入れ歯のリサイクル

不要になった入れ歯をリサイクルするNPO法人ができたという。　
新聞の声欄をみて、へ～っ! と思った。
入れ歯に使われているいろいろな金属を取り出し、それを換金してユニセフ募金に役立てようということらしい。
入れ歯が、飢え、病気、予防接種など世界中の多くの恵まれない子供たちを救えるということだ。
この入れ歯、年配者なら一つや二つ持っているという。多い人では７個ほど引き出しにしまっているらしい。
年月が経つと歯茎がだんだん痩せてくるし、体型が痩せたり太ったりでも、入れ歯が合わなくなると聞いたことがある。いよいよ都合悪くなれば今までの入れ歯は不要になる。それならたまるはずだ。
ゴミとして出してしまえばそれだけで終わってしまう。
これからの高齢化社会に向けて、入れ歯はますます増えてくる。

かたや最近は車止め、半鐘、お墓の線香立てまでも金属盗難が続発し、それらが経済成長著しい中国に流れていくという。
そんな私服を肥やすことしか目がない人が、こんな些細な入れ歯の話を聞いたら笑うかも知れない。

ババは近い将来のことを考えて、古くなった入れ歯の送り先を新聞から切り取って保管しておこうと思う。
その前にジジの部分入れ歯がお役に立ちそう・・・。