日本郵便㈱北海道支社が「平取町高齢者等スマートスピーカー事業」を受託
6月1日からアレクサを使った見守りサービスを開始
日本郵便㈱北海道支社(淨土英二支社長)は、平取町(遠藤桂一町長)が行う高齢者等スマートスピーカー事業を受託、6月1日からAⅠ(人工知能)の機能を搭載したスマートスピーカーを使った見守りアプリケーションで、お年寄りの日常生活をサポートするサービスを開始します。同支社では、今後も地方自治体との連携した同様の取組みを通じて地域が抱える高齢者の課題解決に対応したいとしています。
この事業では、平取町が指定する高齢者世帯に対してスマートスピーカーによる見守りサービスを活用し、災害時ばかりでなく日常生活で見守る側と見守られる側とが情報通信技術を介してお互いがつながり、安心して暮せる地域社会を実現します。さらに介護支援ボランティアとは、ビデオ通話によるコミュニケーションで高齢者の孤立感を解消、フレイル(加齢による心身の活力低下)の予防に役立てます。
日本郵便では、独自開発・管理する見守りアプリケーションと米アマゾンの音声認識技術アレクサを組み合わせ、スピーカーを通じて高齢者の生活リズムに合わせた服薬状況、食事、睡眠の状況を確認します。平取町側でも利用者の同意を受けてその結果を見守りアプリケーションのサービス管理画面で確認でき、利用者へのメッセージ送信も可能となります。
お年寄りは、スピーカーの音声・ビデオ通話機能を利用することで家族と連絡をとることができるほか、ニュースやラジオ情報なども視聴できます。また、平取町の担当者や介護ボランティア、民生児童委員との連絡も可能となります。利用者家族も自身のスマートフォンやタブレットで、身内の生活状況確認結果を把握でき、写真や動画、メッセージの送信が可能で、アレクサに登録してビデオ通話も可能となります。