佐々木北海道地方郵便局長会会長たちが鈴木知事を表敬訪問
知事から緊急課題の生乳に協力要請
北海道地方郵便局長会の佐々木靖会長(手稲駅前郵便局長)と宮島貢副会長(士別大通郵便局長)、木村昌裕専務理事が12月27日、北海道庁に鈴木直道知事を訪れ、地方創生への協力などで懇談しました。緊急課題として鈴木知事から廃棄処分が迫られている生乳の消費拡大について協力要請があり、佐々木会長もポスター掲示などでの支援を約束しました。
冒頭、鈴木知事が「北海道地方郵便局長会さまからの寄付は9年目になり、大変ありがたく思っています」と話を切り出しました。さらに「夕張市長時代、無理を言って全国で初めてのケースとして廃校した小学校舎に沼ノ沢郵便局を移転してもらったことが忘れられません」と語りました。
地域の実情に触れた鈴木知事の「銀行などがなくなった地域でも郵便局が残ってくれ、見守り活動も見知った郵便局員だから安心感があると思います」との発言に、佐々木会長は「郵便局のネットワークを最大限活用してほしい。地方こそ必要度が大きいと思うし、特に広い北海道ではなおさら」と語りました。
また、鈴木知事はデジタル化社会の実現に向け「本社や支社、局長会と連携し、都市と過疎地、離島といった条件を抱える北海道ならではのモデル事業を提案したい」と語りました。これを受けて佐々木会長も「地域の行政、雇用を含めて郵便局の果たす役割りはあると思います。積極的に協力したい」と応じました。
最後に年始年末にかけて5千トンの廃棄処分が問題化している生乳について、鈴木知事が「4人に1人が1日200㍉㍑のパック1本を飲んでもらえると事態は解消します。各郵便局に協力要請のポスター掲示をしてもらえれば」と要望しました。それに対して佐々木会長は「その旨社員にも呼び掛けます。その他出来る事があれば、大いに協力した」と語りました。
鈴木知事に郵便局ネットワークの重要性を説明する佐々木会長(手前真ん中)
牛乳パックを手に記念写真に納まる右から宮島副会長、鈴木知事、佐々木会長、木村専務