公益財団法人 通信文化協会 北海道地方本部

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白老町が4郵便局に行政事務を包括委託

2021年08月30日 18時57分13秒 | 写真
日本郵便㈱北海道支社と白老町が行政事務で包括委託契約
10月1日から社台、萩野、竹浦、虎杖浜の4郵便局で開始                  

 日本郵便㈱北海道支社(及川裕之支社長)と白老町(戸田康彦町長)は、10月1日から町内4郵便局で公的証明書交付など行政事務の一部を執り扱うための包括委託契約を結びました。8月25日には白老町役場で締結式が行われ、胆振地区連絡会の橋本宗人統括局長(苫小牧しらかば郵便局長)ら関係郵便局長も出席、及川支社長と戸田町長の調印を見守りました。

 今回は同町から社台、萩野、竹浦、虎杖浜の4郵便局に、住民票の写しや戸籍謄抄本、納税証明書などの公的証明書の交付、国民健康保険や後期高齢者医療関係の届け出書・申請書の受け付けなど12項目の行政事務が委託されます。さらに来年4月からは無料ごみ袋の販売、地域循環バス定期券の発行を取り扱い、将来的には委託業務の拡大も検討されています。

 同町は、平成15年4月から社台郵便局と協定を結び、戸籍謄本の交付などの一部の行政事務を委託していましたが、今回行財政改革の一環として取り扱う事務を拡大し、対象郵便局も増やしました。町は、住民に身近な郵便局で証明書交付などの手続きが行えるようになり、利便性が向上すると期待しています。

 締結式で戸田町長は「東西に長い町の性質上、身近な郵便局で行政手続きが行えるのは、住民サービスにプラス」と語り、及川支社長と包括委託契約書に署名しました。式後には、橋本統括局長をはじめ当該の堂ノ下慎一社台郵便局長、高石朋範萩野郵便局長、塚田究竹浦郵便局長、荒木靖幸虎杖浜郵便局長ら関係者も記念写真に収まっていました。


署名した包括委託契約書を手に及川支社長(右)と戸田町長

締結式後の記念写真に収まる関係者たち


シニア会員の菊地昌博さんがグループ写真展に出品

2021年08月22日 19時43分37秒 | 写真
菊地昌博さんが今年もグループ写真展「北の律動」に出品
石狩川の川霧と雲が織り成す幽玄な風景を激写
                        
 会報「通信文化」の5月号の表紙を美瑛の丘陵地の幻想的な写真で飾った菊地昌博さん(76)=札幌市西区在住=が、今年も道新ぎゃらりー(同市中央区大通西3)で開催中のグループ写真展「北の律動」に作品を寄せています。川面から立ち上がる川霧と空を覆った雲に迫った作品は、自然界のダイナミックな一瞬を絶好のシャッターチャンスでとらえています。

 道民活動センターかでる2・7で開いている写真家の山本純一さんが教える写真教室に通う人たちの写真展で、46人が1人1点の自信作を出品しています。自然風景や動植物などをカメラで切り取ったカラー写真で、昨年はコロナ禍のため中止となっただけに意気込みの伝わる作品が多く見られます。

 菊地さんの「うつろいの瞬」と題した写真は、昨年10月下旬の夕方、パークゴルフの帰りの石狩川で目にした川霧と雲の織り成す光景を撮影した、と言います。菊地さんは「今までに見たこともないような風景で、急いで家にカメラを取りに行き、収めた」と振り返っています。左端の立ち木と川岸のススキの向こうに滞留する白い川霧、上空を覆う雲が微妙なバランスで構図に収まり、幽玄な自然が渋い色調で表現されています。

 会場には2019年の第17回写真展から会場投票と生徒投票による1、2位の4点も展示されています。菊地さんは、美唄市の宮島沼でマガンの群れを撮った作品「満月に舞う」が会場投票の2位に選ばれ、コーナーの一角を飾っています。24日まで。

 
自作の撮影経緯を語る菊地さん

作品「うつろいの瞬」


フレーム切手「花咲線 全通百周年」の贈呈式

2021年08月11日 16時06分04秒 | 写真
JR釧路支社で鉄道車両オリジナルフレーム切手の贈呈式
釧路地区連絡会の佐藤統括局長から山田支社長へ
                           


 大正10年8月5日に釧路―根室間の鉄道が開通して百年を迎えたのにちなみ、日本郵便㈱北海道支社(及川裕之支社長)は記念のオリジナルフレーム切手を販売した。これを受け地元の釧路地区連絡会と根室地区連絡会がJR釧路支社、根室市役所でそれぞれ切手贈呈式を行いました。

 釧路地区連絡会統括局長の佐藤太一釧路東郵便局長は販売初日、副統括局長の石栗征剛標茶郵便局長と一緒に同支社を訪れ、山田浩司支社長にオリジナルフレーム切手「根室本線を走った車両たち~国鉄時代~」と「花咲線 全通百周年」を贈りました。根室本線に使われた車両を84円切手10枚で構成した「根室本線を走った車両たち~国鉄時代~」は、1シート1400円(税込み)で、鉄道ファンの人気を集めています。「花咲線 全通百周年」は、車両の写真を使った84円切手10枚で1シート1400年(税込み)、台紙には珍しい根室停車場と釧路停車場、現在の両駅の写真が使われています。

 席上、佐藤局長が「花咲線および釧路駅から白糠駅間の沿線郵便局では、鉄道デザインの小型印を作り、押印しています。全国の方々に楽しみながらJR駅や各郵便局を訪れ、押印して欲しい」と1年がかりで行っているスタンプラリーを説明しました。山田支社長も「フレーム切手が鉄道に関心を持ってくれるきっかけになります。素晴らしい切手は、鉄道ファンや郵便局ファンだけでなく、多くの人たちにアピールできます。今回の周年イベントなどで観光や地域発展につながれば嬉しい。これからも協力して様々な企画が出来ればと願っています」と今後の連携に期待を示しました。

 また、根室地区連絡会統括局長の山口靖浩標津郵便局長は同じ日、根室市役所で石垣雅敏市長に「花咲線 全通百周年」を贈りました。

 釧路駅構内では、8月7日に釧路中部会(部会長・佐藤仁彦釧路美原郵便局長)が、1日限りの臨時郵便局を開設し、乗降客たちにフレーム切手などを販売しました。日本郵便キャラクターの「ぽすくま」も、厚岸町キャラクター「うみえもん」や釧路町キャラクター「こんボイン」など沿線自治体キャラクター着ぐるみ5体とともに釧路駅ホームでの列車見送りに参加ました。

 鉄道デザインの小型印を作った沿線の20郵便局では、来年8月4日まで「JR花咲線巡り」&「〒郵便局スタンプラリー」を実施、特製台紙を作成して希望者に押印サービスを行っています。


2種類のオリジナルフレーム切手を手に山田支社長(中央)、佐藤局長(左)石栗局長

JR釧路駅の臨時郵便局

ホームに登場した「ぽすくま」などのキャラクター

スタンプラリーの台紙


オリジナルフレーム切手「金山ダム」の贈呈式

2021年08月05日 16時21分13秒 | 写真
南富良野町役場でオリジナルフレーム切手「金山ダム」の贈呈式
土木学会選奨土木遺産の子弟を記念し

 日本郵便㈱北海道支社(及川裕之支社長)のオリジナルフレーム切手「金山ダム」販売を受け、7月27日に南富良野町役場で地域の関係者による贈呈式が行われました。上川地区連絡会統括局長の伊賀俊充ひじり野局長から同町の高橋秀樹副町長、北海道開発局札幌開発建設部空知川河川事務所の田中康泰所長にフレーム切手が贈られました。

 今回のフレーム切手は、金山ダムが令和2年度土木学会選奨土木遺産に認定されたことを記念し、金山ダム管理支所の協力で作られました。道内唯一の中空重力式コンクリートダムで、四季折々のダムの写真、普段見ることの出来ない放流施設のホロージェットバルブ、クレストゲートなどの写真が使われています。

 84円切手5枚で1シート920円(税込み)、道の駅「南ふらの」で100シート、地元など35郵便局で150シート、Web販売で50シートを販売します。ダムに関心を持つマニアや一新されたダムカード収集家、観光客を販売ターゲットに予定している、ということです。

 贈呈式では、伊賀局長が「郵便局では地方創生に最も力を入れています。ダム管理支所の田中支所長の問い合わせをきっかけに、写真資料の提供などを受けフレーム切手発行が実現し、感謝しています。これを機に今後も南富良野町と管理支所、町内3つの郵便局で、地域の活性化に取り組んでいきたい」とあいさつ。

 これを受け高橋副町長は「昨年完成から50年を迎えた金山ダムの節目に合わせるかのようなフレーム切手で、発行に感謝しています。現在、当町は郵便局に証明書交付事務等をお願いし、行政のワンストップ化推進で非常に重要な役割を果たしてもらっていますが、今後もさらに広げるべく検討しています。町が地域住民の生活と暮らしを守っていく中で、パートナーとしての郵便局の力を大いに期待しています」と語りました。
 
また、空知川河川事務所の三浦勝義所長は「金山ダムのPRに河川事務所のダムカードにほか立派なフレーム切手が加わり、感謝しています。郵便局とのタッグはこれまでなかったが、北海道開発局にも非常に好評で、今後も一緒に新しいことが出来ればと考えています」と次のステップに意欲を示しました。

 贈呈式には、田健康泰金山ダム管理支所長や上川地区連絡会副統括局長の荒木浩巳旭川神楽岡郵便局長、森口孝博金山郵便局長、結城正樹富良野若葉郵便局長、細川晃幾寅郵便局長、大橋隆行落合郵便局長も出席しました。


 
受け取ったフレーム切手に見入る高橋副町長(左から2人目)

フレーム切手を手に(右から三浦所長、高橋副町長、伊賀局長、荒木局長)

記念写真に収まる贈呈式出席者(前列右から田中支所長、三浦所長、高橋副町長、伊賀局長、荒木局長、後列右から大橋局長、森口局長、結城局長、細川局長)

オリジナルフレーム切手「金山ダム」

金山ダムのダムカード旧(上)と新


篠路郵便局で高校写真部作品展

2021年08月03日 14時20分41秒 | 写真
篠路郵便局お客さまロビーで地元高校写真部の作品展
郵政創業150年を記念し地域貢献活動の一環



 篠路郵便局(北区篠路3条5丁目、林直幹局長)は8月2日から、郵政創業150年にちなむ地域貢献活動の一環として高校生の写真展をお客さまロビーで開催しています。1年生から3年生までの写真部員が、身近な風景や動植物などを撮った30点を展示、来局者の目を楽しませています。

 節目に当たって改めて地元の人たちに郵便局への親しみを感じてもらおうと、地域の学校や諸団体にロビーの活用などを呼び掛けていました。創立50周年を迎えた道立北陵高校(同区屯田7条8丁目、渋川誠人校長)の写真部が、第1号として名乗りを挙げました。部員24人が活動する同部ですが、コロナ禍の影響で撮影した写真を展示し、見てもらう機会が少ない中、発表の場が出来て喜んでいるといいます。

 この日は部員代表も加わって社員とともにパネルに全紙サイズのカラー写真とタイトル、高校の概要や写真部の紹介文などを展示しました。まっ黄色なタンポポ一輪をアップで写した篠原幸樹さんの「春の訪れ」、濃く赤みがかった空に白く光って沈む夕陽を捉えた溝口莉月さんの「夕暮れ」など色味が際立つカラー写真ならではの作品が目を引きます。

 数馬天我さんは「水母」など7点、高橋周作さんも「金を買え!」など6点と多作でアピールしている部員もいます。今野魁さんは、地球儀で位置を示す級友の笑顔に迫った「マダガスカル」といった心和む作品もあります。同展は今月27日まで。


篠路郵便局お客さまロビーで始まった北陵高校写真部展


五輪マラソン・競歩ランナーに応援絵手紙贈る

2021年08月02日 16時11分27秒 | 写真
札幌開催の五輪マラソン・競歩の選手たちを絵手紙で応援
札幌在住の絵手紙講師が仲間とともに835枚描く



 札幌の街を走るランナーたちを絵手紙で応援したい。札幌に住む絵手紙講師のあつい想いが届き、札幌で行われる東京オリンピックのマラソンと競歩に出場する各国の選手たちに応援絵手紙が届けられます。講師の願いを日本郵便㈱北海道支社が後押しし、オリンピック委員会の了承を取り付け、実現しました。コロナ感染対策で無観客となった両種目だが、選手たちには沿道に繰り出さなくても札幌市民や道民が様々な形で応援していることを感じての力走を期待したいものです。

 日本絵手紙協会公認講師で「札幌絵手紙の会」会長の箕浦尚美さん=札幌市北区在住=は、早くから応援絵手紙展や垂れ幕掲出などを企画、札幌中央郵便局などに持ちかけていましたが、コロナ禍の影響で機会に恵まれずにいました。あきらめかけていた矢先、長年同支社が児童や生徒を対象に行っている「手紙の書き方出前授業」で講師を務めている縁があって郵便・物流営業部が、本社を通じてIOCに打診してくれ、道筋が開けました。

 7月26日に出されたIOCの条件は、マラソンと競歩の選手だけではなくコーチや役員を含む各国選手団全員が対象で、29日午前中必着というものでした。箕浦さんは当初、両種目の選手合わせて約350人を想定していましたが、制作点数が2倍以上で期間が3日間と厳しいものでしたが、「札幌絵手紙の会」の会員10人に協力を呼びかけました。

 仲間たちは、それぞれが指導している絵手紙教室の受講者にも声をかけ、期限以内に仕上げ、合計835点をIOCに届けることができました。メンバ ーの1人、齊藤美雪さんは「こんな形でオリンピックに参加でき、感謝です。箕浦会長のあつい気持ちが伝わって、札幌絵手紙の会、燃えました」と話ししています。

 箕浦さんは「想いが叶って感激です。日本郵便北海道支社さんのお力添えに感謝です。そして短期集中で絵手紙を描き切った仲間にも感謝です」と話しています。「大きな絵手紙を描き、沿道から応援しようという計画もありました。とにかく夢が実現して嬉しい」と顔をほころばせていました。


 
箕浦さんが描いた応援絵手紙