絵手紙で交流20年の歩みを振り返る
札幌中央郵便局で記念展
札幌市と静岡県富士市の女性2人が交わした「絵手紙交流二十周年記念二人展」が、六月17日から札幌中央郵便局(酢谷宏明局長)のお客さまロビーで始まりました。やり取りした絵手紙200点以上の中から厳選した90点は、大胆なタッチの絵と心に響く一言でつづられ、来局者の目を楽しませています。
札幌市北区在住の土屋シズエさんは、絵手紙教室で指導を受けていた20年前、パソコンで交流を呼びかけたところ富士市の坪井美好さんが応じてくれたといいます。以来毎月1、2度、季節にちなんだ絵と言葉を添えたはがきを送り続けたそうです。土屋さんは「送る喜びが貰う喜び、そして励みとなり、長い年月を重ねてきました」と振り返ります。
同郵便局では、坪井さんとの交流10周年記念展を開いたこともあり、今回その後の絵手紙を集めて展示しています。展示された土屋さんが受け取った坪井さんからの46点、坪井さんから送り返してもらった土屋さんの44点は、2人がやり取りした全ての絵手紙を介して育まれた2人の交流の歩みを伝ています。
土屋さんが坪井さんに会ったのは、念願の河津桜を見に行った9年前、沼津市での一度きり、と言います。最近は新聞紙のカラーページを使ってカラフルな貼り絵にも挑戦、クリスマスカードや年賀状など16点を送り、坪井さんに好評だった、と笑顔も見せていました。
同記念二展は今月28日まで。
20年の交流の足跡を紹介する絵手紙展
思いを語る土屋さん