竹と遊ぼう。伊藤千章の日記、

小平市と掛川市の山村を往復して暮らし、マラソン、草花の写真、竹細工、クラフトテープのかご、紙塑人形の写真があります

木を見つめて

2009-10-12 12:19:32 | 日記
上水の代表的な樹木、橡
 
上水沿いのオープンギャラリーのテーマが、鉛筆画から上水沿いの木の写真に変って、私も木に目が行くようになりました。

クヌギ(橡)、コナラ、ケヤキ(欅)、イヌシデ、エノキ(榎)、エゴノキ、
ミズキ、山桜、栗、ムクノキ(椋の木)、この中でムクノキがよく分かりません。こうして玉川上水の木を並べてみると、落葉広葉樹、いわゆる武蔵野の雑木林の木ですね。
イヌシデ

武蔵野の雑木林は、薪や炭を焼くための人工林です。上水沿いにもその木が残っているのでしょう。

武蔵野の土は火山灰地で、少々掘っても石がない土です。昔は薄の原で、川がないので農業も出来なかった。玉川上水が出来て水が引かれたために、その分水を引いて新田開発が進みました。新田といっても田圃じゃなく畑です。石がないから牛蒡作りも盛んでした。

水があればこの辺は照葉樹林帯で、樫や椎の木、椿や楠木など常緑広葉樹林帯だったはずです。それらは静岡の山村でおなじみの木です。

雑木林の上水歩道は季節の変化が大きくて歩いたり走ったりするのには最適です。今はそろそろ落葉の季節、紅葉はもっぱら黄葉、でもとってもきれいです。

冬は葉がみな落ちて、細かい枝が空中に広がって、早朝の茜色の空に木の枝の模様が広がります。

春は新緑、夏は深緑、季節ごとに楽しめます。

今日はジョギングで新立川駅の方まで行きました。小平より西の方が巨木が多くなります。小平は100年未満、立川は100年以上を思わせる木が多くなります。

巨木は堂々としていて表情も豊かです。木は老木の方が命の深さを感じさせます。人間もそうなのでしょうか。
 
静岡の山の木、ヒメシャラ、地元の人はサルスベリと呼びます。