ジジババのたわごと

孫たちさらにその孫たち世代の将来が、明るく希望が持てる時代になってほしい。

堤防開けて検証は当然

2008年07月07日 | Weblog
有明海の異変と因果関係があるか調査するため、諫早湾干拓でのギロチン堤防を開放するように命じた判決が出た。
利に叶った判決と思う。因果関係がないということになれば、再び堤防を閉じればいいのだ。
干拓地の防災対策に巨費がかかるという反対意見もあるが、もし海への影響が甚大であるのにこのまま放置したらどれほどの損失になるか計り知れない。
だいたいそもそもが米の増産を建前に、費用対効果を考えたら全く無駄なことをやってきたのだから。

硬直した農水省の政策。一度走り出したら屁理屈をつけても絶対に修正しない役所の体質。族といわれる者がのさばる風土。土建国家と言われる中央省庁主導の公共事業。それらの見通しの無さと税金の無駄遣い。
従来の政治のあり方をただし、再び過ちを繰り返さないためにも、開門調査してはっきり見極めたらいい。
これだけ影響が疑われているのだから、元の状態に戻して影響があるのか無いのかを調べるというのは、普通に考えてばごく妥当な処置だ。
農水省は自分たちの主張していたことを証明するチャンスではないか。検証に積極的に踏み出せばよい。

政権を握ってきた自民党が業界や省庁の意向を汲んで、強引なことを繰り返してきたことが、今さまざまなところで噴出している。官僚イコール自民党という印象が定着してしまった。
今回の判決を不服として国は控訴するようであるが、そんなことではいよいよ政権の支持回復は難しい。誰のために仕事をしているのか? と疑問がわく。
役所がメンツのために不合理なことでも押し通そうとする体質は、おいそれとは変わらないだろう。
だがそういう役所を擁護して政権基盤を保とうとすることはもう通用しない。そこに気づかなければ・・・いよいよ信用されなくなる。


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