公益財団法人 通信文化協会 北海道地方本部

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折茂さんが研修生を激励

2017年04月28日 17時51分18秒 | その他
レバンガ北海道の折茂さんらが北海道郵政研修センターを訪問
新入社員たちに「言い訳せず、プロ意識で活躍を」と激励




 北海道バスケットボールクラブの折茂武彦代表取締役が4月27日、北海道郵政研修センター(中央区南20条西15丁目)を訪れ、研修中の日本郵便㈱と㈱ゆうちょ銀行の新入社員たち155人を激励しました。折茂さんはプロバスケットボール選手としての体験から「出来ないことの言い訳をし、物事から逃げることは、プロ選手として成功しない」などと語りました。

 同センターでは現在、日本郵便㈱北海道支社の窓口・渉外営業コースの研修生143人と㈱ゆうちょ銀行北海道エリア本部の新入社員基本動作徹底研修生12人が、連日厳しい研修を積んでいます。この日は、日本郵便㈱北海道支社が、プロバスケットボールチーム「レバンガ北海道」のオフィシャルスポンサーであることから新入社員への折茂さんらの激励が実現しました。

 新入社員を前に折茂さんは「私はバスケット選手としては背が高い方ではなく、足が速いわけでもない。しかし、よく考え、工夫し、実行することを人一倍心掛けてきた」と話を切り出しました。その上で「プロの選手として成功出来ないのは、出来ないことの言い訳をし、物事から逃げること。新入社員のみなさんは、給料をもらっているのだから、言い訳をせず、プロ意識を持って元気に活躍してほしい」と熱い口調でエールを贈りました。

 折茂さんは、同クラブ代表取締役とチームの選手を兼任し、昨年11月には国内バスケットボール選手として前人未踏の9千得点を達成しています。この日は、今春札幌市内の大学を卒業してチームに入団した田原隆徳選手を伴い、同センターにやって来ました。田原選手と小学校以来の幼馴染という研修生と再会するハプニングもあり、最後は2人が研修生たちとハイタッチを交わすなどして交流を深めていました。

 同チームは、来シーズンもBリーグ1部残留を目指して今シーズンの残る試合に臨んでいます。5月3日、6日、7日には、北海道立総合体育せんたー「北海きたえーる」でホームゲームが予定されているため、折茂さんは「会場でぜひ応援を」と呼びかけていました。



マイクを手に研修生を熱く激励する折茂さん
折茂さんの話に真剣な表情で聞く研修生たち
折茂さんと田原選手を囲んで記念写真を撮る日本郵便新入社員たち
ハイタッチで講堂を後にする研修生たち


北海道書道展

2017年04月26日 16時42分23秒 | 作品展
第58回北海道書道展が4月26日から札幌市民ギャラリーで始まる
シニア会員の美濃徳英さんも力作を出品




 通信文化協会北海道地方本部会員で埼玉県在住の美濃徳英さん(84)=雅号・北濤=が、4月26日から札幌市民ギャラリー(中央区南2条東6丁目)で始まった第58回北海道書道展に作品を寄せています。昨年は心筋梗塞の手術で出品を見合わせたが、今年は武者小路実篤の格言を力感あふれる筆致で表わし、健在ぶりを示しています。

 札幌簡易保険センターで郵政マン人生を終えた美濃さんは、在職中から書家の中野北漠さんに師事し、創作活動に取り組んでいます。退職後は毎日書道展や北海道書道展の審査員を務めるなどし、平成18年からは埼玉県志木市に転居して書道教室で指導していました。

 今回は、武者小路格言から「全力を盡せ なるようになる」を墨跡鮮やかな大作に仕上げ、訪れた書道ファンを魅了していました。同展には、招待作家の中野さんの作品のほか大賞や準大賞、全道各地で活動する会員らの239点が展示されています。30日まで。


 キャプション
力作や大作が並ぶ北海道書道展の会場=左端が美濃さんの作品


道央札幌郵便局が開局

2017年04月24日 15時51分03秒 | その他
メガ物流局として期待の道央札幌郵便局が4月23日から始動
手紙やはがき、ゆうパックの仕分け業務に特化




 窓口を設けずに手紙やはがき、ゆうパックといった郵便物仕分け業務などに特化した道内初の“メガ物流局”が、4月23日から札幌市東区東雁来8条3丁目で稼動を開始しました。地域区分郵便局として開局した「道央札幌郵便局」は、1万平方㍍規模の巨大な物流ソリューションセンターや全国初のチルド用小包区分機、道内初の高速大型郵便物区分機などを導入し、21日には関係者を招いて開局式を行い、船出しました。

 2015年に5万1千平方㍍の敷地で建設工事が始まり、今月10日に完成した同郵便局は、縦約100㍍、横約200㍍の長方形で、地上5階建て、延べ床面積6万8千平方㍍にのぼります。1階と3階では、郵便番号が上2ケタ00、06の道央エリア(石狩・空知地方)郵便物やゆうパックの区分け業務を行います。小包区分機は、1時間あたり1万8千個を処理できるドライ、同じく6千個のチルド対応が可能となっています。高速大型郵便区分機1基と次世代書状区分機17基では、ピーク時に3万2千通に対応でき、記録郵便物用区分機1基では同じく3万通を処理します。1階の配送車両用ホームは、南側に大型車用中心の41ヵ所、北側に小型車用の40ヵ所を設置、全国最多を誇っています。

 4階の物流ソリューションセンターでは、日本郵便が通販事業者などを対象に商品の保管から梱包(こんぽう)、配送までを一手に引き受けるトータル物流サービスを提供します。郵便局に併設した施設は全国に8ヵ所ありますが、道央札幌郵便局は最大規模の営業倉庫(1万406平方㍍)を有し、1階から直接乗り入れ可能な車両用通路も設置されています。

 21日の開局式では、日本郵便の福田聖輝副社長が「道央自動車道のインターチェンジが近く、札幌市内へのアクセスも良い物流拠点として最適。最新鋭の機器導入で北海道経済の発展に寄与したい」とあいさつしました。来賓を代表して札幌市の大場里樹都市局長が「地域の物流活性化が期待でき、札幌市や北海道の発展につながる」と歓迎の言葉を寄せました。この後、出席者代表8人によるテープカットで開業を宣言し、招待客は1階から4階までの各施設や最新鋭の区分機などを見学、社員からの説明にメモを走らせる人もいました。また、開局準備室の野村昭広室長も「物流の効率化を一層進め、お客様の期待に応えたい」と抱負を話していました。

 日本郵便は、全国で郵便・物流ネットワークの再編を進めており、特に物流センターを全国16ヵ所に拡大を予定しています。人手不足と配送荷物の増加で物流が需要に応じきれない状況にある中で、こうしたメガ物流局の整備が全国で進むことにより、物流問題の解消が期待されています。



道内最大の郵便物流拠点として開局した道央札幌郵便局

開局式であいさつをする福田副社長

道央札幌郵便局の始動を告げるテープカット

小包区分機

大型郵便物区分機

次世代書状区分機

チルド用小包区分機


郵政記念日北海道地方式典

2017年04月21日 15時18分40秒 | その他
4月20日に今年も札幌で第84回郵政記念日北海道地方式典
JPグループ各社の173人の30年永年勤続者を表彰

                        
 
 郵政記念日の4月20日、第84回郵政記念日北海道地方式典が札幌パークホテルで行われ、日本郵政株式会社グループ4社の永年勤続功労(30年)社員合わせて173人が表彰を受けました。(公財)通信文化協会北海道地方本部は、今年も受章者たちの長年にわたる職務精励に敬意を込めて絵手紙入りの特製しおり、昼食会場でのアンサンブルグループ演奏などをプレゼントしました。

 午前11時から始まった式典では、日本郵便株式会社北海道支社の西澤茂樹支社長が「創業以来146年の歴史を歩む日本郵政グループ各社は、生活や地域、社会を支え、発展させるトータルサポート企業としてユニバーサルサービスの維持、新たな事業展開などに取組まなければならない。受章者たちには、情熱と行動力で安心、安全の拠点となる郵便局づくりのけん引役を期待する」と式辞を述べました。

 来賓の高橋はるみ北海道知事が「郵政事業は、見守り支援や市町村との防災協定、北海道ブランドの発信など、安心安全な地域社会の発展に欠かせない。郵便局ネットワークとサポート力で地域創生に今後も協力を」と訴えました。続いて秋元克広札幌市長は「2005年から市内227局で交付が始まった敬老パスは、今年4月からICカード化とチャージをお願いしているが、約25万人が利用している。今後も札幌が目指す歩いて暮らせる地域社会づくりの一助を」と郵便局への期待を強調しました。

 その後、日本郵政㈱4人、日本郵便㈱160人、㈱ゆうちょ銀行5人、㈱かんぽ生命保険4人に対する永年勤続功労表彰が行われました。各社受章者代表に齋藤悟北海道施設センター長、西澤支社長、橘直明㈱ゆうちょ銀行北海道エリア本部長、田畑秀己㈱かんぽ生命保険北海道エリア本部長からそれぞれ本社からの本人に表彰状、夫人には記念品目録が贈られていました。

 最後に受章者を代表して函館東郵便局郵便部課長代理の野口行雄さんが「1986年8月に函館中央郵便局を振り出しに上司、同僚、家族に支えられこの日を迎えることができた。郵便配達の仕事を選んで本当に良かった」と答辞を読み上げました。

 式典後の昼食会場では、通信文化協会北海道地方本部が提供するサンサンブルグループ「パレット」の女性5人による演奏が受章者たちを迎え、飲食が始まりました。カラフルなステージ衣装のメンバーたちは、フルートやクラリネット、ヴァイオリン、パーカッション、電子ピアノで「川の流れのように」、「上を向いて歩こう」などの調べを奏で祝賀ムードを盛り上げていました。また、ステージ脇には、同北海道地方本部が北海道郵政退職者の会・郵雪会とともに対の盛り花を飾り、華やかさを演出していました。



式辞を述べる西澤支社長

受章者4人の代表に表彰状を贈る齋藤北海道施設センター長

受章者160人の代表に表彰状を贈る西澤北海道支社長

受章者5人の代表に表彰状を贈る橘北海道エリア本部長

受章者4人の代表に表彰状を贈る田畑北海道エリア本部長

受章者を代表して答辞を読む野口さん

「パレット」の演奏で始まった昼食会


逓信従業員殉職碑の献花式

2017年04月19日 15時26分46秒 | その他
郵政記念日を前に札幌・円山公園内の逓信従業員殉職碑で献花式
西澤支社長やグループ各社トップらが志半ばの先人たちを偲




 郵政記念日を前に4月19日、札幌・円山公園(中央区内)にある逓信従業員殉職碑で、日本郵便株式会社北海道支社の献花式が行われ、グループ各社とOB組織の代表7人は碑前に花束を捧げ、郵政事業の歴史の中で業務中に志半ばで亡くなった先人たちを慰霊しました。

 献花式では、同支社の高野徳明総務・店舗担当部長が、昭和5年(1930年)に当時の(財)北海道三等局長協会の設立10周年を記念し、札幌逓信局や郵便局管理者、有志職員の浄財で建立された殉職碑の由来を説明しました。さらに平成28年度の社員殉職はなかったが、現時点では701柱が納められていることを紹介しました。

 この日も直前から小雨が振り出し、昨年同様、参列者たちは傘をさして雨中の献花式となりました。最初に本社から着任して間もない西澤茂樹支社長が、花束を碑前に供えて深々と頭を下げ、郵政事業に人生を捧げた先輩たちの霊を慰めました。続いて北海道地方郵便局長会の中村高彦会長(函館港町郵便局長)が、同様に花束と黙祷で慰霊しました。

その後、北海道郵政退職者の会・郵雪会の安宅嘉明会長、(公財)通信文化協会北海道地方本部の菅原信行本部長、㈱ゆうちょ銀行北海道エリア本部の橘直明本部長、㈱かんぽ生命保険北海道エリア本部の田畑秀己本部長、日本郵政㈱北海道施設センターの齋藤悟センター長が順に花束を捧げ、黙祷で殉職した先人たちに哀悼の意を伝えていました。


 
雨の中、碑前に花束を供え、黙祷する西澤北海道支社長

中村北海道地方郵便局長会長

安宅郵雪会長

菅原通信文化協会北海道地方本部長

橘㈱ゆうちょ銀行北海道エリア本部長

田畑㈱かんぽ生命保険北海道エリア本部長

齋藤北海道施設センター長


前島密賞贈呈式

2017年04月13日 15時32分58秒 | その他
4月11日に第62回前島密賞授賞式が東京で行われる
元名寄錦町郵便局長の松崎義昭さんも受ける




 (公財)通信文化協会主催の第62回(平成28年度)前島密賞贈呈式が、4月11日に東京都千代田区のKKR東京で行われ、受章者の1人の元名寄錦町郵便局長、松崎義昭さん(67)に田尻嗣夫会長から表彰状と前島密賞メダルが贈られました。

 今回の前島密賞は、総務省関係で2件6人、日本郵政㈱関係で3件3人、日本電信電話㈱関係で3件10人、(一社)日本民間放送連盟関係で1人、(一社)電波産業会関係で1団体、(一社)日本ケーブルテレビ連盟関係で1人に贈呈されました。このうち日本郵政㈱関係の1人として松崎さんが選ばれ、この日の晴れの贈呈式に臨みました。

 松崎さんは、昭和49年に郵政省に採用されて北海道郵政局に勤務、その後同62年に名寄錦町郵便局長となり、平成27年に退職するまでの41年間余り郵政事業の発展に多大な貢献が評価され、今回の受章となりました。松崎さんは平成8年の北上川特定郵便局長業務推進連絡会名寄部会副部会長を皮切りに理事や部会長、北上川連絡会統括局長となり、同20年から北海道地方郵便局長会理事、副会長、26年3月には会長に就任するなどし、郵便局の社会的役割を訴えるとともに地域との関係づくりに尽くし、後継者育成に力を注ぎました。
 

 
拍手に迎えられ会場入りする松崎さん(右端)

前島密賞贈呈式であいさつする團理事長

田尻会長から賞状を受ける松崎さん(左)


エゾシカネットのコンサート

2017年04月07日 11時27分27秒 | その他
フィンランドの民族楽器演奏や西洋の中世古楽が来場者を魅了
エゾシカネット・コンサート




 NPO法人エゾシカネット(水沢裕一代表)主催の「春 大地の煌きコンサート」が、4月5日午後6時半から札幌市中央区大通西3丁目の北海道新聞社1階Do‐boxで開かれました。フィンランドの民族楽器「カンテレ」による演奏、中世ヨーロッパの古楽器と声楽が披露され、約80人の来場者を魅了していました。

 2015年設立のエゾシカネットは、エゾシカの肉や骨、皮革の有効活用などの取り組みを通じて道内の環境保全を目指し、北海道や札幌市をはじめ(公財)通信文化協会北海道地方本部も支援しています。水沢代表の主催者あいさつによると、今回は今後の活動に向けて「カンテレあんさんぶる みゅう」を主宰するかたわらエゾシカネットでも活躍する佐藤美津子理事の提案で、チャリティーコンサートを企画したそうです。

 プログラム第1部は、佐藤理事ら14人が38弦をはじめ10~19弦、5弦の3種類あるカンテレで「100万本のバラ」などラトビア、フィンランドの楽曲を演奏しました。カンテレの軽やかで優しい音色が奏でる北欧のダンス曲などに、会場から大きな拍手がおくられていました。最後に佐藤理事が作曲、健康運動指導士の広山智津さんが体操を創作した「エゾシカポルカ」で、イスに腰掛けた来場者も教えられながら実際に身体を動かしていました。

 「中世ヨーロッパの貴族と民衆と吟遊詩人の音楽」と題した第2部には、中村会子さんと宇治美穂子さん、大友弥生さんがメンバーの古楽アンサンブル「ウィリデス・Vridis」が登場しました。スペインのガリシア地方に伝わる13世紀の聖歌「聖母マリアをほめ讃えん」、同時期にドイツのバイエルン地方で吟遊詩人が作った「極道渡世の掟」を歌いながら演奏しました。

 使われる珍しい古楽器について中村さんが、ヴァイオリンのもとと言われるレベック、日本の琵琶に似たスペインの古楽器・シトール、三角形をした擦弦楽器のプサルテリーなどを一つひとつ示しながら出現した国や時期、特徴について説明しました。続いて中村さんがアカペラで13世紀にイングランドで歌われていた「高貴なる処女の花」を染み入るような声で歌い上げ、ドイツの詩人が十字軍の聖地エルサレム入場に感動して歌った「パレスチナの歌」を3人で歌いながら演奏して古楽器の魅力を訴えていました。


 
「あんさんぶる みゅう」のカンテレ演奏

38弦の大型カンテレを奏でる佐藤美津子さん

来場者も一緒に「エゾシカポルカ」

珍しい古楽器を演奏しながら歌う3人


絵手紙展

2017年04月05日 13時21分31秒 | 作品展
札幌北二条中郵便局の常設絵手紙展、今回は可部谷・小林母娘展
奈良や東海地方の古刹で出会った仏像作品など寄せる



 札幌北二条中郵便局(中央区北2条西2丁目、小野浩司局長)では、お客さまロビー壁面を絵手紙の常設展に開放しています。今回は日本絵手紙協会公認講師の可部谷由紀子さんと小林弘美さん母娘が、奈良市や名古屋市の古刹を訪れて描いた仏像や伽藍の作品を展示し、ロビーにおごそかな雰囲気を醸し出しています。

 2人は昨年8月、法隆寺(奈良市)で開かれた第8回日本絵手紙協会公認講師全国大会にそろって参加、その足で同市内や東海地方の寺院を巡って絵手紙にしたためてきたと言います。その成果を同郵便局の常設展で発表しており、法隆寺の薬師如来坐像をはじめ栄国寺(名古屋市)や瀧山寺(愛知県岡崎市)などの仏像、五重塔など69点を飾っています。

 同郵便局では、可部谷さんが指導していた絵手紙グループにロビー壁面を提供していましたが、現在はエルプラザで絵手紙教室を開く娘の小林さんに引き継いでもらっています。年間を通じてグループ展や今回のような企画展が開かれており、訪れる利用者の方々の目を楽しませています。

 キャプション
仏像や伽藍の絵手紙が飾られたロビー