竹と遊ぼう。伊藤千章の日記、

小平市と掛川市の山村を往復して暮らし、マラソン、草花の写真、竹細工、クラフトテープのかご、紙塑人形の写真があります

友人の句集

2009-10-02 06:40:14 | 日記
 
友人から「炎天」という句集が送られてきました。
高校一年のときの同級生で、大学も違う、人生行路も違う人ですが、
昔から不思議な落ち着きがあり、心に残る人です。
 
彼は社長の息子で自分も親の会社の社長になり、今に至っています。
社長業が忙しいのか暇なのか、しょっちゅう海外旅行にでかけていて、
俳句も海外吟がほとんどです。
 
 イタドリの花
 
もう15年指導者の下で作句を続けているそうで、
さすがに慣れたものです。
めずらしいことを詠んでいるので、読みごたえがあります。
 
スコットランドで詠んだ
魔女狩りの広場に秋の大道芸
 
ローマでの
元老院の壁の反響蝉時雨
 
筋斗雲の紛れてゆけり鰯雲
大いなる手が貝つかむ箱眼鏡
 
じっくり味わいたい句集ですが、
その一方で、句集を贈られる歳になったのか、
なんて思っちゃいますね。
 
ガマズミの実