竹と遊ぼう。伊藤千章の日記、

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仲間が増えた!

2009-10-20 05:18:11 | 竹工芸
以下の写真は人手不足による機械化間伐の様子です。
抜き伐りではなく、二三本ずつ列に伐って、機械で運び出します。
 
パーキンソンを病んでいる友人の息子I君が、東京から来ているので、
座卓に合う低い椅子を杉や檜で作ってくれないかと頼みました。
 
彼は去年一年間、職業訓練校で木工を勉強していたのです。
しばらくは忙しくて出来ないが、年が明ければ毎週土日にこっちに来れるので、
それからなら作れるということでした。
 
家に来てもらっていろいろ話しました。
前に彼から聞いていたとおり、
杉や檜のような普通の木を利用して、小さな家具を作りたいということでした。
3月の緑の教室展の話をしたら、卒業制作に作ったものなどを
出してもいいということで、仲間が一人増えたことになります。
 
毎月土日に帰って来て木工をやれば、
そのときに教室も開けます。
友人が考えていた木工教室を彼が引き継げばいい。
山持ちだし製材所はあるし、彼が一番有利な立場にいます。 
 
彼の家と私の家の間に轆轤をやっている仲間がいるので、
帰りにそこによって話をしました。
私たちはみんな友人のことを心配し、I君が戻ってくることを期待しています。

 
友人は月末に療養型病棟に入りますが、
最近要支援2に認定された奥さんが、一人暮らしすることになります。
でも奥さんの負担が減るので、
ヘルパーさんが入れば一人暮らしが出来るでしょう。
まわりの人たちも応援するはずです。
 
I君は池袋の夜間教室でヘルパー2級の資格も取ると言っていました。
以前彼のお嫁さんに、私の経験から、
デイサービスでは男性の介護者が歓迎されるから、
資格を取っておいたほうがいいと話していたのです。
 
友人の家は土地の名家なので、土地の人たちは気軽に遊びにいけません。
I君も、お嫁さんの話ではコミュニケーション能力は少なく、
友人もあまりいないということでした。
 
彼の父は土地のためにいろいろ尽くしてきたので、地元では特別な人です。
でも息子にはかえって精神的な負担が大きくなります。
 
でも彼が地元で介護の仕事でもすれば、周りの目が違ってきます。
土地に入っていくには下から入る方がいい。
 
介護の仕事はコミュニケーション能力が大切です。
そこで高齢者と接すれば変っていきます。
彼は素直な人ですから、きっと受け入れられます。
 
とても嬉しい一日でした。