指輪のサイズなおし

ダイヤの婚約指輪のサイズ直しをした。
たてずめのデザインで細かい所に工夫がこらしてあり、とてもきれいなものだ。ジジからもらったのだが、気にいっている。
もともと多少ゆるめだったが子育てが終わってから、指に合うようにつめたのが最初のサイズ直し。
それが年令とともにきつくなって第一関節から入らなくなった。
体重は減ったのに指は細くならないのだろうか？
指が細くなるまで待って数年経ったが、とうとうワンサイズ半広げた。これが二度目のサイズ直し。
これからは外出時にじゃんじゃんはめ、ババが死んだら娘への形見になる。
ババが持ってる他のどんな貴金属よりも思い出の品だし、娘ももらってくれるだろう。
娘はババに似ず指が細いから、つめるなりネックレスにするなり直せばいい。
いずれそれが孫のお嫁さんにもらわれるのだろう。

当時ババの指輪を見た姉たちは、旦那さんから婚約指輪なんてもらわなかったとか、結婚指輪は自分で買ったもんよとか言いだした。
かわるがわるババの指輪をはめていたっけ。
きっと無くても当たり前だったんだろうね、なんて姉たちを慰めたババだった。