キッズインターナショナルスクール日記

愛知県長久手市のキッズインターナショナルスクールから、保育の様子や子育て情報を発信していきます。

富士山

2014年02月21日 | 園長の雑感
2月23日は富士山の日。2013年6月にユネスコの世界文化遺産に登録されて、その中の多くの構成遺産を有する静岡県と山梨県が共同で2月23日を「富士山の日」として制定したそうです。構成遺産の中には、富士五湖、富士講遺跡、白糸の滝、浅間大社、三保の松原など多くの場所が含まれています。

今年は私も何人かのスタッフと一緒に浅間大社に初詣に行って来ました。当日は天気が良く、間近から富士山を山頂まで拝み見ることができました。その時点では山頂の雪が少なめで、冬に典型的な雪の帽子をかぶった富士山というよりは、雪の白い線が細く入った浮世絵の富士山のようでした。ちょうど名古屋ボストン美術館で開催されている葛飾北斎の浮世絵展で「富嶽三十六景」の一部である浮世絵を見てきたばかりでしたから、凱風快晴の雪のようだと思いました。

葛飾北斎や歌川広重などの浮世絵は、ゴッホやモネなどの印象派の画家に影響を与えたことが有名ですが、日本には世界に誇れる美しい自然や芸術、建築物がたくさんあります。子どもたちにはたくさん日本の自然や文化に触れる機会を持ってもらって、その良さを誇れる日本人になってもらいたいと思います。いろいろな国の人や文化に触れる機会のあるKISの子どもたちですから「世界」を知り、それによって「日本」の良さも知ることができる大人に育ってほしいと願っています。琴と篠笛のコンサートの時のブログにも書きましたが、英語を話せても話す中身が薄っぺらでは寂しいので、できるだけ豊かな経験をたくさんして、それを自分の言葉で語れるようにしていきたいですね。

ところで、バスガイドさんのお話で、富士山は山梨県と静岡県をまたいでいますが、山頂はどちらの県に属するでしょうか、というクイズがありました。富士山頂には浅間大社の奥宮があり、浅間大社の土地とされているそうです。そのため、本宮のある静岡県と考えられるのではないか、という話でした。なるほど・・・やはり足を使って出かけていくと知識は増えるものだなぁ、と思ったのでした。

雪・・・そして雨

2014年02月14日 | KISの風景
今日は明け方から雪。子どもたちの登園が始まる頃には5センチほど積もっていたでしょうか。先週も雪が降りましたが、残念ながら土曜日でした。ウィークデイに雪が降ってくれるのを待ち望んでいたので、「やったー!」という感じで、朝からウキウキしてしまいました。

スキー用の手袋とジャケットを用意して遊ぶ気満々だったのですが、午前中は入園説明会。午後の外遊びグループに参加しようと張り切っていたら、な、なんと雨が降り出してしまいました。公園でソリ滑りをする予定だった4歳クラスも泣く泣くあきらめざるをえませんでした。あんなにきれいに雪が積もっていたのに、雪で遊べたのは3歳と6歳のみ。がっかりした気持ちを追いやるために、4歳と5歳クラスは一緒に歌を歌ったり、バレンタインのお話を聞いたりして楽しみました。午前中に作った雪だるまが、シャーベット状になった雪とどろんこの園庭で寂しそうにしていました。

雪や冷たい雨が降る日でしたが、バレンタインで、"I love you!"が行き交う心が温まる日でもありました。手紙を書くのに一生懸命な5歳は、"Happy Valentine's Day"のカードやお手紙を書いて配っていましたし、ハグを先生たちにしてくれる子やメッセージを伝えてくれる子もいました。そして各クラスでは、保護者の方たちに子どもたちから渡すプレゼントを今週は作っていました。大好きなお父さんやお母さんにプレゼントを渡して、"I love you!"が言えたかな。


節分

2014年02月07日 | イベント
今年も2月3日に節分の豆まきを行ないました。3歳クラスと4歳クラスは午前中に一緒に鬼に豆をまき、5歳クラスと6歳クラスが一緒に午後豆をまきました。

鬼のお面をつけた担任に豆をまく練習をしていたおかげで、赤鬼がやって来ても3歳クラスと4歳クラスの子どもたちの中にもほとんど泣く子はいませんでした。勇敢に豆を握って向かってくる子どもたちに鬼もたじたじでした。

豆まきに備えて、各クラスは豆を入れる容器製作を工作活動として前週に組み入れていました。3歳クラスは紙コップに切り紙をした鬼の顔を貼り、4歳クラスも牛乳パックに鬼の顔を貼りました。5歳と6歳は一緒に大きな紙を折り三方を作って、三つ編みの取っ手をつけました。たくさんの豆をそれぞれの容器に入れてもらって、赤鬼に思い切り投げつけました。たくさん園庭に散らばった豆を5歳と6歳の子どもたちは拾って、後片付けまでしてくれました。

教室に帰ってから、それぞれの年の数だけ豆を食べ、春の訪れをお祝いしました。日本の子どもたちは「もっとほしい!」と年の数だけでは不満そうでした。教師たちは「こんなにたくさん食べられない・・・」と思っているのにね。

春の訪れをお祝いした後に寒波が到来しました。明日は雪の予報です。立春の後の寒さを「余寒」と言うそうですが、子どもたちが体調を崩さないことを祈っています。