後姿に年が出る

新聞の投稿欄に、見知らぬ人からバスの中でシルバーシートを勧められた女性が、ショックを綴っていた。
自分の後方から声をかけられたから顔は合わせてないという。
きっと老婆っぽい後姿だったに違いない・・・なんて反省の弁も。

投稿の人はお若いのかと年令をみたババはびっくり。７０代後半なのだ。
７０代後半ともなればそれ相応で仕方ないと思うところだが、この女性は、幾つになっても「見られている」ことを意識しなければと提言する。

女性は前方から見られることは意識しても、後方から見られることには無意識だ。
むかし、先輩たちが「後姿に年令が出るよね・・・」と話していたのを耳にしたことがあった。
だから将来は姿勢に気をつけなくちゃ・・・くらいの軽い気持ちはもっていた。

悩みがあったり、体調が良くないときは自然と前かがみになってしまう。
幾つになっても背筋を伸ばして歩きたいものだ。見られていることを背中に感じながら過ごすことも若さの秘訣だろうから。