ジジババのたわごと

孫たちさらにその孫たち世代の将来が、明るく希望が持てる時代になってほしい。

ババの小さな親切

2006年08月09日 | Weblog
ババはガソリンを入れた足で車をスーパーに置き、地下鉄乗り場方向に向かった。ATMに用があったのだ。
エスカレーターに向かう途中、若い女の子が足元をふらつかせながら陰のほうに行くのが見えた。
振り向くとババの後ろにいた2人連れも気になるのかその女の子の方をみながら何やら話してる様子。
ババがエスカレーターを降り終わると、その子が出てきたのとバッタリ。エレベーターで降りてきたらしい。やはりふわふわと気分悪そうにしている。

化粧っ気もなく10代後半とみかけた。思い切って呼び止めてみた。「具合悪いの?」
「はい・・胸が悪くてフラフラするんです」の返事。聞くと親がICUに入院していてその帰りらしい。
ご飯は食べたか、貧血はないのか、時々こうなるのかなど話しかけながら地下鉄の改札付近にある椅子に腰掛けさせた。さりげなく触った脈はしっかりしていた。
これから友達に会いに行くらしい。少し落ち着いたようで胸の悪いのが無くなってきたという。
販売機で飲み物を買って手渡すと礼を言って2~3口飲み、頬にボトルを当てて「気持ちいい・・・」と表情と顔色が良くなったようで笑顔もみえる。ババは娘をみてるような気持ち。
夜にはバイトもあると言う。とにかく早めに帰って身体を休めなさいといい終わるとその女の子にメールが入った。それを機にババは、お礼を言われながら腰をあげた。

次の店に入ろうとドア近くまで歩いて行くと、70才くらいのおばあさんが分厚いガラス製のドアを押して外に出ようとするのだが押しもどされそうになっているのがみえた。
小走りで行って開けてやると「ありがとうございます。力がなくてねぇ・・・」と申し訳なさそうに言う。内心いえいえこのババもいまからそうなんですよと。
こんなババの半日でした。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿