オーダーメイド枕

オーダーメイドの枕が人気という。
個々人に合わせて、頭の高さ、頭から首の長さ、首の深さを測って自然な寝姿をキープする。
第一に安眠が保たれる。肩こりやイビキまで軽減させる自分だけの枕というわけだ。
注文が多くて自分の枕が出来上がるまで数カ月かかると聞いてびっくり。

枕の選び方は本当に難しい。
ジジババはそば枕派だったが、高い枕は苦手で、一時は枕なしで寝ていたときもあった。
枕無しだと、横向きに寝たとき寝にくい。そのうち市販のそば枕の中身を取り出して、低いそば枕を作って使用していた。
ビーズ入り枕というのも流行ったが、あれは枕に当たった頭の部分が痛くて寝られない。
羽枕も使ったが頭が深くのめり込むようでしっくりこない。
低反発枕を使ったこともあったが身体に合ってないようで肩こりがおきる。

あるときＴＶ番組で、自分に合う枕選びをみてからは家庭にあるものを利用して今に至っている。
ババは硬めの背当てに、バスタオルを四つ折りした高さが丁度いいのを知った。
いかにも間に合わせで傍から見ればちゃんとした枕でないが、これがいいのだ。

自分の枕でないと寝られない人もいると聞く。ババが高校生の頃、授業に来た先生が、旅行にまで枕を持参するとおしえてくれて驚いた記憶がある。
たまに行く旅行先で、寝るころになると気になるのが枕だ。
いつだったか、枕の裏表がクッションとそばがらになっていたものは寝やすかった。
そいいう枕はあまりみかけない。
クッションが厚過ぎても寝にくいものだ。
とはいっても旅行にまで「マイ・枕」を持ち運ぶほどババは神経質でもないからいいが・・・。
一生付き合うもののひとつは枕だ。
自分に合った枕をみつけてぐっすり寝ていい夢をみよう。