ジジババのたわごと

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イスラム教は女子教育を禁じているのか

2013年07月15日 | Weblog

イスラム教の指導者に問いかけてみたい。そしてイスラム教を国是とする国の指導層にも同じ質問をしてみたい。
「イスラム教は女子に対する教育を禁じているのか?」
「女子が教育を受ける権利を求め訴えたパキスタンの女子学生マララが、タリバンの銃撃を受けたことをどのように考えるか?」

イスラム教指導者などから、マララ襲撃に対しての見解や意見が聞こえてこない。
さすがに擁護する意見は聞かれないのだが、強く非難する意見も少ない。
これでは黙認で、基本的に容認していることと変わらない。
イスラム教という宗教は「女子に対する教育を禁じる」教えがあるのではないか? と疑いを持たれても仕方ない。
「イスラムは危険思想だ」という観念が定着するのも当然だ。

人間の歴史はどの国も例外なく男尊女卑であった。
男女平等が実現したのは近年のことである。しかも先進国といわれる一部の国に限られている。
教育の機会が性別にかかわらず保障されるようになったのも最近のことである。

だが、現実の生活の中で男子を優先させ、女子を後回しにして差をつけていた、ということなのだ。
だから、「女子は教育しなくてもよい」という考えがあったにしても、「女子を教育してはならない」という考えではなかった。
肝心なことは、社会規範として女子の教育を禁止していたというのではない、ということだ。

マララは11歳の時から、パキスタンで武装勢力タリバンの支配下で恐怖におびえながら生きる人々の惨状をブログに投稿して、女子が教育を受ける権利を訴えていた。
15歳になった昨年、下校途中に武装勢力に襲われ頭を銃でうたれた。英国の病院で手術を受け奇跡的に回復した。

「1人の子どもが、1人の教師が、1冊の本そして1本のペンが世界を変えます。“教育”が唯一の解決策なのです」
「タリバンやイスラム過激派の子供たちにも教育を受けさせたい」
今月、彼女が国連で演説した時に訴えた一節だ。
イスラム教の関係者は、彼女の訴えに正面から応じなければなるまい。


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