オリジナルフレーム切手「釧路~白糠開通120周年 根室本線を走るキハ40・キハ283」を販売
7月20日に釧路市役所などで贈呈式
根室本線の釧路―白糠開通記念にちなんで日本郵便㈱北海道支社(及川裕之支社長)は、7月20日からオリジナルフレーム切手「釧路~白糠開通120周年 根室本線を走るキハ40・キハ283」を販売しています。これを受け釧路地区連絡会統括局長の佐藤太一釧路東郵便局長たちが、販売初日に釧路市役所と白糠町役場、JR北海道釧路支社で切手の贈呈式を行いました。
釧路―白糠間は、北海道官設鉄道釧路線(釧路―旭川)の一部として明治34年(1901年)7月20日に開通、その後釧路線は根室まで延伸して現在の根室本線となっています。同本線では、オレンジ色の車体で知られるキハ40系気動車が普通列車として運行、コバルトブルーの塗装が特徴のキハ283系気動車が平成8年(1996年)から特急「おおぞら」として走行しています。
フレーム切手は、釧路市内の鉄道愛好家から写真の提供を受け、キハ40系とキハ283系の2車両各5点から成り、84円切手10枚で1シート1400円(税込み)で、シート販売となっています。釧路市や釧路町、標茶町、弟子屈町、白糠町、厚岸町、浜中町、鶴居村の郵便局のほか道内84局で販売しています。
佐藤統括局長は、同地区連絡会副統括局長の石栗征剛標茶郵便局長、同地区連絡会釧路西部会郵便・物販担当副部会長の藏本博幸白糠郵便局長と一緒に3か所を訪れ、台紙入りのオリジナルフレーム切手を贈りました。席上、佐藤局長は「全国にファンの多い鉄道をモチーフとしたフレーム切手を道東のPRに活用して地域が発展されることを願うとともに、小型印と入場券のコラボレーションなどJR北海道、地方公共団体、郵便局が互いにできることを考えて地域活性化で力を合わせていきたい」と力説しました。
これに対し蛯名大也釧路市長は「根室本線の歴史に見られるように各駅を中心に市街地ができ、大勢の人が利用してにぎわいました。フレーム切手の企画の積み重ねが釧路の地方創生につながっていることに感謝します」と謝意を伝えました。
棚野孝夫白糠町長は「根室本線は札幌からの延伸ではなく、釧路側から伸びたもので、いかに道東が重要な地点であったかが分かります。ともに切手を通して歴史を振り返り、現代から未来の世代、地域につなげていきたいですね」と語っていました。
また、JR北海道釧路支社の山田浩司支社長は「フレーム切手と魅力あるたくさんの小型印を作成していただき感謝します。台紙も素晴らしく、全国の鉄道ファンが集めたくなるものです。JR北海道にも『北の大地の入場券』があり、収集されている方がおりますので、ぜひ、各郵便局や各駅を楽しみながら全国から道東へ来ていただきたい」と訴えていました。
オリジナルフレーム切手を手に蛯名市長(右)と佐藤統括局長=釧路市役所で
棚野町長(右)と記念写真に収まる佐藤統括局長=白糠町役場で
フレーム切手や小型印スタンプを手に山田支社長(右)と佐藤統括局長=JR北海道釧路支社で