ジジババのたわごと

孫たちさらにその孫たち世代の将来が、明るく希望が持てる時代になってほしい。

マニフェストの中味知らない秘書、選挙事務所

2009年08月28日 | Weblog
選挙期間なので、与野党問わずいくつか電話による投票依頼がかっかってきた。
選挙事務所からの電話を取ったときに、マニフェストについて尋ねてみることにしている。
各党のマニフェストや政権公約を読んだだけでは、いまいちはっきりしない点とか、もっと踏み込んで知りたい事を尋ねる。
えらそうに言うが、マニフェストをすみずみまで読んでいるわけではない・・・。
新聞に載る要約版や選挙公報を見て、疑問点や不明なところだけ党のホームページで一応は確認している。

電話を受けたついでに、素朴に聞いてみたいことを運動員に尋ねてみるわけ。これはある選挙がきっかけではじめたことである。
電話をかけてくるのはおおかたボランティアの女性。
うがった見方をすると、ウラでアルバイト代をもらって働いているのではないだろうか?
自発的なボランティアにしては候補のことや選挙について無知すぎる人が多い。

「マニフェストのことで聞きたいことがあるのだけど・・・」と言うと、たいがいちょっぴり驚かれる。
そのあと決まって、「責任者に代わります」とか「後ほど詳しいものから電話します」とか言われる。
ここまでの流れは、これまでの経験から予想できる。
本当は彼女らに、他人に推薦するくらいだからその候補に共感して応援しているのだろう。候補が主張していることや、関連する印刷物のことを知らないとはどういうことか、と言いたいところだが・・・。
ところで今回は、選挙事務所で責任ある立場の者がマニフェストを理解していないことを知って失望した。

野党の電話には、「国の借金をどうやって解消するつもりか」と、「天下りを廃止するとしているが、役所内にとどまる役人の仕事や処遇をどうするのか」を尋ねてみた。
選挙事務所の責任者はすぐに答えられなくて、一旦間をおいて調べたことを説明してくれたが、ほとんど意味不明の核心を外れた回答だった。

与党の事務所からは、議員秘書から改めて電話があったが、「企業や団体からの政治献金は廃止する方向化か、当面容認するのか」という問に、「マニフェストのどこですか、見てみます・・・」のあと、「国民の声がどうとか・・・」。
終いには「どうするかは我々では答えられません」と言う始末。マニフェストに書いてあることがどちらかなのかと尋ねているのに。

嫌がらせや意地悪する気はさらさらないのだが、ここまでレベルが低いと選挙運動をしている中核にいる者でさえも、「自分たちのマニフェストを読んでいないし、理解してもいないのではないのか」と疑ってしまう。


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