バッカみたい トランプの米朝会談中止

思いつきで走ったトランプ、やっぱり躓いた！
歴史的な会談になるとノーベル賞が話題になるほどだったが…。6月12日に予定されていた米朝首脳会談をトランプ大統領が中止すると公表した。

直感で中間選挙に有利になるという思惑で、トランプ大統領が会談を受け入れたものだった。
中間選挙を前に華々しく打ち上げたくて前のめりになったものの、点数稼ぎ出来ないとわかって米朝会談を中止すると発表した。
普通は重要なことをあらかじめ事務方が詰めてから会談開催を発表するのに、準備不足が露呈して成果が得られないとわかって断念した。

張ったりも脅しも北朝鮮には通用しなかった。
大型の経済支援や体制保証を突きだせば、北朝鮮がすぐにでも核を放棄するような幻想を抱いていたのか。


　

さて、今後どうなるか。
トランプ大統領が、先に会談を中止すると発言した。非難は米に向かう。
北朝鮮が核実験場を完全破壊した直後に会談中止を発表したので、首脳会談をご破算にした責任が米のほうにあるとされる。

北への経済制裁は徐々にほどけていく。
韓国、中国、それとロシアも北朝鮮との実質的な経済取引を拡大させていくだろう。北朝鮮がミサイルや核実験の挑発的な行動を控えることが条件であるが。

北は核開発やミサイル実験をすぐに再開することはない。少なくとも以前のような緊迫した状況にはならない。
北は目的を達しているので、核実験の再開の必要はなくなった。
むしろ、米から付け入られ武力攻撃を受けるような隙を見せることは当面しない。
実質核保有国の仲間入りをした北朝鮮は、核を絶対手放さないことはい言うまでもない。

それにしても、韓国のムン・ジェイン大統領が失望している様子が想像できる。