公益財団法人 通信文化協会 北海道地方本部

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手稲区30周年フレーム切手贈呈式

2019年08月30日 15時42分20秒 | その他
手稲区区政30周年記念のオリジナルフレーム切手販売
販売初日の8月30日に手稲区役所で贈呈式



 札幌市手稲区の区政30周年を記念して日本郵便㈱北海道支社(長野善仁支社長)は、8月30日から市内などの22郵便局でオリジナルフレーム切手を発行しました。販売初日には、手稲区役所で切手の贈呈式が行われ、田中俊成区長とデザインを担当した北海道科学大学の学生に記念の額入り切手が贈られました。

 手稲区は母体の手稲町が昭和42年(1967年)に札幌市と合併して西区に編入、平成元年(1989年)11月6日に西区から分区誕生しています。同区は30周年を前に昨年、北海道科学大学未来デザイン学部メディアデザイン学科に記念ロゴマークの作成を依頼、倉本浩平准教授の指導の下に14人の学生がプロジェクトチームを結成、ボランティアで制作に当たっていました。

 三つの案の中から昨年11月に開かれた区民の集いの投票で決定したロゴは、同区の象徴と言える手稲山をはじめ名産のサッポロスイカ、カボチャの大浜みやこなどを四季の流れとともに時計周りに配置されています。手稲区役所では、ロゴを懸垂幕にして庁舎に掲出したほか、うちわやクリアファイルなどを作り、PRしています。

 この日の贈呈式には、藤田憲人手稲郵便局長や柳本康成手稲曙東郵便局長、芝智男手稲新発寒郵便局長、宮崎義博手稲稲積郵便局長が出席、藤田局長が「この切手発行を機にさらに地方貢献に尽くしたい」とあいさつ。藤田局長から田中区長に、柳本局長から学生代表の4年生、斎藤百華さんに切手シートが贈られました。最後に田中区長が「この素晴らしいロゴ入り切手を区民の方々のふるさと自慢に役立ててほしい」と語りました。

 切手シートは、ロゴマークと解説文の下にマスコットキャラクターの「ていぬ」が、スイカを食べたり、スノーボードを手に手稲山に立つ姿など82円切手10枚で構成されています。1シート1300円で、シート単位として手稲区内の全郵便局のほか札幌中央郵便局、千歳、小樽などの22局で販売しています。



 
区政30周年のフレーム切手を手に田中区長(右)と藤田局長

デザイン担当の学生を代表した斎藤さん(中央)に切手を贈る柳本局長

記念写真に納まる関係者たち=右から宗万正樹市民部長、田中区長、倉本準教授、斎藤さん、藤田局長、柳本局長


元山鼻郵便局副局長が高齢者組織結成

2019年08月22日 14時03分40秒 | その他
元山鼻郵便局副局長の坂口さんが厚別区で高齢者組織立ち上げ
鳥本札幌青葉郵便局長の地域FMラジオトーク番組に出演



 元山鼻郵便局副局長の坂口紀久雄さん(78)が、キャンパスタウン厚別同窓会を結成、会員仲間と町内老人クラブなどへの出前講座を始めました。6月20日には、自身初の講座を終えた足で札幌青葉郵便局の鳥本優至局長(60)がパーソナリティーを務める地域FMのトーク番組に出演、厚別区で実践している高齢者の地域社会活動などについて語りました。

 坂口さんは60歳で定年退職後に3年間の仕出し屋勤務を通じて幅広い人脈を築き、高齢者の健康増進や就労創出などを目的にNPO創新夢クラブを設立、活動を始めました。平成27年には北星大学と厚別区が連携してスタートさせた高齢者にも健康的に社会活動に参加してもらう講座「キャンパスタウン厚別」を受講、終了後には同窓会を立ち上げて自ら会長となりました。

 33人の会員の中には豊かな経験と見識を有する人もいることから会員が講師となってスロー・エアロビックやパークゴルフ、自然と親しむ野外活動などを指導する出前講座を企画しました。坂口さんは、6月20日午前中に同区内の老人クラブに出向き、初めて医事漫談で一世を風靡した芸人を真似た白衣姿で「アンチエイジング健康法」を語りました。

 その後夜には厚別区のRADIOT×TFMドラマシティ(77・6MHz)の「厚別ひと物語~街・夢・思い」に出演、鳥本局長の進行でインタビューに臨みました。坂口さんは、初めての管理者(庶務会計課長)として赴任した富良野郵便局で、一日局長に脚本家の倉本聰さんを招いた思い出話から昨年エイジレス・ライフ実践者として内閣府特命担当大臣章を受賞した話を交え、高齢化社会での現在の活動の様子などを話しました。

 「厚別ひと物語~街・夢・思い」は、7年目を迎えた同ラジオの長寿番組で毎週木曜日午後8時から鳥本局長が多士済々なゲストを迎えて1時間にわたって話しを聞きます。鳥本局長は「街への思い、夢を語ってもらい、それぞれのドラマをクローズアップする」を番組のコンセプトにトークを進めている、と言います。

 放送の中で自身も定年退職を意識するようになったと言う鳥本さんは、冒頭、坂口さんに「事前に退職後の生活設計は考えていたのですか?」と尋ねました。これに対し坂口さんは、40年間の勤務で13回もの転勤を繰り返し、公務員として郵便局員として堅苦しい仕事人生を送ったので「辞めた後は世のため社会のため何かしたいと思っていました」と当時を振り返りました。

 キャンパスタウン厚別の受講生として北星大学に出入りし、学生食堂で若い人たちと一緒に食事をして話し、図書館を利用するうち「若者に刺激受ける一方、超高齢化社会での自分の役割を考えました」と語ります。そこで受講仲間と「健康で元気な高齢者が地域で暮らし続けるための活動」を目指し、同窓会組織を立ち上げた経緯に触れました。

 最後に鳥本局長が「今後の夢を」と聞いたところ、坂口さんは「キャンパスタウン厚別同総会の目玉企画としてこのほど厚別区厚別中央4条5丁目のマンション一室に新札幌地場サロンを開設しました」と紹介しました。坂口さんは「家に閉じこもりがちな方々に集まってもらい、お茶を飲みながら好きに時間を過ごしてもらいます。パソコンやスマホ教室、麻雀、おしゃれ、エアロビクスなど得意とする同窓会会員が親切に指導します。地場とは書きますが、ジーさん、バーさんの意味も含んでいるのです。希望の方は☎090-9517-8566(担当オゼキ)に連絡いただけたら、迎えに行きます」と呼びかけました。


 
放送後の記念写真に納まる坂口さん(左)と鳥本局長


今夏も逓信従業員慰霊碑清掃

2019年08月05日 14時27分48秒 | その他
今夏も8月5日に札幌・円山公園の逓信従業員殉職碑を清掃
郵雪会札幌南支部の5人が協力、炎天下に汗流す




 通信文化協会北海道地方本部(松川俊光本部長)では、毎年夏に札幌市中央区の円山公園内にある逓信従業員慰霊碑の清掃を行っています。今年も8月5日に北海道郵政退職者の会・郵雪会札幌南支部の会員5人が駆けつけ、炎天下で作業に汗を流しました。参加者たちは、石碑の汚れを濡れタオルで落とすなどした後、花束を捧げて黙祷していました。

 逓信従業員殉職碑は、北海道地方郵便局長会の前身組織が道内の郵政関係者などに協力を呼びかけて浄財を募り、昭和5年(1930年)に建立しています。現時点で業務中や戦争で亡くなった701柱が納められており、毎年郵政記念日前に日本郵便㈱北海道支社が献花式を行い、先人や社員を慰霊しています。通信文化協会北海道地方本部も、お盆を控えたこの時期にOB会員の協力で清掃を実施しています。

 この日は依頼を受けた郵雪会札幌南支部から上原勇支部長(元札幌白石郵便局長)や安藤賢一副支部長(元札幌中央郵便局長)、宍戸守幹事(元長万部支店長)、河西憲二副支部長(元釧路支店長)、津久井好雄幹事(元岩見沢支店長)が参加しました。全員で慰霊碑周辺のごみを拾い集め、台座を掃き清め、石碑を拭いてきれいにし、用意された花束を供えて業務中などに道半ばにして亡くなった先人たちに深々と黙祷を捧げていました。




 
慰霊碑の清掃を汗を流す郵雪会札幌南支部メンバー

掃後碑前に花束を供える参加者たち

記念写真に納まる参加者たち=右から津久井さん、宍戸さん、上原さん、河西さん、安藤さん


北海道地方郵便局長会と通信文化協会北海道地方本部が懇談会

2019年08月02日 16時26分31秒 | その他
北海道地方郵便局長会との懇談会開催
松川本部長が支援・協力を要請



 通信文化協会北海道地方本部は8月1日、ニューオータニイン札幌で北海道地方郵便局長会との懇談会を開催、道内20人の地区会長に会員増強の支援、協力をお願いしました。今年度は早くからの取り組みで新規会員加入が順調に推移しており、和やかな雰囲気の中で意見を交換し、連携強化を確認していました。

 志子田正則事務局長の司会でスタート、松川俊光本部長は「この7月から北海道地方本部長に就任しましたが、新規加入は全地区のほとんどで僭越ながら示させていただいている期待数を達成しており、みなさまのご支援、ご協力に感謝しています。今年度も早期の取り組みでエリアマネジメント全体の期待数142人のうち7月末で112人をクリア、達成率79㌫となっています。重ねて御礼を申し上げるとともに更なるバックアップを」と語り、乾杯の音頭を取りました。

 金濱誠副本部長を含む北海道地方本部出席者が、各地区会長の席を回って地域事情や通信文化協会への要望などを巡って意見を交わしました。盛り上がりを見せた席を佐々木靖会長(手稲駅前郵便局長)が「通信文化協会への応援は、わが組織も一体となってやるべき重要課題と認識しています。連日の熱帯夜や朝からの会議で各会長も若干疲労はあるが、この席で元気をつけてもらいました」と笑顔で締めくくりました。




 
道内20の地区連絡会長が顔をそろえた懇談会

会員増強協力に感謝のあいさつをする松川本部長

力強い支援のあいさつで締めくくる佐々木会長


岡野裕基金記念文化講演会開催

2019年08月01日 15時11分22秒 | その他
「凸版印刷の事業紹介と日本郵便とのコラボレーション」テーマに
通信文化協会の岡野裕基金記念講演会を開催

                          


 公益財団法人通信文化協会の岡野裕基金記念講演会が7月30日、日本郵政グループ札幌ビル(中央区北2条西4丁目)の2階講堂で開かれ、凸版印刷株式会社の2人が自社事業と日本郵便とのコラボレーションなどについて語りました。会場にはグループ4社をはじめ札幌市内などの郵便局から130人余りの社員が詰めかけ、今後予定されている札幌市プレミアム商品券事業などの話に耳を傾けていました。

 最初に同社北海道事業部ビジネスイノベーション本部イノベーション推進第2部の石橋淳一部長が「共創を目指して~ビジネス・イノベーション」をテーマに、官公庁や民間企業とのアライアンス(提携して共同で行う事業)に取り組んで入るスタッフの考え方を身近な例で紹介しました。入社3年目からJP担当として絵入りはがきや記念切手、郵便車のラッピング、エコはがきを手がけ、民営化時には郵便局の看板などのサイン関係の仕事に携わってきたなどの経緯を振り返っていました。

 次に同社は現在、①健康・ライフサイエンス②都市空間・モビリティ③教育・文化交流④エネルギー・食料資源という4つの成長領域に5つの事業系(創造コミュニケーション、情報マネジメント、生活・産業資材、機能性材料、電子デバイス)を設定し、地方創生の課題解決とAI活用に取り組んでいる、と最新ビジネスモデルを挙げました。

 しかし、会社単独では実現不可能なため官公庁や民間企業との共創を目指しており、日本郵便㈱北海道支社とは4年前に行い、今年も10月1日から始まる札幌市のプレミアム商品券事業を実施している、として事業概要を説明しました。この事業の中で日本郵便㈱は商品券の販売、引換券の発送、商品券の保管・管理・発送を担当し、220万冊(総額110億円)のうち80万冊を札幌市内227局の郵便局で販売することになっている、としました。さらに同社は広報も担当しており、各局に制作した告知ポスターを提供、日本最大級のWEBチラシサービス「Shufoo!」にも掲載を予定している、と語りました。

 前回(2015年)は、初めての取り組みとあって札幌市も方法論を巡って混乱していたが、同社が「公共性があって店舗数が多いのは郵便局」との考えで企画を持ち込み、日本郵便㈱北海道支社の社内調整を経て実現した、と言います。そのベースが今回につながり、夜間と土日の対応は株式会社ラルズの経営するアークスグループと協力するとし「アライアンスで仕事の枠を広げ、各社の有益な点を持ち寄って新しいビジネスを創出することが大事」と強調しました。

 続いて同社情報コミュニケーション事業本部トッパンアイデアセンター東日本TCI部の横山克巳課長が、大蔵省印刷局の関係者が1900年に創業した会社の歩み、その後に印刷物の減少、デジタルの拡がりを受けて印刷テクノロジーをベースにした社会的価値創造企業への挑戦に踏み出した企業方針を説明しました。

 動画を使いながら紙からデジタルによって最適な形で情報を提供する情報コミュニケーションとして、スマートフォンアプリや電子チラシサービス、観光立国や地方創生、地域活性化を目指すICT(情報通信技術)の「旅道(TABIDOU)」の3つを挙げました。このほか生活・産業面では、札幌市内の菓子メーカーにも個包装用に使われている透明蒸着フィルム、電子レンジの調理に最適なパッケージ用素材、紙から金属やガラス等への印刷技術転用で可能になった半導体フォトマスクなども取り上げました。観光立国支援では、北海道初の日本遺産認定を受けた桧山管内江差町からニシン漁で栄えた時代を再現するバーチャルリアリティー(VR)コンテンツ制作、ストリートミュージアム展開事例を熱心に語っていました。

 最後に郵便局ネットワークとの連携で商品販売促進(モニタ調査、サンプリングなど)支援事業、「みまもり訪問サービス」契約者を対象にした健康増進事業、郵便局スペースを活用したデジタルプリントサービス、防災拠点としての機能充実、郵便局丸ごとの広告戦略、ネーミングライツ販売を列挙し「ぜひコラボレーションしていきたい」と訴えました。



 
最新印刷事業や郵便局との連携をテーマにした講演会

講師の石橋部長

講師の横山課長