ジジババのたわごと

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幌延地層センターは 半永久に存続する

2019年12月10日 | Weblog
北海道幌延町にある放射性廃棄物の地層処分研究が、2028年までの9年間延長することが決まった。

この施設では、日本原子力研究開発機構(原子力機構)が、高レベルの核のごみについて地下350mでの深地層研究をおこなっている。
当初の予定では来年終了するとされていたものであるが、研究期間を2028年までに延長する新たな計画案を北海道および幌延町に申し入れていた。
9日に幌延町の野々村町長が受け入れを表明し、10日に鈴木北海道知事も表明した。



受け入れた理由として、期間内に成果を上げる努力すると約束いただいている。最終処分地場にしない、各種(核物質)は持ち込まないことを確認した、と述べている。
しかし、9年後にさらに再延長になるのはほぼ間違いない。

研究期間延長を話し合った時に、いろいろ確認したと言うが、どのようなスケジュールになっているのかわからない。
これまでにこれこれの研究を行って、その成果はこうであった。この部分の研究が不十分だったので、このようなスケジュールで9年間研究を行う、という説明がなければおかしい。
皮肉を込めれば、筋書どおりに運んだというところかもしれないが・・・。


原子力機構にとっては、研究が目的というよりも、地層処分が可能な施設を確保していることが重要なのだ。
原発からの核のごみ(放射性廃棄物)の処分地探しは暗礁のに乗り上げている。
政府が処分の有望地として「科学的特性マップ」なるものを公表したが、状況はまったく進展していない。

そんな状況の中で、幌延は虎の子の施設である。手放すことはない。
もちろん、なんとかして最終処分場にしたいと考えていることなのだ。


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