるから、ザ~ッとかギュ~ッとかそんな音だった気がする。
子供ながらにドキドキしてドジョウがかわいそうと思った。
やがてドジョウたちは静かになる。
それから調理が始まる。豆腐を入れたような気がする。
しかし、そんなかわいそうなドジョウを食べた記憶はない。
たぶん甘辛く味付けをしたのだろうが、祖母はそれをどこに持っていったのだろう。
母に当時を聞くチャンスがあった。
母も気持ち悪くて食べたことがないと言う。
そして祖母がドジョウ鍋をどこに持っていったのかはわからないと言う。
母も覚えてないなんて不思議なことだ。
それはさておき、野田ドジョウ内閣は鉢呂大臣の発言で早くもほころびを見せている。
「放射能をうつす」と言ったらしいが、どこからそんな発想が出てくるのかと、不思議なくらい。
原発事故のことを大したことに感じていない本心が、図らずも出てしまったのだと思う。
鉢呂大臣の発言に足をすくわれた格好。
野田ドジョウはくねりながらすり抜けて、泥くさく強い生命力で乗り切っていくだろうか。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます