NATURAL SOUND

音楽の話を中心に、日々のできごと‥

UNDER THE SKIN

2013年05月16日 01時03分33秒 | ブログ
P1080230「随分前に買っていて読んでいない本」というのは結構あるもので、これもその一冊。2006年に購入していて、今夜読み終わりました。それにしても、どうしてこれほどの傑作をいままで放っておいたのか不思議です。ピカレスク小説というのは個人的には好みのジャンルではないのですが、本作にはまいりました。主人公(おれ)とその仲間LQとブラントの三人の関係が素晴らしい。章ごとの最後のセリフが決まっています。ボスのローズもそうですが一人一人の人物が見事に描けています。まごうことなき傑作というのはこういう作品ですね。