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村の朝
昨夜は我が家で近所の仲間が集まって、
持ち寄りパーティーを開きました。
予定していた工芸関係の人たちが都合が悪く、
近所の他の夫婦に呼びかけたらすぐ来てくれて、
にぎやかな会になりました。
痛感したことは山村の人たちのパワーです。
葛から本物の葛粉を作ったり、甘茶の葉を蒸して甘味料にしたり、
ある人は空いた畑でサトウキビを育てて、甘いジュースを搾る道具を工夫したり、
まわりの植物の昔からの利用法を再現しようとしているのです。
それをまだ個人的にやっているだけですが、
どれも森の教室の教材になりそうなことばかり。
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アケボノソウ
デイサービスで働いて痛感したことをここでも痛感しました。
私たち50代の後半から60代が、昔からの暮らしを知る最後の世代なんだと。
高度成長以前の暮らしを知っているかどうかは、
いろいろなところに違いとして現れてて来ています。
知っている歌が違う、
お年寄りなら誰でも知っている童謡唱歌を、
私たちはみんな知っています。
でも40代だと知らない。
昔からの食べ物の記憶もみんな持っているので、
そう簡単に現代風には流されない。
昔からの農作物の作り方も、
生活の知恵も知っている。
夕べ集まったのは私の5,6歳上まで、
みんな共通の子供時代を過ごし、
親や祖父母のやり方を知っているのです。
山村の同世代は筋金入りです。
私たちが後の世代に昔からの生活の知恵を伝えなければ、
それはもう消えてしまう。
都会には、昔からの知恵を知りたいと思っている人たちが、たくさんいます。
それを伝えることが、私たちの責任かもしれませんね。
今回は男達中心で外部の工芸関係の人を予定していたんですが、
地元の人だけで十分ということが分かりました。
みんな、特に女性達がすごいものを持っています。
もっと前から知っていれば、自慢のものを持ってくるというので、
地元の女性達も交えて、またやろうということになりました。
いずれ女性のパワーをと考えていましたが、
現実は私の考えより先行していきます。
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ノコンギク
山村暮らしは生活の知恵の宝庫でしょう。田舎育ちの私はよくわかります。助け合いという繋がり「お互いさま」がどーんと根っこにあります。都会育ちの夫は、それを「非常識」と言い他人に首を突っ込むなと言います。
「アケボノソウ」というのですね。名前を知りたかった花です。chikiさんのところは山野草が素敵です。
東京でも近所の女性達の力に、
感心しています。
男は会社にくっつきすぎたもので、
社会からは離れています。
逆立ちしているんですね。