ジジババのたわごと

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こっちの大物も釣り上げて 検察

2019年12月26日 | Weblog
秋元司衆議員が逮捕された。
IR(カジノ統合リゾート)への参入を目指す中国企業から300万円を受け取っていた収賄の容疑である。
秋元議員はIRを推進した中心議員である。
「カジノ解禁法」では委員長を務めたが、審議を打ち切り強行採決に踏み切っている。その後IRを担当する副大臣に就任した。


ホォー! 国会議員を逮捕するんだ! 
議員の汚職には手を出さないことにしたのかと思ったが…特捜がやっと政界の摘発に踏みところを見せた。
特捜部が国会議員を逮捕するのは10年ぶりだそうだ。

このところ、特捜部は失点続きで検察への不信が高まっていた。
郵便不正をめぐって大阪地検特捜部が、無実の村木厚子さんを逮捕・起訴したばかりか、特捜検事が証拠改ざんをした件。

陸山会事件をめぐっても小沢一郎氏の強制起訴の過程で、虚偽の捜査報告書を検察審査会に出した件。

近くは、日産ゴーン会長を逮捕し世界中から注目されたが、国内メーカが外国資本に飲み込まれるのを避けたい日本政府の意向が色濃く出ている捜査といわれた。
長期間拘留する「人質捜査」も海外から非難された。


さて、秋元議員の件は、単純な構図であるから、手を付けやすかったというのがあったのだろう。
検察不信を払しょくするに好都合だったのかもしれない。

だがなぜか、照準が合っていない印象である。
「本来の標的はそこじゃない! もっと別のところに切り込んでよ!」という声がする。
国民が特捜部に期待するのは、「巨悪を眠らせない」存在として権力と対峙して不正を暴くところだ。


このところ立て続けに起きた事件がいずれも不起訴になったが、政権への配慮なのか、腰が引いた検察の姿勢に不信の目が向けられていた。

今回の秋元議員よりも明白だった、甘利明・経済再生相が建設業者から現金600万円を受けとっていた収賄容疑。


8億円を値引いてタダ同然で国有地を売った森友学園問題。さらに決裁文書を改ざんした容疑。
佐川前国税庁長官や首相秘書官などが不起訴になった。
片方の籠池夫妻は、補助金を不正に受け取っていたとされ、長期拘束されたあと有罪になった。



不明朗な経過をたどった加計学園獣医学部新設にまつわる疑惑。
特別の便宜を図ったとされ、今治市や愛媛県など自治体からの譲渡金も投入された。



桜を見る会では、とにかく証拠資料を廃棄して隠滅を図っている。
公職選挙法・政治資金規正法をはじめ、公文書管理の疑いもある。


関西電力幹部らの金品授受も汚職の疑いが濃い。もし捜査を進めたら政界にも広がる気配だ。

伊藤詩織さんのレイプ事件で、逮捕状が出ているのに直前でストップされ不起訴になった不自然な捜査もある。



検察や特捜部は、摘発の選定や決定を恣意的に行っていると指摘されている。
いわゆる「国策捜査」が安倍政権になって異常に強まっているといわれる。
安倍一強体制で、本来は独立機関であるべき検察にも、官邸の人事が及んでいるのが実態だという。


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