日本郵便㈱北海道支社が浦幌町の「高齢者等スマートスピーカー事業」を受託
11月30日までアレクサを使った見守りサービス提供
日本郵便㈱北海道支社(淨土英二支社長)は、浦幌町(井上亨町長)の高齢者見守り実証事業を受託、10月1日からAⅠ(人工知能)の機能を搭載したスマートスピーカーを使った見守りアプリケーションで、お年寄りの日常生活をサポートするサービスを開始しています。実証事業のため期間は11月30日まとなっており、その後は同町が利用者から意見意見を聞くなどして継続するかどうかを検討することにしています。
この事業では、浦幌町が指定する高齢者世帯に対してスマートスピーカーによる見守りサービスを活用し、災害時ばかりでなく日常生活で見守る側と見守られる側とが情報通信技術を介してお互いがつながり、安心して暮せる地域社会を実現します。さらに同町社会福祉協議会の見守り訪問員(訪問ヘルパー)とは、ビデオ通話で高齢者の孤立感を解消、フレイル(加齢による心身の活力低下)の予防に役立てます。
日本郵便では、独自開発・管理する見守りアプリケーションと米アマゾンの音声認識技術アレクサを組み合わせ、スピーカーを通じて高齢者の生活リズムに合わせた服薬状況、食事、睡眠の状況を確認します。浦幌町側でも利用者の同意を受けてその結果を見守りアプリケーションのサービス管理画面で確認でき、利用者へのメッセージ送信も可能となります。
お年寄りは、スピーカーの音声・ビデオ通話機能を利用することで家族と連絡をとることができるほか、ニュースやラジオ情報なども視聴できます。また、浦幌町の担当者や介護ボランティア、民生児童委員との連絡も可能となります。利用者家族も自身のスマートフォンやタブレットで、身内の生活状況確認結果を把握でき、写真や動画、メッセージの送信が可能で、アレクサに登録してビデオ通話も可能となります。