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第47回おけと人間ばんば大会

2024年07月10日 15時15分45秒 | 写真
炎天下で熱戦を繰り広げた「おけと人間ばんば大会」

 馬の代わりに人間が丸太を積んだ鉄そりを引いて競う「おけと人間ばんば大会」が6月30日、置戸町の特設会場で開かれました。町内外から力自慢のチームが参加、真夏日となる暑さの中、手に汗握る熱戦に詰めかけた観客から大きな歓声が沸いていました。

 人間ばんばには、5人引きと7人引きの部があり、ともに高さ1・2㍍の障害が2か所設けられた全長80㍍の直線コースで順位を争います。予選は300㌔、決勝では500㌔の重量設定となり、優勝チームには5人引きに50万円、7人引きには30万円の賞金が贈られます。

 47回目の今回は、町内のほか北見市や帯広市、千歳市などから5人引き、7人引きにそれぞれ15チームが参加、北見市の「レイワホースワン」が両部門を制しました。大会ハイライトの5人引きでは、一時トップに立った地元の「秋田誉」が第2障害で「レイワホースマン」に追いつかれ、ゴール直前までデットヒートを繰り広げ、会場を湧かせました。

 昨年から150㌔の丸太1本を3人で引くレースが新設され、一般のほか小学生の部、中学・高校生の部も行われました。炎天下で汗まみれとなって懸命にそりを引く児童、生徒の奮闘に大きな声援がおくられていました。

 林業で栄えた同町では、かつて馬がそりで丸太を運搬していたことから、その伝統を後世に残そうと商工会青年部の若者たちの呼びかけで同大会が始まりました。1987年に地域文化発展に貢献しているとしてサントリー地域文化賞を受賞、通信文化協会北海道地方本部では2010年から協賛メンバーとなっています。
 
80㍍先のゴールを目指してスタートを切る5人引きレース

5人引き決勝で一時トップに立った地元チームの「アキタホマレ」

7人引き決勝で最後の障害を越える優勝チーム「レイワホースワン」


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