NATURAL SOUND

音楽の話を中心に、日々のできごと‥

A PERFECT MURDER

2015年09月12日 14時39分04秒 | ブログ
録画しておいた「ダイヤルM」を見ました。随分前の映画ですね。ヒッチコックの「ダイヤルMを廻せ」のリメイク。ヒッチコックは金髪のヒロインを好んだと言われますが、これもヒロインはG・パルトロー。今はやりのオマージュってやつでしょうか。私は彼女のファンですが、この映画は見ていなかった。CATVのプログラムで見つけて、これ幸いと録画しました。大筋(犯罪の設定)はオリジナルに準じていますが、お話は別モノ(そりゃそうだ。ネタバレだもの)。ヒッチコックではG・ケリーが危機に追い込まれるので、最後のどんでん返しにインパクトがありました。どちらも「鍵」がポイントなのは同じですが‥。ニューヨークの風景も昨年行ったので、楽しめました。ハドソン川のクルーズ船やパーティの会場がメトロポリタン美術館の一階だったり‥。

PIANO CONCERTO No.5 "EMPEROR"

2015年09月12日 12時18分51秒 | ブログ
E・ギレリスとG・セル~クリーヴランドによる録音。正確なクレジットが書いていないのですが、資料によれば1968年のようです。一聴して驚くのは、晩年のセル率いるクリーヴランド管弦楽団が、凄いオーケストラだったんだな、ということ。当時はまだ高校一年生。このオケの十分な情報もありませんでしたね。ギレリスの強靭なタッチとオケのバランスが見事で、圧倒的な第一楽章。しかしこの曲の難しいところで、第二楽章のアダージョがやや物足らないように感じてしまいます。第三楽章は盛り返してフィナーレへ!G・セルとE・ギレリス二人の巨匠の記念すべき共演です。

TONY SCOTT IN HI-FI

2015年09月12日 09時50分43秒 | ブログ
最近のディスク・ユニオンは豊作です。探していたレコードが見つかるチャンスが増えているような気がしますね。それに優れたレコード・クリーナーの普及のせいか、盤質がとても良い。このレコードはモダン・クラリネットの巨匠T・スコットのリーダー作で、傑作の呼び声高いアルバム。A面の三曲は、D・ゴードン~W・グレイの「CHASE」の裏面にオマケみたいに収録されていたもの(1953年12月29日のセッション)と被ります。聴きものはB面です。ライヴ録音のせいもあるのでしょう、とてもテンションの高い演奏。スコットももちろんですが、D・カッツ、M・ヒントン、P・J・ジョーンズが一体となったプレイは本当に素晴らしい。いろいろ探しましたが、さすがにB面の音源は見つからない(少なくとも日本では見られない)ので、A面に収録されている「Sweet Lorraine」をリンクしておきます。こちらはベースがP・ヒース、ドラムスはO・ジョンソン。