ジジババのたわごと

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国際裁判所に提訴しても遠吠え

2012年08月17日 | Weblog

韓国の李大統領が竹島を訪問したことへの対抗措置として、政府は国際司法裁判所へ提訴する手続きに入ることを決めた。
国際司法裁判所は国際法にのっとって平和的な解決を図る場であるが、紛争当事者の双方の合意がなければ動き出さない仕組みになっている。

韓国側は「竹島(独島)は韓国固有の領土だ。領土問題は存在しない」という立場で提訴には同意しない方針なので裁判まで進む見通しはない。
竹島は韓国側が実行支配しているので、打開の道は見つかりそうもない。

一方、香港の活動家ら14人が尖閣諸島に上陸し逮捕されたが、強制送還される見込みである。
中国側は「尖閣諸島を巡る日本側の一方的な措置は違法で無効だ」とする立場である。
日本政府は事を荒立てないで強制送還して収拾することを選んだということであろう。

尖閣諸島は日本が実効支配している。
実効支配している国の優位性は国際的にも認知されているので、尖閣諸島に対する日本の優位性は動かない。

「竹島」の韓国と日本の関係。「尖閣諸島」の日本と中国の関係。「北方領土」のロシアと日本の関係。
同じ構図といえる。

ここでふと疑問に突き当たる。
尖閣諸島の領有権を巡って中国側が国際司法裁判所へ提訴したら、日本政府はどのような対応をすることになるだろうか。
これまでの経緯から「尖閣諸島は日本の固有の領土だ。領土問題は存在しない」と主張し、裁判への同意を拒否すると推察できる。

尖閣諸島では中国側が提訴しても日本が拒否する。竹島では日本側が提訴しても韓国側が拒否する。
片方が国際司法裁判所に持ち込んでも、もう一方は同意したら実効支配している優位な立場を浸食される恐れがあるから、なかなか実現しない。
似たようなことしている。



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